日本に住みながら「話せる英語や中国語」を習得するための5つのポイント

「多言語を話せて当たり前」になりつつある昨今。今後を考え、いつかは英語や中国語を習得したいと思っている人も多いのではないでしょうか。

でも、学生時代に英語が苦手だった人や、言語学習に苦手意識をもっている人もいらっしゃるでしょう。

筆者も十代の頃、英語が大の苦手でした。でも、のちにホームステイや留学を経験することによって、最終的には論文を英語で書き、中国語の日常会話ができるようになりました。

学校で習った「英語」と、実際に海外の方と話す「英会話」はまったく別物だと捉えていますが、中学までに習った英単語と用法で、「話せる英語」にすることは十分可能だと思っています。

今回は、「話せる英語や中国語」を習得するためのポイントをご紹介します。

ポイント1:言語の特徴を知る

まず日本語について知りましょう。日本語の発音は強弱のアクセントがなく、舌を巻く音もありません。フラットな発音が多いため単語や短文は習得しやすいですが、文法や丁寧語などは非常に細かく難解です。

日本人でも感覚で覚えている人が多く、具体的に理由を説明することは難しいのではないでしょうか。文字もひらがな・カタカナ・漢字の3種類があり複雑です。

次は、英語についてです。なぜ英語が世界の公用語となっているかを考えてみると、どんな人にも使いやすい言語だからだと言えます。使われる文字はアルファベット1種類のみ、どんなに長い文章も基本5文型のいずれかに当てはまります。

発音やアクセント、文法も習得しやすく、少しクセがあったとしても相手に通じやすい、という特徴があります。

世界で最も話されている言語は、中国語です。いわゆる「普通語」や「マンダリン」と言われる言語を指し、中国では簡体字、台湾では繁体字と呼ばれる漢字が使用されています。

中国語の特徴は、発音です。四声という高低のアクセントが最も重要になります。フラットな発音である日本語を話す私たちにとっては難しい表現と言えます。

ポイント2:上達する近道はたくさん話すこと

発音が良くなくて恥ずかしいからと言って、話すことを躊躇していませんか。

日本語同様、どの言語でもなまりや方言があります。

たとえば、英語の場合、アメリカとイギリスでは発音がまったく違い、地域によっても異なります。中国語でも、北京と上海、台湾では発音や語法が異なります。

話せる言語を習得するためには大切なことは、正しい発音や文法を身につけることよりも、あなたの意思を伝えてコミュニケーションをとることです。
文法や発音に自信がなくても、まずは話してみましょう。

おすすめは、オンラインを活用して会話することです。現在は、英語や中国語をはじめ、さまざまな言語に対応したサービスがあります。最低でも、週1回1時間程度の会話を継続していくといいでしょう。

はじめから誰でもうまく通じるものではありません。根気よく続けていくのが大切です。

ポイント3:日本語で置き換えない

語学のテキストに、日本語でふりがなをふっていませんか。
日本語でふりがなをふると、50音の発音に引っ張られてしまいます。ふりがなではなく、発音記号や、中国語であればピンインなどを用いて、発音を覚えていきましょう。

また、頭の中で文法を考えてしまい、すぐに言葉が出てこないことはありませんか。

日本語の文法から、違う言語の文法に置き換える考え方は、あまり効率的な勉強法とは言えません。

まったく違う言語として、ニュアンスを捉えていくようにしましょう。

ポイント4:定型表現を活用する

英語や中国語を話せるようになるために、膨大な単語や表現をマスターしないといけない、と思っていませんか。

あなたが日本語を話しはじめたとき、膨大な単語も表現も覚えていなかったはず。ほかの言語も同様で、必要最低限の表現を覚えていれば、ある程度の会話が可能です。

テンポよく会話をしたり、コミュニケーションを図ったりするために覚えておきたいのが、汎用性の高い定型表現です。

とくにおすすめしたいのが、「〜してもいいですか」「〜できますか」「〜しましょうか」などの助動詞を使った表現は、覚えておくとさまざまな場面で活用できます。

また、聞き取れなかった際に、「それはどういう意味ですか?」と尋ねる言葉も覚えておくと便利です。

旅行で使うために学習しているのならば、「〇〇へ行きたいです」「いくらですか」「〇〇が欲しいです」などの言葉も覚えておきましょう。

文法を一から組み立てるのではなく、引き出しから表現を出して活用するイメージを持つといいでしょう。

ポイント5:言語のシャワーを浴び続ける

海外留学した際に、日本人の友達を一切作らず、留学生や現地の仲間とずっと一緒にいる人を見かけたことがあります。

彼らは意図的に日本語を避けて、その土地の言語を浴び続ける環境を作っているのですが、必然的に日本語以外の言語を使うことになるため、上達が早くなる傾向がありました。

日本に住んでいるため、そんな環境に身を置くことが難しい方は、可能な限り「聞いて話す」環境を作るといいでしょう。言語カフェや外国人と交流ができる場所、言語交換できる人を探してみるのも一つの方法です。

また、ちょっとした移動時間などの隙間時間も、ポットキャストなどで英語や中国語を聞き続けると、だんだん耳が慣れてきて意味を聞き取れるようになります。

YouTubeや配信サービスなどで、海外の番組を視聴するのも効果的です。とくに、ドラマやバラエティ番組がおすすめです。日常ではどんな表現で会話をしているのかを体感できるため、今後の会話に役立てられます。

目標を立てて継続しましょう

あなたが日本語を無意識のうちに覚えたように、ほかの言語をこれから習得していくことは可能です。

英語や中国語は十数億人が使っている言語であり、話せるようになると必ずあなたの世界が広がります。頑張ったぶんだけ役に立ち、あなたの人生のツールになります。

また、目標を定めるのもおすすめです。「いつか行く旅行のため」「海外に友達を作るため」「ビジネスのため」などイメージして、そのための学習をするとモチベーションも維持できます。

少しずつでもいいので、まずは最初の一歩をはじめてみませんか。

[文]鍋田桂子 [編集]サムライト編集部