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地雷ワード使ってませんか?
言葉とは恐ろしいもの。誰しもこんな経験ないでしょうか。気を効かせて気遣いの言葉をかけたのに、逆に相手から不快に思われたこと。自分ではそんなつもりもなかったのに悲しいですよね。
当記事では、私たちが無意識のうちに話し相手に不快感を与える可能性がある地雷ワードを7つご紹介します。この地雷ワードを把握しておくことで、相手を不快にさせる地雷を踏んでしまわないようにしましょう。『無意識に使ってない?あなたの影響力を下げている言葉に注意』と合わせてお読みください。
1.「すみません」
「すみません」の代わりに「ありがとう」と言いましょう。
「すみません」が口癖になっていませんか?もちろん謝罪する際には「すみません」を使う必要があります。しかし、「すみません」を使いすぎると不必要にへりくだる頼りない人だという印象を与えてしまいます。場合に合わせて「すみません」の代わりに「ありがとう」を使うように心がけましょう。
筆者の在日外国人の知人いわく「すみません」はすごく困惑する言葉のひとつだそうです。なぜなら「すみません」があまりにもいろんな意味で使われているから。
彼ら外国人からすると、自分が迷惑をかけた時「すみません」と言うのは理解できるけど、誰かから何かを手伝ってもらった時に「すみません」と言う意味がよく分からないとのことです。
たとえば電車で席を譲ってもらった時にも、「すみません」と言う。この場合、「ありがとうございます」といった方が言われた側からすると気持ちが良いものです。
誰かに何かを手伝ってもらったときは「すみません」の代わりに「ありがとう」と感謝の言葉を出すようにしましょう。言われた側は「すみません」よりも気持ち良いはずです。
2.「お疲れだね」
「お疲れだね」の代わりに「調子はどう?」と言いましょう。「お疲れだね」と気遣いのつもりで言ったとしても、聞き手によっては「疲れてないんだけど、私って疲れてる風に見えるのかな?」と思われる可能性があります。
最悪の場合はちょっと失礼な奴と想定外に不快感を与えてしまう可能性すらあります。気遣いでかけた言葉がそんな風に受け取られるなんて悲しいですよね。以前の会社の上司で、「お疲れさまです」と言われると必ず「疲れてねーよ!」と怒る人がいて、最終的にその職場では、だれも「お疲れさまです」と言わなくなりました。
そこで「お疲れだね」ではなく、「調子はどう?」「仕事は順調?」というようにシーンに合わせて疑問形のフレーズをなげかけると良いです。相手に気遣いのできる人と好印象を与えることができます。
3.「いっつも○○してるよね」
「いっつも○○してるよね」の代わりに「よく○○してるように見える」と言いましょう。ちょっとしたニュアンスの違いに思えますが、大きな解釈の違いをもたらします。
「いっつも○○してるよね」と言われた側は自分の行動をまるで断定されたような気分になって「いつもじゃないし、なんでそんなことを言われないといけないの?私の何を知ってるの?」と反発感情を持ちかねません。
「いっつも○○してるよね」と断定するのは避け、「よく○○してるように見えるよ」と言う方が無難です。極端な例ではありますが、「いっつも舌打ちしてるよね」より「よく舌打ちしてるように見えるよ」の方がキツくないですよね。どうしても忠言しなければならない場合に使えます。
4.「参考になります」
「参考になります」の代わりに「ありがとうございます、勉強になります」と言いましょう。上司や目の上の人からアドバイスを受けた際、ついつい言っててしまいがちなのが「参考になります」というフレーズ。
人によっては自分のアドバイスを軽く受け流されたと感じる人もいるかもしれません。そのため「ありがとうございます、勉強になります」と言いましょう。
5.「○○してください」
「○○してください」の代わりに「○○していただけませんか?」と言いましょう。私たちが何気なく言っているのが「○○してください」です。しかし、この言葉を言われた側は威圧的な印象を持ちます。
目上の上司やクライアントはもちろん、仕事を発注する相手に対しても「○○してください」というのは避けた方が無難でしょう。「○○してください」を「○○していただけますか?」というように疑問形に言い換えると良いです。
6.「前に話したけど」

「前に話したけど」の代わりに「○○の件だけど」と言いましょう。これ何気なく使ってしまいがちです。しかし、この言葉はその言外の意味を持っています。「前に話したけど」≒「前に話したのに忘れたの?」という意味で解釈されがちな厄介なフレーズなのです。
聞き手によっては不快に思われかねません。「○○の件だけど」と具体的に言いましょう。
7.「なんでもいいよ」
「なんでもいいよ」の代わりに「私としては○○が□□の理由でいい」と言いましょう。意見を求められた際に、その場を円満にするためについつい「なんでもいいよ」と言ってしまいがちです。しかし、この答え方は質問に真摯に答えていないと思われる可能性があります。
そこで「私としては○○が□□の理由でいい」と自分の意見を述べるようにしましょう。これは質問してきた人に対する礼儀でもあります。
相手の立場に立つ
地雷ワードを7つご紹介しましたが、会話で相手を不快にさせる地雷を踏まないように意識したいことは一つ。それは何か言う前には一吸置き、その言葉を自分が言われたらどう感じるのか相手の立場に立って再考することです。
これ当たり前ではありますが、なかなか難しいものです。これを日常的に意識して会話をすると好印象を持たれる好かれやすい人になります。ぜひとも今日から心がけたいことです。分かりやすい説明をするためのポイントは『「分かりやすい説明」のためにやってはいけない5つのこと』をお読みください。
