29歳は女性の転職適齢期
30歳を目前に控え、結婚や出産などによるライフスタイルの変化や、更なるキャリアアップを考えての転職を検討される方も多いのではないでしょうか。29歳のうちに転職をするメリットは、ズバリ「選べる仕事の幅」にあります。
実際のところ、雇用条件として「30歳くらいまで」という制限をかける企業や、同程度の能力を持った29歳女性と30歳女性が応募してきた場合、29歳女性を採用するという企業も少なくないようです。
今回は、そんな転職適齢期である29歳の女性が転職活動で意識すべき4つの成功メソッドをお届けしていきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
1. 数年後の自分の姿からキャリアを逆算する

あなたにはこれからのキャリアプランはありますか?もちろん10年、20年先まで考える必要はありませんが、だいたい5年先くらいまでの自分の姿をイメージしておくことで、そこから逆算した具体的な目標設計ができるはずです。
逆算のやり方としては、「5年後にはどうありたいか?」→「では1年後にどうなっているべきか?」→「そのためには3カ月後までに何を達成すべきか?」というふうに、未来の理想の姿に近づくために必要な小さなミッションを洗い出していきます。
この小さなミッションを明確にしておくことで、現在の行動パターンを変え、着実に自分のキャリアを積み重ねることができるようになるはずです。
2. 自分が取り組んできたことを可視化する

未来への道筋が具体化できたら、次に20代で自分が取り組んできたことを可視化します。例えば、「これまでどんなプロジェクトに参画してきたのか」、「マネジメント経験はあるか」、「メンバー規模はどのくらいだったか」などできるだけ細かく書いていきます。
これは転職活動をする際に必要な履歴書や職務経歴書にも使える情報となるので、常日頃から日記や記録アプリ・ツールなどを活用して更新しておくと便利です。
自らの長所やスキルセットについて質問されても、意外とパッとは説明できないものです。こうした自己分析を定位的に行うことで、自分の成長度合や目標への意識などを再確認することにもつながるので、ぜひやってみてはいかがでしょうか。
3. 先駆者に意見を聞いてみる

もしもあなたの周りに目指す分野や、企業で働いている先輩や友人がいるのであれば、その人に相談してみるのもよいでしょう。他にも、本を出版しているような女性の講演会やイベントに参加することで、同じような悩みを抱えた人とつながることもできます。
例えば、勝間和代さんが運営している「勝間塾」や、起業家の経沢香保子さんとブロガー・作家として活躍する伊藤春香さんが運営する「ちゅうつねカレッジ」などがあります。
キャリアプランの設計で大事なことは、独りよがりにならず、周囲の意見を積極的に取り入れることです。特に女性の場合は、結婚や出産などによるライフスタイルの変化が大きくキャリアにも関わってくるので、先駆者からナマの情報を聞いておけばきっと役に立つはずです。
4. 女性を大切にしてくれる会社を見つける

29歳で転職を検討している方が最も注意すべきは、条件が良さそうな募集を出している企業に片っ端からエントリーしてしまうことです。
企業研究や福利厚生の確認などを怠ると、入社してから自分のライフスタイルやキャリアプランとのミスマッチに気づき、貴重な20代最後の時間を棒に振るという結果を招きかねません。
特に結婚や出産を視野に入れて転職を考えている方は、産休・育休の取得率や、女性の離職率などもしっかりと調べておくことが転ばぬ先の杖となるはずです。その上で、結婚や出産後も仕事を続けたい旨を会社側に伝えるようにしましょう。
※以前こちらの記事でも、「人を活かす企業に共通する8つのポイント」ということで転職前のチェック事項をまとめてご紹介しました。
『新人定着率が高いベンチャー企業を探すための8つのチェック事項』
