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これからの転職は英語!
「英語力がないと営業として意味がない」と言われる時代は早晩やってきますと、断言するのは株式会社リクルートエージェントの長谷川貴子氏。特にモノ(有形商材)を扱う企業においてはその傾向は顕著なのだそうです。同業界・同職種への転職ならまだしも、自分のさらなる可能性に挑戦するために異業種へとトライするのであれば英語力は必須のスキルと言えます。ここでは英語力に不安のある人のために最新の英会話学習法を8個紹介。自分にあった学習法で転職のための武器を手に入れましょう。
森沢洋介の「瞬間英作文学習法」
数々の英語学習本を出版し、「英語上達完全マップ」という自身の提唱する学習法を丁寧に解説するサイトの運営もしている森沢洋介氏の学習法の1つ。
読むことも聞くこともある程度できるのだけれど、「話す」が一向に上達しないという人の悩みを打開してくれるかもしれません。「単語、表現などに難しいものが一切無い、ばからしいほどかんたんなテキスト」を使って、日本語を瞬間的に英語に変換するトレーニングを最初のステップとして、そこから徐々にテキストのレベルを上げていきます。詳しくは「英語上達完全マップ」のページを参照してください。かなり詳細なレクチャーと、オススメの教材が載せられています。
Lang-8(ランゲート)の「英文日記学習法」
ランゲートは90言語の語学学習を「日記」を使ってサポートしてくれる語学学習プラットフォームです。使い方はとても簡単。学習したい言語で日記を書くだけです。するとその文章をネイティブスピーカーが添削してくれます。
基本的な文法はもちろんですが、微妙なニュアンスまで学習できるのがメリット。SNS機能も搭載されているため、日常的なボキャブラリーを磨くにはぴったりのサービスでしょう。自分一人で英語日記をつけていてもそれが正しい英語なのか分からなければやり甲斐はありません。ランゲートを使えば日常的に英語を使う環境を手軽に手に入れられます。
「七田式英語学習法」
幼年教育を提唱する七田チャイルドアカデミーが大人向けに開発した英語学習法です。英語教育専門のネイティブスピーカーによる日常生活で頻繁に使う英会話パターンの洗い出しを行い、60のパターンを抽出。それらを記憶するために七田式の右脳を刺激する学習法を採用することで、1日20分たった60日で日常会話をマスターできるというものです。
1つのパターンに4日間繰り返し取り組む「400%学習」、高速音声の聴き取りによる右脳への刺激でリスニングを鍛える「高速学習」など独自の理論に基づいたユニークなトレーニングで英語力が鍛えられます。教材は税込18,900円です。
「ハーバード式英語学習法」
ハーバード大学に通う非ネイティブたちが英語をマスターするために実践している学習法が1冊の本にまとめられています。その真髄とは「英語は書ければ、話せる」。日本でまことしやかに語られる「日本人は英語は書けても話せない」の大前提をひっくり返す方法論です。
結論で始め、3つの理由を述べたら、最後に結論で締める。本書はこうして構成される「5行エッセイ」を軸として、ライティング・スピーキング・リーディング・リスニングを鍛えるための具体的な方法をレクチャーしてくれます。「英語の思考法」を学ぶにはぴったりの学習法です。
「英単語帳『DUO 3.0』学習法」
「英語の勉強といえば単語帳」と言っても過言ではないほど受験勉強では重要視される単語帳。「英語のある生活」を提案する英語キュレーターであり、TEDxTokyoスピーカーキュレーション担当も務めるセレン氏は数多くある単語帳の中でも『DUO 3.0』を使った学習法を推奨しています。「今さら単語帳かよ」と思うかもしれませんが、『DUO 3.0』を使ったことのない人はぜひ一度試してみてください。
同書には米大学教授3名を含む15名のネイティブたちの協力を得て厳選した「暗記する価値のある英文」を560本(重要単語1600、重要熟語1000)を収録。英文にはストーリーやキャラクターも絡むので暗記もしやすく、解説や付加情報も豊富で繰り返し学習しても飽きません。セレン氏はこの単語帳を使い倒せば「英語の体幹」が手に入ると言います。ボキャブラリー不足を感じている人にはおすすめの学習法です。
「インド式英語学習法」
「ネイティブが正しいと言う英語」ではなく、「自分の言いたいことが非ネイティブに通じる英語」を目指したことにより、約20年間で英語人口を10倍に増やしたインド。このインドの英語学習法をまとめたのが『英語は「インド式」で学べ! 』です。今や世界の英語人口20億人のうち、17億人が非ネイティブ。なら非ネイティブに通じる英語が話せればいいじゃないかという逆転の発想です。著者の安田正氏に言わせれば、発音も慣用表現も文法も、難しいものは必要ありません。動詞は「sound」「find」「give」だけ。非ネイティブである日本人が英語を学ぶには画期的な方法かもしれません。
Twitter英語学習法
36歳でゼロから英語を勉強し始め、たった3年でTOEIC900点以上を達成したサラリーマン・嬉野克也氏が提唱する学習法の1つがTwitterです。英語講師である石原真弓氏の #twinglish というハッシュタグを使った、英語でのTweetを呼びかける記事を読んで興味を持った嬉野氏。物は試しと英語でのTweetをしていると、同じように英語の勉強をしている日本人やネイティブスピーカー、石原氏本人などからリプライが返ってきたのだそうです。
日常のコミュニケーションをレベルの高い人たちと取れるというメリットともに、モチベーションアップにもかなりの効果が期待できます。Twitter学習法のデメリットやさらなる活用法などは嬉野氏ご本人がTogetterでまとめているので、ぜひ参照してください。
「レアジョブ英会話学習法」
嬉野氏が「これがなかったら英語の勉強を続けられなかった」とする3つのツールのうちの1つがレアジョブ英会話(あと2つはiPhoneとTwitter)です。スカイプを使ったオンライン英会話レッスンのサービスで、1レッスン129円〜、利用時間は朝6時〜夜1時。
コスト重視派にも仕事で忙しいという人にもおすすめです。端末もパソコン・スマホ・タブレット何でもOK。無料で体験レッスンが受けられるほか、不安を解消するカウンセリングや、自分にあったプラン選びのためのレベルチェックもしてくれます。サイバーエージェントやライフネット生命なども英語研修に導入しているサービスです。
まずは始める、そして続ける
英語の学習法にはここで挙げた8つ以外にもたくさんあります。学習法にはそれぞれの向き不向きがあるので、まずは始めてみるのが大切です。
そして「お、これならいけるかも」と思う学習法が見つかったら、それを続けていくこと。そうすれば知らずに「転職のための武器」=英語力が身についているはず。とにもかくにも、ここで挙げたものの中で興味のある学習法があるなら、まずは試してみてください。
