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マフィアだけが知っている実践の知恵
今日はかなり過激な仕事術をご紹介します。アルカポネの再来といわれ、雑誌フォーチュンの財力と権力を基準にしたマフィアランキングで上位50位以内にランキングした大物マフィアの仕事術です。マフィアの仕事術なんか役にたたないよと思う方もいるかもしれませんが、いまやマフィアの事業領域はあらゆるジャンルに広がっていて、何千億ドルと稼ぎだしています。そのほとんどが合法のビジネス、もしくはすれすれのビジネスです。そのタフな現場で成功してきた経験は、我々ビジネスマンにも役立つノウハウや教訓が満載です。もちろん今は罪をつぐない真っ当に暮らしている元マフィアです。
本当の知恵は実社会の経験からしか学べない

マフィアの大半は高校すら出ていない人が多いが、それでも何百万ドルも稼いでいます。ビジネスで成功するために必要なのは教育と学歴ではなく別にあります。マフィアの幹部になれる人間は「実践の感覚」とも呼べる独特の嗅覚を持っているといいます。
それは実生活で常に危険を感じ、知り合いがいつ裏切るかわからないという状況で磨かれるものなのです。そしてビジネスに秘密の方程式など存在しないということを理解することがまずスタートです。
成功への近道は存在しませんが、近道よりも役立つのが「有益な情報」です。仲間同士で互いに情報を交換し合います。ただし情報を鵜呑みにして、無防備にしたがうことはしません。どんなに信頼できる仲間からの情報でも同じです。
早起きしてハードに働け。パジャマ姿で殺されるな
ある日、前日に命を落としたよそのファミリーのマフィアの話になった時、ボスが「パジャマ姿で殺されるとはどういうつもりだ。殺されたのは朝の11時だっていうのに」。この言葉を聞いた著者はそれ以降一度もパジャマを買わなかったそうです。
マフィアで大成する者は、必ず夜明けとともに行動を開始するといいます。著者はどんなに朝まで飲んでいても、ニワトリが鳴くころには起きて仕事をしていたそうです。マフィアの世界でも、成功したいなら誰よりもハードに働き、多くのことに気を配る必要があります。マフィアも楽ではありません。
自分のすべきことに集中しろ
優秀なマフィアは物事をシンプルに考えます。そしてさっさと要点に入ります。すべては金が入るまでの工程をシンプルにするためです。
手本となる有名なビジネスマンがいます。かれは自分の仕事を単純化して、そのやり方を40年以上貫いて数十億ドルに及ぶ純資産をつくり、アメリアで2番目のお金持ちになりました。
その人物はオマハの賢人と呼ばれるウォーレン・バフェットです。バフェットは毎日8時半に出勤、会議にはめったに参加しません。メールもチェックしません。デスクにはPCもありません。電話で話すこともほとんどありません。世界最大の投資会社を率いていますが、CEOのバフェットは自分の業務を最低限に抑えています。株式の売買に集中するために。彼のように自分の業務を絞り、それに集中するのが懸命なビジネスマンなのです。
信頼できる人物を選んで、仲間に引き込め
こんな格言があります。「犬と一緒に寝そべれば、自分にもノミがつく」。一緒にいる仲間をよく吟味しろという意味です。ビジネスで成功するためには、信頼出来る仲間が必要です。
優秀な部下や仲間は、目的の実現のためにも重要です。ではどういう人物を仲間にするべきなのでしょうか?
その人は有能か?
その人は頼りになるか?
この条件を満たす必要があります。これに当てはまる人物かどうかをしっかりと見極めましょう。
おしゃべりは最悪の災いの元
おしゃべりのマフィアは必ずと言っていいほど致命的なミスを犯すそうです。口は災いの元というのは事実で、余分なことを言ったばっかりに命をおとしてきた仲間をたくさん見てきたといいます。こんな格言があります。
軽口は決して叩かずに、そしてどんな顧客に対しても真摯な態度で対応する必要があるといいます。マフィアは侮辱を絶対に許さないため相手に対する一言の不用意な発言が命取りになるからです。
マフィアの世界もビジネスの世界も変わらない
ここまで見てきてもマフィアだから楽をしているということは一切なく、ストイックに利益を追求して、朝から晩まで働いています。いつ裏切られて命を狙われるか分からない分、ビジネスマンとは比べ物にならないくらいストレスが多くハードといっても良いでしょう。
そういった環境でも成功する人は頭を使い、死ぬほど働くという当たり前の結論になりました。どの業界でも成功する人は、ストイックに自分の仕事に向き合っています。もっと詳しくマフィアの仕事術を知りたい人は『最強マフィアの仕事術』を読んでみてください。マフィアの交渉術は必見です。

