個人事業主がガチで選んだ、モチベーションを作るために読むべき本20選

11.『マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力』

著:テレサ・アマビール スティーブン・クレイマー 監:中竹竜二 訳:樋口武志

画像出典:Amazon

小さなスタートアップから大企業までの社員の1万超の日誌の分析と、669人のマネジャー調査をもとに書いた、モチベーション・マネジメントの本です。本書の結論は「なんでもいいから『前進している』『成長している』という感覚を得ることが大事」というもの。

本書ではこの結論に至るまでの道筋をたどるとともに、「前進している」「成長している」という感覚を得るための具体的な事例や考え方についても紹介されています。マネジャーの立場にある人はもちろんのこと、自分自身をマネジメントしてモチベーションを作りたい人にとって、シンプルで実践的なヒントが得られる一冊です。

12.『やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』

著:アンジェラ・ダックワース 訳:神崎朗子

画像出典:Amazon

心理学の様々な理論を引きながら、成功者に必須の「やり抜く力(GRIT)」の重要性と身につけ方を具体的に解説した本。やり抜く人たちはいかにしてモチベーションを維持し、成功にまでこぎつけるのかを禁欲的なまでの科学的な姿勢で説明しています。

「好きでないものをやり抜くことはできない」「意図的な練習を積め」「他者志向の目的を持て」など、内容をピックアップすれば目新しいものはありません。しかしそこに科学的な裏付けがなされると、「そうはいっても……」などという言い逃れができなくなります。これこそが本書を読む最も大きなメリットといえるでしょう。

13.『やってのける~意志力を使わずに自分を動かす~』

著:ハイディ・グラント・ハルバーソン 訳:児島修

画像出典:Amazon

コロンビア大学心理学博士であり、モチベーションおよび目標達成研究の第一人者でもある著者が、これまでの研究成果をわかりやすくまとめたもの。

目標、目標への焦点の当て方、モチベーションの源泉となる欲求を類型化するとともに、何をするかによってどのような類型の組み合わせが適しているのかについても解説しています(「過程を楽しみたい時は習得型の目標を設定し、自律性の欲求を満たす」など)。より総合的な視点でモチベーションについて考えたい人におすすめの一冊です。

14.『ずっとやりたかったこと、をやりなさい。』

著:ジュリア キャメロン 訳:菅靖彦

画像出典:Amazon

原題は『The Artist’s Way: A Spiritual Path to Higher Creativity』。脚本家でありアーティストであるジュリア・キャメロンさんが、自身の経験をもとに著した本です。アーティストが一度失ったクリエイティビティを取り戻すまでに必要な心のエクササイズが、12週に分けて非常に具体的に書かれています。

すでに何かやりたいことがわかっている人にはあまり効果はありませんが、「モチベーションっていわれても、そもそもやりたいことがわからない」と悩んでいる人にはぜひとも読んでほしい一冊です。

15.『OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜び』

著:シェリル・サンドバーグ アダム・グラント 訳:櫻井祐子

画像出典:Amazon

私たちの人生は決して最良の選択肢(オプションA)だけを選べるわけではありません。何かしらのトラブルが起きて、オプションBを選ばなければならない場面がきっとあります。

そんな場面でもモチベーションを維持したまま生きるには、失恋や挫折、仕事での失敗や最愛の人の死など、思いがけないトラブルを防ぐのではなく、そこから回復するための力「レジリエンス」を鍛える必要がある。

そんな力強く実践的なメッセージを、Facebookの最高執行責任者であるシェリル・サンドバーグさん自身の経験と多くの心理学的な研究事例を挙げて伝えているのが本書です。モチベーション維持のための保険となるレジリエンスを鍛えておきたいなら、必ず読んでおくべき一冊です。

16.『小さな習慣』

著:スティーヴン・ガイズ 訳:田口未和

画像出典:Amazon

「目標は、ばかばかしいぐらい小さくしろ!」可愛らしい表紙デザインに書かれたこの一文が、本書の最も重要なメッセージです。本書が提案するのはそもそもモチベーションに頼らずに、脳が抵抗を感じない程度の簡単で小さな目標を何度も達成することで、最終的な「新しいことを始める」という目標を達成しようというメソッドです。大きい目標を成し遂げようと人から、日常の小さな目標を達成したい人にもおすすめの一冊。

17.『先延ばしは1冊のノートでなくなる』

著:大平信孝

画像出典:Amazon

株式会社アンカリング・イノベーション代表取締役であり、メンタルコーチでもある著者が開発した独自の目標実現法「行動イノベーション」と「行動イノベーションノート」を濃縮した一冊です。

やること自体はシンプルで、自分が本当にやりたい「ぶっとんだ目標」と、行動に直結する「10秒アクション」をノートに書くだけ。本書にはなぜこの簡単なアクションが目標実現につながるのかについても書かれています。モチベーションが行動につながらないという人におすすめしたい本です。

18.『スイッチ! 〔新版〕― 「変われない」を変える方法』

著:チップ・ハース ダン・ハース 訳:千葉敏生

画像出典:Amazon

『アイデアのちから』でベストセラーを出した、スタンフォード大学ビジネススクール教授であるチップさんと、デューク大学社会起業アドバンスメント・センター(CASE)シニアフェローであるダンさんのハース兄弟の著書。本書は「人間や組織が変われないのはなぜか?」という問いをきっかけに、人間の理性を「象使い」に感情を「象」にたとえて答えを導いていきます。

誰もが身に覚えのあるこの象使い(理性)と象(感情)の衝突を解決し、私たちに変化をもたらす様々な工夫をたくさん解説してくれています。モチベーション維持を邪魔する要素を、いかにして取り除くかを知りたい人には、ぴったりの一冊となっています。

19.『アファメーション』

著:ルー・タイス

画像出典:Amazon

著者ルー・タイス氏は、コーチングの祖として知られ、本書のプログラムはアメリカを中心に圧倒的な導入実績を誇る世界最高の自己啓発プログラム&成功法則です。NASA、米国国防総省、フォーチュン500社の62%が導入した確かな実績があります。一介の高校教師にすぎなかったルー・タイス自身もこの方法によって晩年は億万長者となります。

今回紹介した数々の書籍の中で1冊を選べと言われれば本書をおすすめします。ただ、400ページを超える大書なので読み込むのはけっこうたいへんです。本書と併せて苫米地英人さんの『「言葉」があなたの人生を決める』を読むと本書に対する理解が深まります。本気で人生を変えたいと思っている人におすすめです。

20.『パフォーマンスマネジメント―問題解決のための行動分析学』

著:島宗理

画像出典:Amazon

心理学の一分野である行動分析学をもとに、他者を含む自分たちの行動を科学的に管理して問題を解決する方法を紹介した本。著者は法政大学文学部心理学科教授を務める人物ですが、本書は部下や恋愛、スポーツや学校、病院など様々なケースを挙げながら解説しているため、楽しく読み進めることができます。

各章末にはクイズ形式の内容確認問題があるため、都度自分の理解度を測れるようになっています。全体で150ページ程度とさらりと読める分量も魅力です。モチベーションに結果が左右されるなら、そもそもモチベーションに頼らずに行動を制御すればいいという発想のもとに書かれた一冊です。

モチベーションを作るか?それとも「排除する」か?

モチベーションを作るという発想のほかにも、そもそもモチベーションの影響力を排除して目標達成を目指すという発想もあります。いずれも科学や実践の中で証明されている理論や方法があるため、どちらを選ぶかは完全に自分次第です。20冊の中から好みに合うものを選んで、自分の目標達成メソッドをアップデートしましょう。

Career Supli
もっともハードルの低いところからスタートしたいなら『小さな習慣』がおすすめです。
[文]鈴木 直人 [編集]サムライト編集部