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思考に手錠をかけるな
「どうしてあなたは檻の中にいるわけでもないのに、そんなに不自由なの?」
これは堀江さんが獄中で書いた、メルマガ原稿をまとめた著書「金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの? 」の、あとがきの言葉です。獄中で不自由なはずの堀江さんに、外で自由なはずの人間が、仕事や人間関係の悩みを相談するーーよく考えるとおかしな話ですよね。
どんなに不自由な環境でも、思考にまで手錠をかけられるわけではないと、堀江さんは言いますが、もしかしたら私たちは自分自身で自らの思考に手錠をかけて、身動きがとれなくなっているのかもしれません。仕事でいまいちブレイクしきれないのも、ひょっとしてそれが原因なのでは?
そんなあなたにおススメしたいのが、今回ご提紹介する頭の中にホリエモンを同居させて、アドバイスをもらう方法です。
別にホリエモンではなくても成功した人なら、誰でもよいのではないか?
そう思った方もいるかと思いますが、頭の中に同居させるのは、やはりホリエモンがベストなのです!その理由を説明しましょう。ちなみに同居させるホリエモンはリアルな堀江さんではなく、下記のイラストのキャラクターをイメージするとうまくいくと思います。
出典:Amazon 刑務所わず。
同居させるといいこと、その1
思考のアウトプットが多くトレースしやすい

堀江さんほど優秀なビジネスマンは、今のIT業界でも数えるぐらいしかいないと思います。そういう人達は当然ですが、本業が死ぬほど忙しく、あまりネット上での発言は多くありません。一緒に働いているわけでもない限り、たまに出版される書籍や、BLOG、twitterを読むぐらいしか、その思考に触れることができません。
ところが堀江さんの場合、アウトプット自体がビジネスになっているので、twitter、HORIEMON.COM、ニュースピックス、ホリエモンチャンネル、有料メルマガ、堀江貴文サロン、書籍、たくさん堀江さんの思考に触れるチャンスがあります。
特に有料メルマガは、毎週100問ぐらいのQ&Aに答えています。ですから、ホリエモンが何と答えるかシュミレーションすることができます。これを繰り返すことで頭の中のホリエモンが動きだします。
同居させるといいこと、その2
すべての「常識」や「常識とされていること」を疑う
堀江さんはこの世のシステムのほとんどは、人を幸せにするのではなく、単なる惰性で残っている。究極的には「お金」もなくなっていいツールだと述べています。
そのため二言めには「それ本当?」、「思考停止だよ」、と鋭くツッコミを入れます。慣習や空気など、本質的でないものはバッサリ否定。ですから、ホリエモンがいると常に前提を疑うという癖がつきます。
同居させるといいこと、その3
商売の基本に忠実
派手なイメージがありますが、堀江さんの言うビジネスの基本は驚くほどシンプルです。それは下記の4つです。
2、 在庫を持たないビジネス
3、 粗利が高いビジネス
4、 毎月課金できるビジネス
これを実行するだけです。また、ライブドア時代には「引っ越しとかで備品を処分する会社を調べて、もらえそうなものは引き取ってこい」と社員に命じるほど、余分な出費をおさえる堅実ぶりです。ですから、ホリエモンがいるとビジネスに必要のない出費をしなくなります。
同居させるといいこと、その4
即断即決、決まったらすぐ動く

グルメアプリ『テリヤキ』の開発陣や、著書「ゼロ」(ダイヤモンド社)のプロジェクトを手掛けたcakesの加藤さんなど、堀江さんと一緒に仕事をした人は、誰もが口を揃えて堀江さんの判断の早さが、ハンパではないと答えています。
やり取りは基本的に『LINE』のグループで、何かを相談すると即座に返答があるようです。ですから、ちょっとでもモタモタしたら、ホリエモンにせかされて常に即決を求められます。
同居させるといいこと、その5
メディアの使い方が天才的に上手い
現在はYouTubeチャンネルに力を入れており、少しずつバージョンアップしています。ホリエモンドットコムの制作の際は、自分でつくれるにもかかわらず、WEBコンサルタントの永江一石さんに依頼したようです。
ブレーンをうまく活用し、効果的なメディアの使い方の研究に余念がありません。ですから、ホリエモンがあなたのSNSの投稿にダメ出ししてくれます。
同居させるといいこと、その6
かなりのおせっかい
糸井重里さんが、堀江さんの性格を「まじめなおせっかい」と表現しています。堀江さんは、才能やチャンスが最大限に生かされていないのに我慢できず、自分の人生だけでなく、人の人生まで後押ししようとします。
ユーグレナの出雲さんや、コルクの佐渡島さん、SHIBUYA BOOK SELLERSの福井さんなど、現在会社を経営している方々も、堀江さんに背中を押されたことがある、というエピソードを耳にしました。ですから、ホリエモンがあなたの背中も押してくれるかもしれません。
同居させるといいこと、その7
実は真面目で努力家

堀江さんの一番すごいところはやると決めたプロジェクトはとにかく愚直にやり続けることです。刑務所の中で、限られたな枚数の便箋に小さな文字でメルマガを書き続けたり、すぐにお金にならないYouTube動画を毎日アップし続けるなど、コツコツ継続する力がすごいです。ですから、ホリエモンがいるとサボれません。
最後に
頭の中にホリエモンを同居させるメリットがお分かりいただけましたでしょうか。俄然興味が出てきたという人は、有料メルマガや著書あたりから読みはじめるといいでしょう。
最後に忠告ですが、ビジネス以外の部分で、ホリエモンの影響を受けすぎるのはやめた方がいいかもしれません。けっこう、身も蓋もないことを言ったりします。
例えば「最近は面白いモノが増えたので、相対的に子育てのコンテンツ価値が下がっている。」とか、子育て真最中の人が聞いたら、本気で怒りそうなことを平気で言ったりするので、それを間に受けてそのまま発言すると大変なことになります。
ご注意ください。ですが、こんなに面白い人は、なかなか他にいないので、食わず嫌いはもったいないです。ぜひ一度、先入観を抜きに堀江さんの作品に触れてみてください。
[文]頼母木俊輔 [編集]サムライト編集部