飲み会翌日の朝食にはトマトジュース!口コミで噂の『本当に効く二日酔い対策』

二日酔いを回避したい!

会社の付き合いでつい飲みすぎてしまった。明日も朝から仕事なのに、これでは間違いなく二日酔いになってしまう……。皆さんも一度はこんな経験があるでしょう。

でも、それだけはなんとしても避けたい!

数ある二日酔い対策の中、Twitter上で話題になっている解消法があります。それは、「トマトを食べると良い!」というもの。実際、トマトジュースを夜に飲んだら二日酔いにならなかった、という情報もあります。果たして本当なのでしょうか。

口コミで広がる、本当に効く!?二日酔いに有効な対策をいくつか紹介いたします。

トマトは本当に二日酔いに効くの?


二日酔いにはトマトが有効、とTwitterでは囁かれています。はたして本当にそうなのでしょうか。

トマトの赤い部分にはリコピンという成分が含まれており、これはビタミンEの4倍もの高い抗酸化作用を持っています。このリコピンが体内のアセトアルデヒドの作用を抑えるのです。

また、トマトに含まれるクエン酸は、アルコールで荒れた胃を保護する働きがあり、同じくトマトに含まれるGABA弱った肝臓を助ける作用があります。

どうやら、トマトに含まれる成分はアルコールで弱った体に対して有効なようです。トマトをそのまま食べるというのも良いですが、トマトジュースを常備しておいて「ちょっと体調が悪いな」という時にすぐ飲めるようにしておけば安心ですね。

そもそも何故二日酔いになるのか

そもそも、二日酔いとはどういう原理で起こる現象なのでしょうか。

二日酔いは飲みすぎ、特にアルコール分解能力を超える飲酒をした時に起こるものです。本来この代謝には個人差があり、二日酔いになりやすい人もいれば、なりにくい人もいます。

アルコールを摂取すると、アルコール脱水素酵素によりアセトアルデヒドに分解されます。さらにアセトアルデヒドは酢酸に分解され、最終的には水と二酸化炭素になり体外へ排出されます。

この過程にある「アセトアルデヒド」は非常に毒性が強く、これが多くなることによって体に不調をきたします。お酒を飲みすぎると、分解が追いつかなくなってどんどん毒素が溜まり二日酔いになる、という仕組みなのです。

リコピンはその「アセトアルデヒド」の作用を抑制するので、トマトは二日酔いに効く、ということなのですね。

口コミで話題? さまざまな二日酔い対策

しじみ汁


二日酔いに効くとよく耳にする「しじみ汁」ですが、これも有効な対策のひとつです。

しじみに含まれるタウリンは、肝臓と膵臓の過酸化物を減少させると共に、酵素を活性化し、胆汁分泌物を増加させます。これによりアルコール分解速度を早め、弱った肝臓の症状を緩和させてくれます。

また、オルニチンという成分が肝臓のはたらきをサポートしてくれます。

琉球酒豪伝説


二日酔い防止サプリメントの中でも、特に効果が高いと語られているのが国立琉球大学が開発に参加している「琉球酒豪伝説」

サプリメントに含まれる、ウコンと野草の効果でアルコールの分解を助けるばかりではなく、脂っこいものを食べたあとのカロリーカットまでしてくれるという優れもの。

少し飲みすぎてしまいそう、と思った日には、出かける前に一包ポケットに忍ばせておきたいですね。

五苓散


聞いたことのない方が多いかもしれませんが、漢方に五苓散というものがあります。二日酔いにもっとも効く漢方といわれることもあり、プライベートで飲みに行く前に飲むお医者さんも多いとか。

アルコールによって溜まった体内の無駄な水分を排出してくれる効果があります。たくさんの水と一緒に飲んで、つらい二日酔いから早めに立ち直りましょう。

二日酔いだけではなく、子供の車酔いにも効果があるとされているため、家庭にあれば多くのシーンで役立ちそうです。

はちみつ


2008年、生命時報は「二日酔いの頭痛には、“はちみつ”の摂取が最も効果がある」という研究成果を発表しました。はちみつには、果物の大半には含まれない果糖の一種が含まれ、その果糖がアルコールの分解を促進し、頭痛を軽減させるそうです。

スプーン一杯のはちみつや、はちみつ入りのクッキーを食べるだけでも酔い覚ましに有効です。

また、はちみつには睡眠効果があり、早い眠りを誘うので翌朝もすっきり起きることができるのだそうです。

お酒はできるだけ計画的に

二日酔いに有効な対策をいくつか紹介しましたが、人それぞれ体質もあるので、必ずしも全ての方法が有効という訳ではありません。やはり大切なのは自分の体質に合った飲み方をすること。空きっ腹に飲まない、食事をきちんと摂りながらお酒を飲む、というのが最も有効な手段です。

しかし、それができれば苦労はしませんよね。
もし「二日酔いになりそう!」という時はぜひ試してみてください。

[文・編集] サムライト編集部