ロジカルシンキング超入門!「考える」ための8つのポイント

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「考えるな、感じろ」はデキない人のセリフ

ビジネスパーソンにとってロジカルシンキングは必須のスキル。論理的に考えられなければ、論理的に説明することもできません。チームのリーダーとして活躍する場合や、自分自身をアピールしなくてはならない転職の面接などでもなくてはならない能力です。「考えるな、感じろ」と言う人もいますが、あくまでこれはロジカルシンキングができる上での話。そうでなければデキない人の言い訳でしかありません。

ここではロジカルシンキングの基礎中の基礎を8個のポイントに絞ってご紹介。考えるのが苦手な人も、きっとこの8個なら実践できるはずです。

「考える」ための8つのポイント

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1.「具体化」を使いこなす

「生きるとは何か?」という問いに答えるのは難しくても、「どんな時に生きていて幸せって思う?」という問いや、「何を食べている時が幸せ?」という問いなら答えやすくなります。「考える」のスタート地点は、「具体化」することです。1つ目の問いよりも2つ目、2つ目よりも3つ目の問いの方がより具体的な問いになっています。「考えづらいな」と思ったら、まずは具体化してみること。これが最も簡単な「考える」ための方法です。

2.「演繹法」でつながりをはっきりさせる

「えんえきほう」と読みます。推論の最も基本的な方法で、A=BかつB=CならばA=Cという「三段論法」はこの演繹法の代表例です。この方法のメリットは論理的なつながりをはっきりさせられる点にあります。

A.転職はスキルアップに繋がる
B.私はスキルアップがしたい
C.私は転職したい

上のような3つの文章があるとしましょう。これらAとB、BとC、AとCの論理的なつながりを見つけ、それを説明できるようになれば、「考える」ことの入り口に立てたことになります。

3.「帰納法」で説得力を身につける

推論の2つ目の基礎が「きのうほう」です。1つ1つの要素を論理的につなげる演繹法に対し、帰納法は複数の根拠から結論を導き出す方法を言います。自分は「チームビルディングができる」「営業実績がある」「専門知識がある」、だから「私は御社で活躍できる人材です」というように結論付けるのが帰納法です。この場合の根拠は多ければ多いほど説得力が強くなります。アンケートなどで回答者数が多いほど説得力が増すのは、帰納法的な考え方が働いているからです。

4.結論から考えて、無駄な思考をカットする

行き当たりばったりで行動してしまい、結局遠回りして結論に行き着く、なんてことはありませんか?「結論から逆算して考える」ことができれば、このような無駄を省くことができます。

Q1.3+○=?
Q2.(Q1の答え)+△=?
Q3.(Q2の答え)×□=★

★の部分の答えを導き出すために、わからない数字を1つずつ質問していくとします。この時Q1の○から質問し始めると、△と□についても質問が必要です。しかし仮に□が0だとしたら、Q2がどんな数字でも答えは0。すなわちQ1とQ2の質問は必要ありません。この可能性を考慮すると、結論部分であるQ3の□から考えたほうが無駄がないのです。

5.判断基準は「1つ」に絞る

「肝心な時に決められない」という人は複数の判断基準を無自覚に使っている可能性があります。

A社は事業規模が大きいのに対し、B社はそれに比べて事業規模が小さい。しかしA社は企業体質が古く、B社は風通しの良いフレキシブルな社風を持っているとします。この2社のうち、どちらに転職するのかを悩んでいるとすると、それは「事業規模」と「企業体質」という2つの判断基準によって企業を選ぼうとしていることが原因です。どちらかに判断基準を絞れば、簡単に決めることができます。

6.判断基準が2つ以上の時の「重み付け」

とはいえ「どちらも譲れない」という場合もあるでしょう。その時に使える思考法が「重み付け」。事業規模と企業体質のうち、事業規模のほうが重要だと考えるのであれば、それを判断基準に追加するのです。

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・A社の事業規模を8、B社の事業規模を5とする。
・A社の社風への評価を4、B社の社風への評価を7とする。
・事業規模に2倍の「重み付け」をする。

重み付け前であれば同じ点数だったA社とB社ですが、重み付けによってA社のほうが評価が高くなっています。この方法であれば、複数の判断基準があっても決めることができます。

7.「裏返し」でアイディアを生む

アイディアがなかなかでてこない!という人には論理的な「裏返し」がおすすめです。新しい占いサービスの立ち上げを検討している時に、「どの占い師に監修を依頼するか」で議論になったとしましょう。候補に上がったのは次の3人です。

・的中率80%を誇るAさん
・的中率50%のBさん
・的中率10%のCさん

普通に考えればAさんを採用すべきでしょう。しかし「裏返し」て考えてみると、Cさんの占いは「間違いなく90%はずれる」のです。これを利用して「言う通りにしなければ90%の確率で最悪の事態が回避できる占い」というサービスを考案することもできます。論理的な裏返しは、他の人が注目しない「盲点」を見つける強力なツールです。

8.自分の矛盾点を見つけるための思考法

矛盾した発言をする人を信用する人はいません。これは転職の面接などにおいても同じです。しかし自分の矛盾に気づくのは誰しも難しいもの。そこで知っておきたいロジカルシンキングの基本が「背理法(はいりほう)」。これは「ある主張が正しいと仮定して、矛盾を見つける方法」です。

例えば「私には営業スキルがある」という主張を正しいと仮定しましょう。ところが自分の経歴を振り返ってみると、職場では営業部門から製造部門に転属していたとします。営業スキルがあるならば営業部門で活躍し続けているはず。したがって最初の主張には矛盾がある、ということができます。

このような場合、営業スキルで自分を売り込むのではなく、別のスキルで自己アピールをするよう方向転換をする必要があるでしょう。

「考える」ことに慣れよう!

「考える」は才能ではなく技術です。したがって「考える」スキルは、身につけることができます。「自分は考えるのが苦手だから」は言い訳でしかありません。ここで挙げた8つのポイントを意識しながら、日常生活で、仕事で、考える癖をつけましょう。そうすれば次第に論理的に考えるのが当たり前になっていきます。ぜひあなたも「論理的に考えられる自分」になりませんか?

参考文献『そもそも「論理的に考える」って何から始めればいいの?
Career Supli
ロジカルに考えれば避けられるトラブルや争いは多いです。自分で頭で考える習慣を身につけましょう。
[文] 鈴木直人 [編集] サムライト編集部

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