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いまの会社は楽しいですか?
ある仕事の満足度調査によれば、仕事の不満の第1位は仕事の内容ではなく、職場の人間関係だそうです。この人間関係を円滑に回せるかどうかに仕事の満足度が大きく影響されるので、もし今あまりうまくいっていないようであれば、すぐに対策を考えることをお勧めします。
そこで今回は社内で愛されるための、とっておきの6つのメソッドを紹介しましょう。これを実践すれば確実に社内で愛される人になり、毎日の仕事がグッと楽しくなるでしょう。
愛されメソッド1.わかりやすいキャラクターをつくる

人は自分がよくよく知らない人に対して、不安や猜疑心をもちやすく、うまくコミュケーションをとることができません。そのため、あなたはまず、自分がどんな人間であるのか、社内の人たちに理解してもらう必要があります。
これは本質的な話というよりは、どちらかといえばキャラクターの問題です。どんなキャラクターとして社内で認識させるのか、自分の中で明確にして、そのキャラクターに沿った行動や発言を意識してください。とはいえ、そんなに難しく考えなくても大丈夫です。
例えば「いつもポジティブで、朝型で、メールのレスが早く、テクノロジーに強く、カレーと音楽を愛している人」みたいな感じでOKです。一度この人はこういうキャラクターの人だと社内で認識されると、相手が勝手にその前提を踏まえた上で、あなたの言動や行動を判断するので、理解してもらえやすくなり、コミュケーションが円滑になります。
このキャラクターづくりで役立つのがSNSです。自分が認識されたいキャラクターに沿って積極的に情報発信しましょう。ただし、自分的に不自然なキャラクター設定をすると、後々ストレスになるだけなので、背伸びをせず自然体でできる範囲のキャラ設定にしてください。
愛されメソッド2.常に上機嫌でいる

社内で一緒に仕事をしたくない人の第1位は、ヒステリックな人です。突然ブチ切れて感情を露わにするような人は、職場の空気を一瞬で凍らせて、周囲の人たちの胸の中をざわつかせます。これとは正反対に、常に上機嫌でいる人は、一緒にいて気持ちがよく、周りを明るくします。
もちろん仕事をしている中で、小さなトラブルや問題は日常的に発生するので、ニコニコしてはいられない時もあるでしょう。それでも、常に上機嫌でいると決めて、実践してください。常に「常に上機嫌でいる」と心に決めて行動するあなたの意思に人は惹かれます。
呑気で脳天気なヤツと思われるかもしれませんが、問題ありません。常に上機嫌でいると決めている人が絶対に愛されます。
愛されメソッド3.苦手な人の懐に入る

社内に、この人はどうも苦手だなという人が1人くらいはいるかもしれません。多くの人は苦手な人との接触をなるべく避けて、距離をおこうとすると思いますが、これは得策ではありません。嫌だなと思う人がおなじ職場にいると、それだけで仕事に行くのが憂鬱なってしまうこともあります。
苦手な人がいる場合は距離を取るのではなく、あえてグイグイ近づいてください。どんなにこの人は嫌だなと思う人でも、相手と会話をすることで、相手がどのような「内在的論理」に基づいて行動しているのか、理解できるようになります。
「内在的論理」とは、その人の外面でわかる行動の理屈ではなく、心の中に隠している、もしくは隠していなくても表に出していない理屈のことです。
相手がどんな理屈で動いているのか知ることで、同意はできなくても、理解することができます。自分のことを理解してくれる人には相手も心を許してくるので、関係も改善されて、気づいたころには苦手意識もなくなっているでしょう。
愛されメソッド4.新商品のお菓子をシェアする

新商品のお菓子を積極的に買ってきて、周りの人にシェアしてあげましょう。ちょっとした甘い物やお菓子で休憩を挟むことで、気分がリフレッシュされて、コミュケーションが円滑になります。
新商品のお菓子を購入する理由は、それをネタに会話が盛り上がるからです。新しい味を一緒に体験することでコミュケーションのキッカケになり、仲間意識が高まります。
同僚に無理な仕事のお願いをする時も、冗談っぽくお菓子をたくさんあげてから話を切り出すと、少しハードルが下がります。最近はダイエットで糖質制限をしている人も多いので、カカオ多めのチョコレートなど、砂糖をあまり使っていないお菓子も検討しましょう。
愛されメソッド5.相手の求めるカレンシーを提供する

カレンシー(通貨)とは相手にとって価値あるものを意味します。相手にとって価値のあるカレンシーが何かを知りましょう。例えば、名誉、お金、表彰、人から尊敬される、異性を紹介するなど、その相手によって求めるカレンシーは違います。
カレンシーとして使えるものを幅広く準備しておけば、価値の交換に使える可能性が高いです。たとえ対立する相手であっても、相手が関心をもつカレンシーと、自分が提供できるカレンシーが一致すれば価値の交換を成立させることもできます。
詳しくは過去の記事「なぜ、私の依頼は後回しなの?人を動かすには「カレンシー」の交換が必要です!」をご覧ください。
愛されメソッド6.ユーモアを挟む余地を常にさがす

画像出典:foxmovies
今話題の映画「オデッセイ」はもうご覧になりましたか?映画通の人たちがこぞって大絶賛している大傑作です。監督はリドリー・スコット、主演はマット・デイモンで、火星に一人置き去りにされた宇宙飛行士の生存をかけた孤独な奮闘と、彼を救いだそうとする周囲の努力を描く作品です。
火星に一人というこれ以上ない絶望的な状況に追い込まれても、かすかな可能性に向けて行動していくのですが、この映画を見ると危機的な状況においてユーモアがどれだけ大切か、よくわかると思います。どれくらい重要かというと、最先端の科学技術と同じくらい重要です。マジで、と思った方はオデッセイを観てください。意味がわかると思います。
ユーモアにはそれぐらい人間を奮い立たせる力があるのです。落語家の立川談志さんが「落語とは人間の業の肯定」であると言っていました。矛盾に満ちたちっぽけな存在の人間を肯定するものであると。
ユーモアも本質は一緒なのだと思います。苦しい場面や修羅場ほど、ユーモアが入る余地がないか探してみてください。苦しい場面でユーモアを挟める人は愛されます。
