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まだ東京で転職活動してるの?
東京にはたくさんの企業があり、そしてたくさんの人材が集まります。だからこそ転職活動でも「数打ちゃ当たる」戦法が通用するわけです。しかしもうそんな手当たり次第の転職活動はやめませんか?
ここでは「いまアツい」地方の面白い企業を10社紹介しています。モノを作る企業から、コトを作る企業まで、実に様々な10社が出揃いました。こういった「面白い!」と思える企業にピンポイントにアプローチをかけて、充実した転職活動にしませんか?きっとその方が人生も面白くなるはずです。
「いまアツい」地方の面白い企業10社
1. 山形県鶴岡市 「Spiber株式会社」

画像出典:https://www.spiber.jp/
強度は鉄鋼の4倍、伸縮性はナイロン以上、耐熱性は300℃以上、その名も「QMONOS(R)」。このクモの糸の特性を生かした新素材を開発したのが、山形県鶴岡市に拠点を置く慶応義塾大学先端生命科学研究所発のベンチャー企業「スパイバー株式会社」です。米軍やNASAも開発を試みて頓挫したという人工クモの糸。タンパク質でできているため、環境にも優しいのも魅力の1つです。自動車、飛行機、電子機器、手術用の縫合糸に人工血管と、使用用途は無限大。
2. 宮城県亘理郡「株式会社GRA」

画像出典:http://www.gra-inc.jp/
24歳で東京でITベンチャーを経営していた岩佐大輝氏が、東日本大震災を機に創業した農業生産法人。イチゴの生産にITのノウハウを導入し、経験則で作られてきたイチゴを「温度」「湿度」「日射量」などに基づいた環境制御で生産、「MIGAKI-ICHIGO」というブランドイチゴに育て上げています。
また同社は「10年100社10,000人の雇用機会を創出します」というスローガンを掲げ、「地域社会に持続可能な繁栄をもたらすこと」を使命としています。
3. 愛媛県今治市「田中産業株式会社」

画像出典:http://www.goldpearl.co.jp/
「ユニクロ」のロゴデザインなどで知られるクリエイティブ・ディレクター佐藤可士和氏がブランディングを手がけたのが「今治タオル」。その名前はもはや全国区です。
この「今治タオル」メーカーの1つが80年以上の歴史を持つ老舗タオルメーカー・田中産業株式会社。「マイフェアベビー」や「ダイアログ・イン・ザ・ダーク・タオル」など、ミキハウス社と提携するなど、新しいことに果敢に挑戦する企業です。
4. 島根県海士町「株式会社巡の環」

画像出典:http://www.megurinowa.jp/
「人と人」「人と自然環境」「地域に根付いた暮らし」「先人の知恵」。巡の環(めぐりのわ)社はそんな都会では出会えないモノ・コトに価値を見出し、島の内外に伝えていくサービスを展開しています。教育事業の柱として掲げるのは「都市農村関係学ゼミ」。
参加者と共に2週間に1度インターネット会議を開くなどして、「都市と農村のこれからの関わり方」を模索する事業です。新しい働き方を考えたい人には、これ以上ない企業の1つでしょう。
5. 宮崎県宮崎市「株式会社アラタナ」

画像出典:http://www.aratana.jp/
ネットショップの立ち上げから運営の効率化までをワンストップでサポートする事業を展開するのが株式会社アラタナです。レバレッジコンサルティング社のトップを務める本田直之氏の著書『脱東京 仕事と遊びの垣根をなくす、あたらしい移住』の中でも取り上げられています。
企業理念は「宮崎に1,000人の雇用を作る」。長期的に見れば企業の一極集中は日本の衰退を招いているのではないか?そんな問題意識から地方での雇用拡大へのこだわりを持っているのだとか。
6. 北海道帯広市「株式会社ファームノート」

画像出典:http://farmnote.jp/
「スマート農業ソリューション」を提供する北海道のITベンチャー。TPPをきっかけに北海道の農業について危機意識を持った代表の小林晋也氏は、当時ソフトウェア企業を経営していた自分にできることはないかと考え、株式会社ファームノートを創業したのだとか。
主幹事業の「Farmnote」は、スマートフォンで利用するクラウド型牛群管理システムです。IoTならぬIoA(Internet of Animals)を目指し、センシング技術の開発や人工知能活用にも積極的です。
7. 岐阜県大垣市「GOCCO.」

画像出典:http://www.gocco.co.jp/
スマートフォンやタブレットの液晶に独自開発の特殊インクを使用した印刷物を触れさせるだけで、アプリやウェブの任意の情報コンテンツがよびだせる「PITシステム」。デジタルファブリケーション機器を使ったプロダクト制作のサポートを行う「SOUP」という事業など、「へえ〜!」と思わず声の出る事業展開が面白い「GOCCO.」。
「超電波砲スーパーDX弐号機」などの遊び心満載のパフォーマンスも魅力的です。キャッチコピーは「楽しさぞくぞく開発中」。
8. 熊本県熊本市「ライフスタイルアクセント株式会社」

画像出典:http://www.lifestyleaccent.co.jp/
日本初ファクトリーブランド専門ECサイト「ファクトリエ」を立ち上げたのがこちらの企業です。日本全国にある世界ブランドからも注目されるアパレル工場。
これらの存続に危機感を覚えた山田敏夫社長は、工場と消費者をつなげようと、「ファクトリエ」を考案したのだとか。日本のアパレル業界の現状に疑問を持っている人には是非ともオススメしたい企業の1つです。まずはファクトリエのホームページを覗いてみてはどうでしょうか。
9. 福岡県福岡市「ヌーラボ」

画像出典:https://nulab-inc.com/ja/
「コラボレーションを追求する職人集団」、それがヌーラボの肩書きです。「チームで働くすべての人に」がコンセプト。
nanapi社やオムロン社も採用するプロジェクト管理ツール「Backlog」、チームでの図の作成・編集・共有ができるオンラインドローイングツール「Cacoo(カクー)」などのサービスを提供しています。福岡に本拠を置きながら、ニューヨークやシンガポール、台湾、インドネシアと世界にも進出しているグローバル企業です。
10. 山形県寒河江市「佐藤繊維株式会社」

画像出典:http://satoseni.com/
シャネルやニナリッチなどの世界ブランドに「糸」を提供する佐藤繊維株式会社。同社は昭和7年に紡績業を始めた老舗の糸メーカーですが、糸自体を「主役」に見立てたオリジナル糸ブランド「アクセサリーヤーン MASAKI」をはじめ、新しい挑戦にも積極的な企業です。
佐藤正樹社長曰く、「これをつくらせたら世界一、誰にも負けないものを自分達のデザインとしてつくっています」。
地方へ飛び出せ!
世界レベルで評価を受けるシステム開発をしている企業もあれば、地域の問題に特化したコミュニティ作りに取り組む企業も、モノづくり大国日本を体現するプロダクトで勝負している企業もあります。
ここで紹介したのは全国に数多あるそういった面白くてアツい企業のほんの一部です。探せば「そうそう!それがやりたかったんだよ!」という企業がきっと見つかるはず。それでもまだ、東京で転職活動をしますか?
