コーヒーの飲み過ぎでお腹痛くなる人必見!カフェイン抜きの「ディカフェ」で解決

コーヒー、飲みすぎてませんか?

デスクワークをしていると、ついつい飲み過ぎてしまうコーヒー。「世界で最も消費量の多い嗜好飲料」とも言われています。

毎日4、5杯飲めば体に良いとネットや雑誌などで話題ですが、どれも摂り過ぎは毒というものです。コーヒーを飲み過ぎたらお腹が痛くなるという方も少なくないのではないでしょうか。カフェイン中毒というのも、身近に潜む恐怖です。

そこで、コーヒーを飲んで体調を崩してしまうという方に朗報です。

今、「ディカフェ」というカフェインを取り除いたコーヒーが徐々に広まってきています。コーヒーを飲み過ぎるデメリットとは、ディカフェとはいったいどういうものなのか。大好きなコーヒーと上手に付き合っていくためのヒントを、今回はご紹介したいと思います。

実は怖い!コーヒー飲み過ぎのデメリット

imasia_6034746_M

1. 腹痛

コーヒーを飲むとお腹が痛くなる、というのはよくある話です。

カフェインには胃液の分泌を活発にする効果があるので、空腹時に大量にコーヒーを飲むと、胃液によって胃壁が荒れがちになってしまうのです。

ある程度は中和できても、コーヒーの摂取量が多くなるにつれだんだん胃が荒れ、胃酸の影響で下痢になることもあります。ひどい時は胃潰瘍を引き起こすこともあるので、注意が必要です。

また、コーヒーの利尿作用による膀胱の痛みからの腹痛というのもありえます。腹痛とコーヒーには、深い因果関係があるのです。

2. 貧血

貧血は、ほとんどが鉄分不足からくるもので、立ちくらみや息切れ、頭痛などを引き起こします。

カフェインには鉄分や亜鉛などミネラルの吸収を阻害する性質があるため、コーヒーを摂取しすぎることで、鉄分不足による貧血を招く要因となってしまうことがあるのです。

3. 妊娠中の流産・胎児の障害リスク

妊娠中はカフェインを分解、排泄するのにいつもより時間がかかると言われています。

アルコール、風邪薬、一酸化炭素(タバコの煙)だけでなく、私たちが普段普通に摂取しているカフェインも、胎盤を素通りします。

胎児はカフェインを分解・排出する酵素を持たないため、摂取されたカフェインの代謝物は胎児の脳に蓄積するそうです。よって、妊娠中のコーヒー摂取は、一日1杯でさえ、胎児の小児白血病、成長障害のリスクを増加させます。

また、産後は母乳へと移行するので、同様に心配されています。

欧米ではすでに受け入れられている

iStock_000028855612_Small

以上のように、カフェインを含んだコーヒーの及ぼす影響は計り知れません。

それでも、やはり日々の休息として、コーヒーは飲みたい!コーヒーの無い日々なんてありえない……

そんな方にオススメなのが「ディカフェ」というカフェインが取り除かれたコーヒーです。欧米ではすでに広く受け入れられており、ディカフェのコーヒーは世界のコーヒー市場の約10%を占めています。

通常のコーヒーより少し味や香りは劣りますが、ちょっとした一服の時間や、気持ちを落ち着けたい時にはぴったりかもしれません。インスタント、ドリップ式のディカフェや、コーヒーショップでも取り扱っている場所があるので、一度試してみてはいかがでしょうか。

ディカフェをおいしく楽しめる! スターバックスの「コモドドラゴンブレンド」

スターバックスの「コモドドラゴンブレンド」は、スイスウォータープロセス法という薬品を使わない方法でカフェインを除去しており、この方法では97%のカフェインが取り除けるそうです。

メニューには載っていないので、ドリップコーヒーかカフェミストを注文する際、「ディカフェでお願いします」と一言添えれば大丈夫です。

普通のコーヒーより苦味が少なく、優しい味わいが特徴です。また、ドリップコーヒーはレシートを渡すことで2杯目の注文が可能なので、よりお得に飲むことができます。

日々のコーヒーをディカフェに変えて、健康な生活を

A man reading book with hot tea cup in another hand

コーヒーと言っても嗜好品なので、絶対に体に良いということはありません。スーパーなどで手軽に手にいれることもできますから、敬遠せずにまずは試してみてはいかがでしょうか。意外に、普通のコーヒーと同じようにおいしく飲めるかもしれません。

毎日飲むからこそ、できるだけ体に良いものを選んで、上手く付き合いながら健康に過ごしたいですね。

[文・編集] サムライト編集部