2種の話術で心は捕らえられる!仕事に活かせるトークは占い師に学べ

「占い」気にする方ですか?

朝のニュース番組で流れる星座占いから数ヶ月待ちの予約の入っている占い師の診断まで、世の中には多くの占いがあふれています。

当たるも八卦当たらぬも八卦」というスタンスは今では当たり前になっていますが、歴史の中では政治に占いが用いられた時代もありました。最近注目されている「宿曜占い」は徳川幕府を築くために利用され、天下を治めた後はあまりの的中率を恐れた幕府によって封印されたといいます。

占いが当たるのは霊的な力のおかげか?統計学的なデータ利用か?など様々な解釈がされますが、この二つの他にも「言葉の力」が大きく影響を与えています。

世の占い師は霊感や研究に加えて「話術」にも長けています。人を導くためには言葉の力が何よりも重要なのです。占い師の用いる話術はビジネスの現場においても取引先の心を捕らえ自分に有利な交渉を成立させるために使うことができます。

なかなか思ったように交渉が進まない…と悩むあなたは占い師のトークから学んでみましょう!

占い師の使う2種の話術

占い師の言葉はどうして的中するのでしょうか?あなたの守護霊が語りかけているから?占い師がアカシックレコードにアクセスしているから?「霊感」が本当に存在するのかどうかは置いておいて、占い師の言葉が当たる理由には主に2つのテクニックを用いることが大きく影響しています。

その2つのテクニックは「ホット・リーディング」「コールド・リーディング」と呼ばれるもので、2つの話術の違いは情報の取得の仕方に違いがあります。

占い師は自分の手法や相手に合わせてこれらの話術を使い分け、占いをする対象の心を操るのです。

ビジネスに向くホット・リーディング

ホット・リーディングとは「占い師が対象者に会う前に対象者の情報をあらかじめ調べておき、その情報を占いとして出すことで対象者を信頼させる」というだけの特別な技術を必要としないとても単純な話術です。

しかし、占い師が明日、誰を占うことになるのか?を事前に知ることは少なく、実際に占いで使える場面は限られます。

ビジネスにおいては明日、どこの誰と打ち合わせをするのかを知らないなんて事があったら大変なことです。最低でも打ち合わせする相手の会社、名前くらいは知っているはずですよね。

会社名前を事前に知っているだけでは、もちろんホットリーディングになりません。しかし、会社と名前さえわかれば、今の時代はスマートフォンやパソコンで簡単にホットリーディングの準備ができます。

何も難しいことはありません。Facebookで取引相手のページを見て予習してしまいましょう!見るべきは主に趣味やプライベートについてです。

インターネット実名時代の恩恵

取引相手のFacebookを覗いて、もし相手が子供の記事ばかりアップしている子煩悩であれば「先週親戚の子供に会いまして」など自然な形で相手が子供について話し出せるような切り口を用意すれば、あっという間に心を開いてくれるかもしれません。料理好きなら旬の食材について、お酒好きなら良い酒蔵について、なんていうのも良いでしょう。

また、相手の趣味が「化石」や「電車」など少々マニアックで語るには知識を必要とするものだった場合はもう一手間掛かりますが、チャンスです。マニアックな趣味を持っている人というのは、他人とその話題を共有できるというだけで警戒心を解き、仲間だと認識してくれます。相手の好きな分野について調べて勉強しておき、相手がその話を語り出しやすいような糸口を用意してあげましょう。

ただ、絶対にやってはいけないのは「知ったか」です。そのマニアックな分野についていくら調べたとしても付け焼き刃に過ぎないのですから、必ず「知っている・好き」ではなく「興味がある・知りたい」というスタンスを忘れないようにしましょう。

自分が相手の理解者であると思わせることが、ホット・リーディングの一番の目的なのです。他人同士の間柄ではうまくいく交渉も難航するかもしれません。

インターネット実名時代、使える情報はきちんと利用して会話の中で優位に立ちましょう。

コールド・リーディング

取引相手のFacebookや情報が見つけられないこともあるでしょう。そういう時にはその場で相手がどんな人間なのか?を判断し、心を捕えなければなりません。

そんな時に覚えていて欲しいのがコールド・リーディングという話術です。

コールド・リーディングとは端的に言うと、対象者を観察したり何気ない質問を投げかけることで相手から情報を引き出し、まるで対象者の真実を見抜いたかのように、占いの結果として出すことで信頼させる話術です。占い師の用いる話術の中では最も初歩的で、かつ最も技術や経験の差が出る話術でもあります。

コールド・リーディングの手法は

誰にでも当てはまるような質問や推測をする
反応を観察する

2つが基礎となっており、大変シンプルです。

これほどシンプルな話術だからこそ、得られる情報の精度が占い師の口調、表情、身なり、間の取り方など相手に印象を与える要素の全てと、何より相手を見抜く観察眼に掛かっています。

占い師ではなくとも、相手に与える印象と観察眼は重要なものです。汚い身なりで取引先に悪印象を与えてはビジネスマンとして失格ですし、優れた観察眼はビジネスにおけるニーズを見抜きます。

コールド・リーディングをビジネスに役立てる

ホット・リーディングと同じように、コールド・リーディングも相手の懐に素早く入り込む突破口として利用することができます。ホット・リーディングと違うのは、相手の突破口がどこにあるのか?を初見で探っていかなくてはならないため、より積極性が重要です。

コールドリーディングの基本に沿うとまずは「誰にでも当てはまるような質問や推測」をしなければなりませんが、これは必ずしも当てにいかなければいけないわけではありません。

たとえば「もしかして何かスポーツをされてましたか?」と質問をしたとして、これが当たりどんなスポーツをしていたかの情報を引き出せた後には、そのスポーツについて話を広げれば、話は盛り上がることでしょう。

しかし、外してしまった場合に焦って次の質問に急ぎすぎてはいけません。外したなら外したで、どうしてその推測に至ったのか?という観点から相手を褒めれば良いのです。

人の心理には「好意の返報性」があります。

好意を示されると警戒を解きやすくなり、仲間として認めたくなるのです。突然の「褒め」では用心深い人には警戒されるかもしれませんが、どうしてそう思ったのか?の前提を「誰にでも当てはまる質問」で作っているので道筋が立っています。

また、相手の答え方ひとつ取っても、表情や仕草、声色など観察すべきところはたくさんあります。占い師のように本格的に心理を読み取ることができなくとも、相手が微笑みを作ったのなら微笑みで返す、相手が答える前に咳払いをしたなら飲み物をすすめる、など観察をした上での気遣いが相手の心を開きます。

ショートカットで心を開こう

占い師が心理を読むための話術というと胡散臭く感じたり、人の心を操り洗脳する技術のように感じますが、そんなにややこしいものではありません。ホット・リーディング、コールド・リーディングは通常のコミュニケーションでは開くのに時間が掛かる相手の心の扉を開けるために役立たせられる技術なのです。

懐に入るために相手を喜ばせる、気遣いができるというのは優れた社会人の証です。

あなたもほんの少しの下調べや観察で相手の心の扉を迅速に開きましょう!

[文・編集] サムライト編集部