複雑な人間関係を、心理学を駆使して生き抜く!
複雑な人間関係を上手に渡り歩くために、重宝されている心理学。巷には、心理学を応用した触れ込みの情報がたくさんあります。そこで今回は「転職・営業・交渉」に絞って、これだけは最低限覚えておいて欲しい心理術を集めてみました。
超簡単で即活用できる簡単なものばかりを集めてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
超簡単!即戦力!知った瞬間使える心理術
単純接触効果

転職活動中や転職後、新しい営業先など、全く新しく出会う人といち早く仲良くなるのにはどうしたらいいのでしょうか。認知心理学では、何かしらの対象物と繰り返し接することで警戒心が好感度が増すと言われています。
これを「単純接触効果」と言います。手っ取り早く人に好かれるためにはまず、その対象の人に何度も何度も顔を見せることが効果的です。つまり、会って顔を見せることで相手の警戒心を解いて好感度を上げるということですね。
また、これは自分にも言えることです。何度もその人と顔を合わせれば自ずと好意を持ちます。一般に心理学では、自分に好意を持ってくれた人に対して嫌いになりにくいと言われてます。好きになってもらうにはまず自分から、ということです。
宣言効果

面接官に対してアピールしたいときや上司に意見を通したいときは、自分の意志や気持ちを正直にぶつけてみましょう。心理学では、周囲に自分の言い分や目標などを宣言することで成功率を上げることができると言われています。
この効果を「宣言効果」と言います。周囲に宣言をすることで、失敗はできないと自分に暗示をかけてモチベーションを上げることができます。また、何度も宣言することで自分の潜在意識に暗示をかけることもできるので、より一層成功するために努力します。
さらに、宣言された相手も自信満々に宣言をされると意外にも納得させられることが多いのです。なんでもかんでも宣言するのは自分の首を絞めかねないので危険ですが、ここ一番の勝負のときに使ってみましょう。
ミラーリング

よく、長年連れ添った夫婦やカップルや長い付き合いの友人など、どことなく似てくると言いますよね。顔の表情や雰囲気、考え方や価値観、口調に行動などよく観察すると共通点が多いものです。心理学ではこれを「ミラーリング」と呼びます。
そしてミラーリングはビジネスにも応用することができます。コップを持ち替えたら自分も持ち替えるといったように、話しているときに相手が起こした行動を真似するだけでいいのです。
しかし、あまりにあからさまに真似しすぎると相手の気分を害する場合もあるので気をつけましょう。時間差をおいて真似をすると不自然にならないのでオススメです。
返報性の原理

人間は何かしてもらうとそれと同等のことを返したくなる生き物です。それを「返報性の原理」と言いますが、その習性をうまく使っているのが無料サンプルやサービス精神旺盛なお店などです。小さなサービスをコツコツとすることでその”お返し”として商品を購入してしまうということです。
当然これは人間関係、特に交渉ごとのときには力を発揮します。日頃からお世話になっていたり何かサービスをしておくと、ここ一番でその恩を返してくれるのです。少々計算高いように思われますが、上司や取引先には日頃から恩を売っておいて損はないでしょう。
ハロー効果

有名人や専門家の意見など、その情報の信ぴょう性を裏付けるようなものがあるとその情報があたかも確かなように思ってしまうことを「ハロー効果(後光効果)」と言います。
CMできれいな女優さんが使われていたり、ニュース番組で評論家を名乗る人が座っているのもこのハロー効果のためです。
これは当然ビジネスにも応用できます。「有名人の◯◯さんが〜」や「◯◯社の社長の◯◯さんが〜」のように有名で実力のある人の言うことを引き合いに出すと、営業や交渉でも有利に事が運びます。
自己開示

人間は見知らぬ人やあまりよく知らない相手に対して、警戒心を抱きます。そんな相手に対して秘密や悩みといった自分の弱いところをさらけ出すことで、相手に好意を持たせることができます。これを心理学では「自己開示」と言います。
ビジネスシーンではなんでもない自分の悩みをさらけ出すことで、徐々に相手と仲良くなることが期待できます。
秘密の共有

「自己開示」のさらに発展した形が「秘密の共有」です。修学旅行の夜に一晩中友達と話をしてその後以前よりも仲良くなった、という経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか?
このようにお互いの好きな人や秘密を言い合うことで、相手と今まで以上に仲良くなることができます。新入生や新社会人の最初のプログラムに新人研修と称した合宿のようなものを取り入れているのはこの「秘密の共有」を促進するためでもあります。
特に大きなイベントがなくてもこの秘密は割と簡単に作ることができます。飲みに行くでもご飯に行くでもいいし、男性同士なら一緒にキャバクラに行く、でもいいかもしれません。いずれにせよ、小さな秘密から少しずつ共有することが大切です。
