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人は習慣でできている
人の心は日々の習慣によって形作られていきます。毎日繰り返し行うその行為の中に、悪い物ばかりが混ざっていたら、心も病気にかかったように悪くなってしまう。当たり前のことですよね。
どうにもマイナス思考で、ネガティブな性格が抜けないというあなた。日々の生活や仕事の中の悪い習慣に気付いていますか?あなたのネガティブな一面は、生まれつきではなく、それらの習慣によって作られているのです。
私たちが日常的に行ってしまう「マイナス思考をつくる7つの習慣」を知っておけば、仕事中に必要以上にネガティブになることは防げるはずです。
マイナス思考をつくる7つの習慣
1.仕事の合間、ついSNSを見過ぎる
仕事をする間、常にパソコンと向き合っているという方も少なくないと思います。
インターネットが盛んになり、SNSが普及することで情報の量は爆発的に増えました。正しい情報、正しくない情報、嬉しくなる情報、嫌な気持ちになる情報など、私たちは様々な情報にさらされています。触れる情報の量が増えるほどに、私たちは自分に好ましくない情報を受け流す「スルー力」を身につけてきました。しかし、時にはスルーできない情報もあり、誰が流したのかも、正しいのかどうかもわからない情報に私たちの心は影響され、ネガティブになってしまうこともあるのです。
そんな情報を受け付けないためには、インターネットやSNSにどっぷりと浸かりすぎないことが一番です。
ネガティブにならないために、仕事のリフレッシュにはSNSを見るのではなく、散歩をしたり人とおしゃべりをして楽しむようにしましょう。
2.持っていない物のことばかり考える

画像出典: Flickr Comrade Foot
人が不安になる思考の中に、「持っていない物のことばかりを考えること」があります。今ここに無い物のことを延々と考えても、それがそこに現れてくれる訳ではありません。それで気が済むのなら結構ですが、気が晴れるということはほぼ無いでしょう。
お金、経験、人脈、知識。考えるだけではキリが無いので、ただ無いと思うより「どう行動したら手に入るか」というように思考を変えてみましょう。
また、今自分には何があるかをよく考え直すことも重要です。人生にとって一番重要なのは、必ずしもお金や経験だけではありません。家族や友人、恋人など、自分を想ってくれる人というのは何にも代えがたい尊いものです。
持っていないものはどうやったら手に入るか。自分は今何を持っているか。そうして一歩一歩進んでいくことがポジティブな生き方にも繋がります。
3.噂話ばかりをする

休憩時間やちょっとした仕事の合間。仲の良い同僚とする会話といえば、根も葉もない噂話ばかり。もし自分が幸せな人間で、毎日が充実しているのならば、他人のことなんて気にならないはずです。楽しく悪口を言っているつもりでも、自分の口から発せられるネガティブなことばは自分の精神にも影響を及ぼします。
もし噂話が本人の耳に入ったら、良い思いはしないでしょう。人の気分を害してまで自分が楽しむ、というのは、なんとも惨めな気がしませんか。
4.部下や上司を怒る、恨む、愚痴を言う
怒りや恨み、憤りを感じたまま許すことができないのなら、その感情はあなたがプラスへ向かう時の重りとなってしまいます。ことあるごとにその人やその出来事が脳裏に浮かび、イライラしてネガティブになってしまうという方は、考えることをやめましょう。
そして、大切なのは許すこと。その行為が正しいと認める訳ではありません。自分の幸せを妨害されることを防ぐために、許すのです。怒りを持ち続けたまま幸せにはなれません。
愚痴る、悪口を言う、というのも同様です。人の噂や悪口は、会話を盛り上げる常套手段でもあります。しかし、会うたびに他人の陰口を言う人を、人は好むでしょうか。愚痴や悪口を言うくらいなら、解決策を考えてすぐに行動に移しましょう。
前向きな言葉と行動が、人生を明るくしてくれます。
5.重要な選択でも簡単な方を選ぶ

人は困難に直面した時、より簡単な方や、障害が少ない方を選択しようとします。その方が苦しまずに済みますし、一時的な痛みから逃げることができるからです。ネガティブな考えは、「もし、予期せぬつらいことがあったらどうしよう」と予測する防衛反応から出てくるものです。この「逃げグセ」がついてしまうとネガティブな考え方も定着してしまいます。
こう考えてみてください。「長期的な目線で見ると、簡単な方と困難な方、どちらの選択肢が幸せになれるだろうか」と。困難な道であっても、同じ時間を過ごすのならそちらの方がより多くの経験を得ることができるでしょう。
成長することを常に考えている人であれば、すぐに簡単な道を選ぶという安易なことはしないのではないでしょうか。
6.他人に期待をしすぎる

他人に期待をしすぎていませんか。よくある話で、誕生日には、彼女は彼氏が高級ブランドバッグをくれることを期待していましたが、実際にもらったのは普通のバッグで、憤慨した、というものがあります。
これは、期待しすぎた結果です。誕生日を大切な人が覚えていてくれて、プレゼントまでくれた、というだけで十分喜ぶべきことだと思いませんか?
仕事でも同じです。部下に過度な期待を押しつけ、要求以上の仕事をしてこないと腹を立てる。これでは、良いことなんて半永久的に訪れません。期待をせずに待っていれば、部下は想像を遥かに超えた仕事をいつもしてきます。
あとは、感謝の気持ちを忘れずに。少し考え方を変えるだけで、イライラしてばかりの仕事も、楽しい物に変わってくるはずです。
7.オフィスの空気を読みすぎる

画像出典: Flickr rana ossama
空気を読むことは、働く上でとても大切なことです。そんなことは当たり前のこと。
しかし、空気を読みすぎて引き起こされる不幸もあります。自分は立場が低いから意見を言えない。常に上司の顔色を伺いながら仕事をしなくてはいけない。昨日失敗してしまったから、今日は誰とも話さず大人しくしていよう。
周りを気にしすぎて窮屈に生きるなんて、馬鹿馬鹿しいことです。大勢の中にいても自分を見失わなければ、何があっても自分の力で立っていることができます。堂々としていましょう。
ネガティブフィルターを取り払って幸せな人生を
一歩引いて見てみると、何も心配いらないということが容易に分かるのに、ネガティブなことばかりを心の中で大きくしてしまう。そんな仕組みが私たちの中にはあります。
何故か、小さい時にした嬉しいことより、失敗したことの方が鮮明に記憶に残っている、という方も多いのではないでしょうか。夜寝る前につらいことばかりを延々と考えて眠れない、というのもこれが要因です。
ネガティブなことを大きくする習慣は今すぐやめて、毎日を明るく過ごす新たな習慣を徐々に取り入れていきましょう。日々が見違えて、変わりばえのしない毎日が面白くなってくるはずです。
[文・編集] サムライト編集部