1人で参加したパーティーで2時間しのぐ!ハズさない世間話8選

明るいあの人は持っている「タネ」

あなたは世渡り上手ですか?それとも人見知りですか?知り合いのいない場所でなかなか他の人に話しかけられず、居心地の悪い思いをしたことのある人は意外と多いかもしれませんね。

いつもパーティーの中心にいるような明るい人は、決して全ての人と大親友というわけではありません。誰に対しても当たり障りがなく、会話の弾む「世間話のタネ」を何種も持っているのです。世間話はお互いを理解し合うために直接作用するわけではありませんが、持て余している時間を埋め、あなたの印象を悪くない形で相手に残してくれます。

知らない人と喋ることなんてない!とお困りのあなたに、ハズさない世間話のタネを8つ授けましょう。

タネ1.子供時代は誰にでもある「過去」

相手が同い年くらいに見えたら、過去の話をしてみれば話が広がるでしょう。子供のころに見ていた特撮、学生の頃に流行った音楽などは懐かしさを共有できる良い話題です。世代が違うようなら、どんな子供だったのか?と聞けば、いつの時代も子供のすることは大して変わりませんから、何か共有できるものが見つかるはずです。

現状の話は時と場合によってはデリケートな話題となってしまうこともありますが、過去の話であれば話したいことだけを話すことができるので、地雷を踏む確率は格段に減ります。自分のわんぱくだったエピソードを1つか2つ、親に聞いておけばどこでも話せるタネになりますよ。

タネ2.出身地から生活圏まで「地域」

里心・地元愛は誰もが持ち合わせているものでしょう。自分の故郷の話が出来て嬉しくない人はあまりいません。相手の出身地についてどんなところなのか?と訊ねてみたら嬉しそうに答えてくれるでしょう。しかし、もっと良いのは47都道府県についてある程度の土着した知識を仕入れておくことです。

相手が北海道出身ならば、北海道でしか発売されていない飲み物「ソフトカツゲン」の話や北海道でしか放映されていないCM「木の城たいせつ」についてなど、出身の本人も忘れているかもしれない「地域限定」の話をしてみると相手のノスタルジーを刺激することが出来て、話が弾み出すかもしれません。

タネ3.定番中の定番「季節・天気」

仕事中や移動中に生まれた時間のはざまに、天気の話をしたことのない人はいないですよね。天気は誰にとっても平等だからこそ、もっとも無難な話題だといえるかもしれません。天気の話をする時にはただ単に晴れているから汗ばむ、雨が降っているから肌寒い、などで終止させてはいけません。天気はそこから様々な話題に広げることのできるタネです。

晴れた春の日なら花粉症、夏ならクーラーによる冷え、雨ならの話題など多くの人にひっかかるものに繋げやすいのが天気の話の良いところです。少し風流ぶりたいなら、季節に咲く草花の話なんかも良いでしょう。日本人は四季と共に生きてきました。現代版百人一首を作るくらいの気合いで、季節や天気から繋がる話題を用意してみてもいいかもしれません。

タネ4.どんな人なのかが分かる「休みに何してる?」

仕事の話をしたくない雰囲気の時もあります。そんな時にはプライベートな時間をどう過ごしているのか聞いてみましょう。その人がアクティブな過ごし方をしているのであれば、詳細について聞いてみれば良いでしょう。あなた自身も明るい分野ならばその話題で盛り上がれますし、知らない分野であれば教えてもらえば良いのです。

もしかしたら、休みに特になにもしていない、文字通り「休んでいた」だけの人もいるかもしれません。そんな時には平日の疲れや、休みに寝て過ごすことの贅沢さに共感してあげれば相手を安心させることができます。もしあなた自身がそういった過ごし方をしているなら、聞かれた時に備えて「休日なにしてるの?」ビシッと答えられない人のための7つの上手い返し方を読んでみると良いかもしれません。

タネ5.適当に喋ってしまおう「妄想」

現実の話ではなく、「○○だったらどうする?」と妄想の話を広げるのも当たり障りが無く、楽しめる話題です。「100億円手に入ったらどうする?」でも「透明人間になったらどうする?」でも、現実とかけ離れていればいるほど、立場や現状と関係なしにお互い話すことができます。

「考える必要のないこと」であればあるほど、それを話す人の人格は見えてくるものです。妄想の話を2人で広げて、その人が一体どんな人か?が分かれば次にするべき話も自ずと見えて来るはずです。あまり本腰を入れて妄想の話をしすぎても、相手を引かせてしまいますが、気楽に話している限りは与太話で片付けてもらえる楽な話題です。

タネ6.それぞれにコダワリがあるはず「食べ物」

話相手が断食している僧侶でもない限り、食べ物の話題はハズしません。昨日食べた美味しかったものの話でもしてみるといいでしょう。普段たいして良いものを口にしていないなら、今の季節においしい旬の食材の話や食べてみたいものの話をしておけば大丈夫です。

もしあなたが料理をしない人でも、レシピ本を一冊買って読んでおけば食材の話ひとつとってもどんな調理法が美味しいか、や変わり種の食べ方など食べ物の話に広がりを持たせられます。誰もがものを食べずには生きていけないのですから、食べ物に関する雑学はいくら知っていても無駄にはなりません。

タネ7.シンプルに喜ばせよう「褒め」

相手の姿を見て、ネクタイが変わっているとか、綺麗な靴を履いているとか、肌がツヤツヤしているなどの特徴を発見したら、そこを褒めて会話の切り口にしましょう。無理やり発見して褒めるとワザとらしく、いやらしい印象になってしまうため、あくまでも自然と目に留まった場合です。

相手の良いところを見つけるには、普段から観察眼を養っておかなければなりませんが、どんな小さなことでも良いと思ったことを素直に口にすれば、相手の気分を害することはないはずです。褒めた部分について相手が嬉しそうに話し出してくれたなら、この世間話は大成功といえるでしょう。

タネ8.小さなラッキーを報告「プチ自慢」

自分の身に起こった小さな幸せを相手と共有するのも良いタネとなります。幸せのおすそ分けという感覚で、「今日の朝食べた卵かけごはんの黄身が双子だった」や「自販機で当たりが出た」ことなど、偶然が生み出した「ラッキー」はちょうど良くどうでもいい話題になります。

どうでもいい話題ながらも、ラッキーのハードルを自分から下げておくことで、相手に「何か良いことはありましたか?」と聞いた際に話を聞き出しやすくなります。良いことを自慢するのは気持ちの良いことなので、お互い小さなラッキーを自慢しあうことは良い雰囲気を作ってくれます。

8つのタネの育て方

これら8つのタネは、肥料となるあなたの知識や感性次第でどんな話題にも広がるタネです。どのタネにも共通して大事なことは、相手の気分を害さない、相手から話を聞き出す、相手を喜ばせるの3つだけです。

この3つさえ守れていれば、これらの話題のタネは知らぬ間に育っていき、あなたを人見知りから話し上手な人へと変えてくれるでしょう。

どんな時、どんな人が相手でもこれらのタネが使えるよう、様々な分野に興味を持ってタネを育てるための肥料を蓄えておきたいですね。

[文・編集] サムライト編集部