飽き性に向いている仕事を紹介! 治し方や長所の生かし方も

飽き性で仕事がなかなか長続きしないという人はいませんか。できるなら一つの仕事を長く続けたいものですよね。そのためには自分の長所を活かせるような仕事を探すことが大切です。この記事では、飽き性の治し方や飽き性の人に向いている仕事について解説していきます。

飽き性の人に見られる特徴

飽き性とは、その名の通り、物事に飽きやすい性質を持っていることを表します。それでは、飽き性の人に見られる特徴としてはどのようなものが挙げられるのでしょうか。

自覚がなくても当てはまる項目が1つでもあれば、あなたは飽き性かもしれません。さっそく診断してみましょう。

トレンドに目がない

飽き性の人に見られる特徴の一つが、「トレンドに目がない」ことです。飽き性の人は、新製品や新しい施設などのニュースをチェックし、今流行っていること・ものなどを敏感にキャッチする傾向にあります。

そして自分が関心を持ったら、すぐにその製品を手に入れようとしたり、その場所に赴いてみたりします。すぐ行動に移せる点は飽き性の人の長所かもしれませんが、気が済んだら苦労して手に入れたものでもあっさりと手放すということもあるでしょう。

新しいことに目が向くのはよいことである反面、今まで興味を持っていたものや、行ってきたことがおろそかになるリスクもあります。

フットワークが軽い

「フットワークが軽い」のも飽き性の人の特徴です。先ほどの項目でも触れましたが、飽き性の人は行動力があります。たとえ遠い場所でも、朝早くても、興味のあるものならどこへでも足を運べるのです。行動することを面倒に思わないフットワークの軽さが魅力といえるでしょう。

ただ、自分が興味を持てないことに関しては腰が重いこともしばしばあります。たとえば、友人に遊びに誘われたとしても、自分の関心がない場所だと断ってしまう、などのケースです。

他人の影響を受けやすい

飽き性の人は好奇心が強いので、人がやっていることで自分が興味を持てることなら「自分もやってみたい!」と思いがちです。良くも悪くも他人の影響を受けやすい傾向にあります。

本当に自分がやりたいことなのかどうか見極めないと、あれもこれもとなってしまい、これまでやってきたことがおざなりになったり、一つのことに集中できなくなったりするおそれがあります。

器用で物覚えがよい

飽き性な人はチャレンジ精神が旺盛なため、物事にも一生懸命取り組む特徴があります。その結果、人から器用で物覚えがよいと思われることもしばしばです。しかし、ある程度までは取り組むものの、途中で飽きてしまうことも多いので、物事を完全にやり遂げるのはなかなか難しいようです。

また、大体覚えた時点で、もうできたと自分で思い込んでしまい、細かい部分がおろそかになってしまうこともあるでしょう。

忍耐力が弱い

飽き性の人は、好奇心旺盛ではあるものの、逆にちょっとしたことで物事に興味がなくなってしまうことがあります。器用で、ある程度のことはマスターしてしまえるため、その分飽きるのも早いのかもしれません。

たとえば、仕事内容に興味を持って入社した職場でも、少し上司に叱られただけで、もう仕事自体に興味がなくなってしまう、などということもあります。また、一つの作業を集中して続けることも苦手である場合が少なくありません。

自分で「もうここまでやったからいいだろう」と見切りをつけてしまうこともあるので、人から忍耐力がないと判断されてしまうこともあるでしょう。

飽き性の人の長所と短所

以上を踏まえると、飽き性の人の主な長所としては以下が挙げられます。

  • 気持ちの切り替えが早い
  • 変化に強い
  • チャレンジ精神や好奇心が旺盛
  • 器用
  • 物覚えが良い
  • フットワークが軽い

反対に短所としては、以下が挙げられるでしょう。

  • 物事が中途半端な状態になりやすい
  • 責任感に乏しい
  • 忍耐力が弱い

飽き性な性格を直す方法


一長一短ある飽き性ですが、直す方法はあるのでしょうか。ここでは飽き性への対策をご紹介します。

大きな目標を持つ

まずオススメしたいのが大きな目標を持つことです。好奇心やチャレンジ精神旺盛なのが飽き性の人の長所なので、何かやりたいことを見つけたら、継続してできるようはじめに目標を立てましょう。その際は、すぐにゴールにたどり着けないような長期的な目標を設定するのがオススメです。

ただ、あまりに大きな目標を設定してしまうと、そこにたどり着くまでに投げ出してしまうケースもあるので、大きな目標を設定すると同時に、短期間で達成可能な小さめの目標をいくつか設定しておきましょう。

その際は段階別に設定しておくとより効果的です。大きな目標と小さな目標を設定することで、楽しみながら目標達成に向かっていけるでしょう。そうして成功体験を積み重ねていけば、自信にもつながっていくはずです。

変わり続ける物事を選ぶ

飽き性を根本から直そうとするのではなく、飽き性であることとうまく付き合っていくのも大切です。変化がないものに取り組むと飽きてしまいがちなので、常に変わり続けるような物事を選ぶのがオススメです。

たとえば仕事であれば、一つの作業をずっと続けるような業務ではなく、変化に富んだクリエイティブな仕事や、相手によって対応が変わる接客の仕事などを選ぶことで飽きが来ず、長く取り組みやすくなるはずです。

飽き性な人に向いている仕事の特徴

飽き性の人は、自分の長所を踏まえ、合う仕事を探しましょう。ここでは飽き性の人に向いている仕事の特徴についてご紹介します。

業務内容に変化がある

業務内容に変化があれば、飽きることなく仕事を長期的に進めていけます。1日ずっと同じ作業では飽きてしまうという人は、1日で複数の種類の業務をこなす作業が向いているでしょう。

また、デスクワーク作業ばかりで飽きてしまう人は、人と接する仕事が適しているかもしれません。自分がどんなことに飽きやすいのかを見極めてから、それに合った仕事を探すようにすれば、ミスマッチも起こりにくくなるはずです。

ルーティンワークが少ない

ルーティンワークとは、毎日同じ業務を繰り返したり、毎日やることが決まっていたりするような仕事を指します。一度把握してしまえば取りかかりやすい業務ですが、飽き性の人には向きません。仕事を探す時にはルーティンワークの少ない作業を選ぶようにしましょう。

単純作業が少ない

飽き性な人は器用であることが多いので、単純作業だとすぐにマスターしてしまい、飽きてしまうといったケースも起こりえます。仕事を探す時には単純作業ではないものを選ぶとよいでしょう。ただ複雑過ぎても、途中で放り出してしまう可能性があります。

見極めが難しいですが、会社の説明会などで詳しく業務内容を聞いたり、転職エージェントに相談したりして、自分に合った仕事を探すのがオススメです。

出張が多い

会社に毎日こもって仕事をするのが苦手な人は出張が多い仕事を選ぶのもよいでしょう。たとえば営業であれば、いろいろな土地でさまざまな人に出会うことができるため、飽きることなく仕事も続けられそうです。また、新しい環境で仕事をすることで気分転換にもなるのではないでしょうか。

飽き性な人に向いている仕事

それでは、飽き性の人に向いている仕事にはどんなものがあるのでしょうか。
「転職を考えている」「今の仕事に飽きている」という人はぜひ今後の参考にしてみてください。

1. 営業職

営業では、会社の商品やサービスを売り込むことが主な業務となります。ただ、それだけではなく、会社の業績を上げたり、利益を得たりするために行う業務のすべてが、営業の範疇となるため幅が広く、やりがいのある仕事です。

営業は、デスクワークにとどまらず、外回りに出ることが多いため、必然的にたくさんの人に会うことができる職種です。資格不要で、誰にでも門戸が開かれている点も魅力です。未経験でもチャレンジしやすい職種といえるでしょう。

刺激をたくさん受けられるので、飽きることなく続けられます。また、出張などがあることも多いので、いろいろなところに行きたい人にはオススメです。ほぼすべての会社に営業部署はありますので、自分の興味ある業種や会社を調べてみるとよいでしょう。

一口に営業と言っても、新規開拓営業、ルート営業、訪問営業などその業務は会社によってさまざまなので、よく吟味して自分に合った会社を選ぶ必要があります。

2. 接客・サービス業

接客・サービス業は、多くのお客様の接客がメインとなる大変幅の広い業種です。たとえば、飲食店での接客サービスや服飾店での販売サービス、旅館など宿泊施設での接客サービスなどその内容は多岐にわたります。

そのため選びがいがありますし、全国各地で募集をしているので、求人を探すのに困ることは少ないでしょう。相手によって対応を変える必要があるため仕事に変化が多くて飽きが来にくく、日々自分で考えながら臨機応変に働けます。

また、同じところで働いていても日々商品やサービスは変わります。その度にそれらについての知識を蓄えなくてはいけないため、常に刺激を受けられる業種といえるでしょう。自分がどんな場所で、どんなサービスをしたいのか考えながら仕事選びをするのがオススメです。

3. システムエンジニア

システムエンジニアは、コンピュータシステムにおける提案から設計、開発、テストまでの工程に携わる仕事で、SEとも呼ばれています。たくさんの工程に携わるため、仕事内容は多岐にわたります。

また、IT業界では、日々めまぐるしく情勢が変わるため、常に新しい知識や技術が必要となります。デスクワークではありますが、多くの刺激を受けられるため、飽き性の人でも働きやすいでしょう。

現在、IT業界は人材不足のため、知識や技術があれば転職がしやすい状況です。そのため、一つの場所に長く留まるのが苦手な人にもおすすめの仕事です。未経験者歓迎の求人も多くあるので、現在はまったく違う仕事をしている人でもチャレンジしやすい仕事といえます。

4. クリエイター

クリエイターは、創造者や創作者を指し、自分の持っているスキルや個性を生かして、何かを作り上げる人を指します。映像、音楽、アートなど、働ける業界は幅広くあります。また、一口にクリエイターと言っても、そのジャンルや仕事内容はさまざまです。

たとえば、1から自分の好きなように好きなものを作り出すクリエイターもいれば、クライアントの志向やニーズに合わせて何かを形にするクリエイターもいます。発想性や企画性、個性や独自性などが求められるため、常に考えることが必要になってきます。

同じものを作り出すことがないという点で、飽き性の人にもおすすめです。また、業務にもよりますが、自由度が高く、自分のしたいことを実現できる可能性が高いため責任は重いですが、その分やりがいは大きいといえるでしょう。

あらためて自分の特技や長所は何なのか、どういう分野でそれを活かせそうなのかを考えて仕事を選ぶ必要があります。

5. 企画職

企画職では、その名の通り、主に企画を立てるのが仕事のメインとなります。

企画分野・内容もまた多種多様です。商品企画(既存商品のブラッシュアップや新商品の開発を行う)、宣伝企画(既存サービスのブラッシュアップや新規サービスの開発を行う)、営業企画(商品やサービスの売り上げを上げるために何が必要か考える)など、いろいろなものがあります。

ただ企画を立てるのではなく、市場の動向や消費者のニーズなどを考えながら企画を立案するため、トレンドに敏感な飽き性の人にオススメの仕事です。企画職はメーカー、コンサルティング、マーケティング、小売などの分野で多く求められています。

業界によって求められるスキルや知識はさまざまなので、まずはどういったもののどのような企画をしたいのかを考えてみるとよいでしょう。

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飽き性の長所や短所、また飽き性に向いている仕事などをご紹介しました。飽き性の自覚がある人もない人も、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

「飽き性」というとついマイナス面に目がいきがちですが、飽き性の人には、気持ちの切り替えの早さや変化への強さ、チャレンジ精神や好奇心が旺盛などの長所がたくさんあります。飽き性を治そうとするのも立派な心がけですが、飽き性な自分とうまく付き合っていくことも大切なのではないでしょうか。

飽き性の人には、営業や接客、企画、クリエイティブな仕事が向いています。仕事を探していて「自分に合った仕事がわからない」などの疑問が出てきたときには、転職エージェントを活用してみるのもよいでしょう。

[文]CareerSupli編集部 [編集]CareerSupli編集部