自転車通勤しませんか!
徒歩通勤が実現できたら最高ですが、なかなか難しいですよね。そこで現実的な選択肢としておススメしたいのが自転車通勤です。これからの季節は自転車が最高に気持ちいいです。高性能な自転車がお手頃な価格で手に入るようになったのも大きいですね。
そこで今回は自転車通勤を推奨している企業をご紹介します。なかには自転車通勤手当てを出している企業もありますので、自転車通勤を検討している人はぜひチェックしてください!
引用元:Wikipedia
まずは、あのGoogleからご紹介しましょう。本社では社員の7%以上が自転車通勤で、シャワー・メンテナンスサービスはもちろん、キャンパン内で利用できるシェアサイクルまで自前で用意しているそうです。
グーグルカラーに塗られたグーグルバイクというのがシリコン・バレーのあちこちを走っているのでしょうか。現地でこれを見れたらテンションあがりそうです。シェアサイクル以外にも、Conference Bikeという打ち合わせしながら複数人で乗れる自転車も導入しています。
引用元:グーグルの巨大な「自転車センター」の裏側
プロダクトとしても自転車向けサービスを展開してます。Google Mapに自転車ルート検索が実装(日本版では未実装)、メガネ型ウェラブル端末、Google Glassはニューヨークのシェアサイクル、Citi Bike専用アプリケーションもリリースしています。これは便利そう。
引用元:米国で本格化のグーグルグラス観光利用 シティバンク運営自転車シェア「Citi Bike」専用グラスアプリが登場
Apple
Photo:Everaldo Coelho 引用元:アップル本社を走る、シンプルな特注自転車
続いてはAppleです。Appleもキャンパス内を走るシェアサイクルを導入しているそうです。シリコン・バレーで流行ってるのでしょうか。
Googleがコーポレートカラー同様のカラフルな車体に対して、Appleはシンプルで洗練されたデザイン。Public Bikes社の自転車をベースに特注しているそう。
Mozilla

前述のpublicbikesはサンフランシスコを中心にapple以外にもオリジナルの共有自転車を提供しています。webブラウザのFirefoxを提供しているMozillaもその1つ。
Firefoxのサービスカラー、オレンジをフレームカラーに、サイドバックにはFirefoxのロゴ入りという細部までこだわったデザインになっています。
パタゴニア

IT系企業が続いたので、より自転車と親和性の高い、スポーツ関連事業を行なっている自転車通勤推進企業を紹介。
1社目はアウトドア用衣料品を提供しているパタゴニアです。公式サイトにあるように彼らはCSRという位置づけとしても自転車通勤を推奨。
パタゴニア本社では、毎年6月に自転車好きの社員が集まって持続可能な通勤を祝い、同僚に自転車通勤を奨励しています。今年はベンチュラとリノ、そして直営店全体で社員が1週間に累積2,4058キロを自転車通勤しました。この数字は去年比の25%増しとなります。また(パタゴニアの奨励も手伝って、)1マイルにつき1ドルが自転車通勤推進グループの活動資金として集められました。
引用元:社員の環境保護活動
ゴールドウィン

引用元: GOLDWIN OfficialSite
続いて紹介するのもスポーツ用品の製造販売会社として、THE NORTH FACE、Champion、HELLY HANSEN、Canterbury of New Zealandなどのライセンスを手がけるゴールドウィン。
特に同社は「GOLDWIN」「SCOTT」の2ブランドで、自転車および自転車関連商品を販売してます。以前から社内には自転車通勤を求める声が数多く寄せられていたそうですが導入は5年前の2010年と、震災以降に自転車の価値が再定義された潮流と比べても早い取り組みと言えます。
シマノ


引用元:シマノ会館(厚生棟)
スポーツ用品会社を紹介したなら、自転車メーカーも紹介しないわけにはいかないでしょう!ということで次に紹介するのは自転車部品のグローバルブランド、シマノ。
同社にはシマノ会館と呼ばれる厚生棟があり、従業員の3分の1が自転車通勤で利用する600台の収納容量を持つ駐輪場があったり、自転車通勤やフィールドテストなどで汗をかいたチームシマノメンバーが利用できる入浴施設も用意されています。さすがですね。
スペシャライズド
スペシャライズドで働くのは大変です。行き帰りの自転車通勤にお昼休みにはランチライド、おまけに Martin Söderström (Official Fanpage)のようにオフィス内でもライドする輩もいますし… いや、スペシャライズドで働くっていうのは、本当に大変なんですよ。
Posted by SPECIALIZED JAPAN on 2015年2月27日
続いてはアメリカ発の自転車メーカー、スペシャライズド。自転車通勤はもちろんのこと、LUNCH RIDE(ランチライド)と呼ばれるスタッフがランチタイムを利用して、40分ほどのバイクライドに出かけるユニークなカルチャーや、BIG EASY(ビッグイージー)と呼ばれる、週末に100マイルほどのロングライドを行う同社の名物行事があったりと、スケールの大きい感じがアメリカ発の自転車メーカーらしさを感じます。
はてな

引用元:カルチャー – 株式会社はてな
続いて国内のwebベンチャー企業をいくつかご紹介します。1社目は「はてなブックマーク」などを展開しているインターネット企業、はてな。
まかない制度などユニークなカルチャーで知られていますが、その1つが自転車通勤制度。創業者であり現在は代表取締役会長の近藤さんが自転車乗りで、2001年の創業時から率先して自転車通勤をしていたそうです。
東京・京都の両オフィス合わせて、80名中40名という高い割合で自転車通勤をしており、自転車通勤者には駐輪場の確保を始め、損害賠償責任保険の費用の負担、半径5㎞の近距離通勤者には、手当として1ヵ月あたり2万円が支給されているそうです。
クックパッド
引用元:【前編】「食」が人を繋ぐ、クックパッドオフィスを大公開
※同社は2014年9月に白金台から恵比寿に移転し、上記写真は旧オフィスのようすです。
日本最大のレシピサイトを運営するクックパッド。食を扱う企業ということもあり、はてなと同様にまかない制度があることに加えて、健康増進と通勤ストレスを最小限化することを目的に、自転車通勤制度があります。会社から15km圏内で自転車通勤を行う社員に、毎月1万円が支給されているそうです。
freee
引用元:freee 株式会社 に行ってきた!
最後に紹介するのは、全自動クラウド会計ソフトを提供するfreee。代表の佐々木さんを始め冒頭で紹介したGoogle出身者が多いことも自転車通勤を推奨している背景なのでしょうか!?多くの社員がロードレーサーやクロスバイクで通勤してくるため、執務室内に自転車置き場や整備用スペースを設けているようです。
自転車通勤制度の今後
ご紹介したように、web系ベンチャー企業と自転車メーカー含むスポーツ関連企業で自転車通勤制度を推奨する企業が増えています。両者に共通して言えるのが社員の健康増進という観点で、前者は近距離居住奨励と複合しているケースが多く、後者は顧客視点の浸透を目的としているようです。
自転車通勤は満員電車からの開放に加えて、軽い運動をしてから業務に取り組むことになるので、頭が冴えて仕事ができるなどとてもメリットが多い気がします。
一方で自転車事故などのリスク回避や駐輪場確保などの対策が必須となります。企業として導入するには超えるべきハードルがいくつかありますが、より多くの企業が自転車通勤制度を導入することで、社会全体としていい方向に進むことを信じています。
[文]自転車創業 代表取締役 中島 大 [編集]サムライト編集部自転車保険のポータルサイト マサルでもわかる自転車保険
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