社会人になってからの勉強は何がよい? おすすめジャンルや方法、勉強時間を解説

勉強は学生だけのものではありません。むしろ社会人になってからが勝負。ここでは、勉強すべきか迷っている方に、社会人が勉強するメリット、おすすめのジャンル、その勉強方法、さらに結果として年収アップにつなげる方法などを解説していきます。

社会人が勉強しない理由

社会人になってから勉強を続けるのは簡単ではありません。その理由として大きく三つのことが考えられます。

ひとつ目は、そもそも勉強の必要性が自覚できない、わからないということです。定職に就いて、安定した生活が送れていれば、勉強しなければ、という気持ちがなかなか湧いてきません。目的がなければ勉強する意味を見出せません。

また、勉強によるメリットもそれが何なのかが見えづらく、意欲につながりません。勉強をするには、まず具体的な目標や目的意識が必要です。

二つ目は、目的があっても、仕事が忙しいため勉強する時間を確保しづらい、という理由です。日々の仕事や生活で毎日があっという間に過ぎていく、というのは社会人の常です。

そして、三つ目の理由は、その忙しい日常の中、日々まわりの誘惑に負けてしまう、ということです。勉強よりも楽しいこと、興味があることが目の前にあれば、ついそちらを優先してしまいます。勉強できるような環境や仕組みが整えられていないことが原因です。

社会人の勉強は簡単ではない。でもそのメリットは大きい

社会人が日々の仕事に加え、プライベートな時間を使って勉強を続けていくのは大変なことです。しかし一方で、学ぶことは自分の可能性を広げることにつながり、その価値はあります。

勉強への「やる気」を高めるために、社会人ならではのメリットを確認しておきましょう。

今後の選択肢が増える

今やっている仕事をもっと深く知り、勉強をすることは、キャリアアップのために必要な知識を習得することにつながります。新たに得た知識とこれまでの経験をあわせて、新しい発想が生まれる可能性もあります。

勉強を続けることで、今やっている仕事でも物の見方や考え方が変わり、成果が期待できます。自分の能力の範囲が広がることで、やりたいと思ったことにチャレンジすることに積極的になれます。

勉強をしていないとキャリアアップだけでなく、今後転職を考える機会があったとき、十分な知識や経験がないせいでせっかくのチャンスを逃すことにもなりかねません。

勉強を続けること。それは、自分の生き方の選択肢が増えるということでもあります。

プラスアルファのスキルが持てる

勉強の成果として、日々の仕事では得られないスキルを身につけることができます。

もっと上を、という「やる気」にスキルが加われば、仕事の選択肢が増え、結果として好きな仕事を見つけやすくなります。希望する職種や部署への配置転換を願い出たり、興味のあるプロジェクトへの参加を志願したりしやすくなります。

転職活動では、今就いている業務以外のスキルを武器に、多方面で活躍できる人材として自己をアピールできます。このような人材は、企業側にとっても魅力的であるはずです。

仮に経験のない職種への転職希望であっても、その職種に関する勉強を習得しておけば戦力としてみなされ、採用に至る可能性も高いと考えられます。

内外に自分をより魅力的にアピールするとき、勉強とスキルアップは大切な武器になります。

自分の自信につながる

仕事をしながら勉強を続けることによって、自分にどんな変化が現れるのでしょうか。

それは「自信」です。学んだことが結果となって現れるには、その方によって時間がかかるかもしれません。

しかし、日々の積み重ねによる勉強は確実に自分の中に残り、豊かな知識となって身につきます。さらに、知識だけではなく、勉強を継続することで「忍耐力」も身につきます。必要なときに勉強した知識が活用できると、成長を実感でき、それは自信へとつながります。

次に、自信がつくことによってさらにチャレンジ精神が育まれ、行動力が増していきます。結果が出ることで、勉強をするのが楽しくなり、学びの意欲も湧いてきます。

仕事などで難しい課題や問題にぶつかったときでも、自分がやってきたことを振り返ることで、乗り越えられるという前向きな思考へと発展します。

社会人の一般的な勉強時間

自分のまわりの社会人は一体どのくらい勉強しているのか。それを知ることで、自分がどの程度なのかが把握できます。

この場合、単に時間の長さを比べて一喜一憂するのではなく、現状を認識した上で自分の勉強時間をどのように組むのかを考えることが大切です。

毎日の生活の中で、ストレスなく勉強時間を確保する方法を知っておくと、自然に勉強を続けていける環境が整えられるようになります。確認しておきましょう。

勉強時間の平均

総務省統計局の出した「令和3年社会生活基本調査」によると、仕事を持つ方が学習・自己啓発・訓練に充てる時間は、テレワークの方で10分、テレワーク以外の方で4分となっており、1日あたり平均7分間という結果が報告されています。

社会人の自由時間としては、睡眠8時間、仕事8時間、通勤往復2時間として24時間から引くと6時間です。食事や入浴時間、家族の団らん時間を差し引いても、10分未満の勉強時間は少ない水準です。

【参照元】総務省統計局|令和3年社会生活基本調査

勉強時間を確保するには?

仕事やプライベートに忙しい社会人が勉強時間を確保するには隙間時間の活用が有効です。

隙間時間を有効活用するには、いつでも勉強できる環境を整えておかなければなりません。電車などの通勤時間で勉強するには、スマートフォンやタブレットを使うのが便利です。

アプリをインストールしておけば、通勤時間などの隙間時間に動画や本を閲覧できます。また、文字情報をデータ化するOCRスキャナーなどでスマホやタブレットに情報を取り込み、勉強することも可能です。隙間時間以外には出勤前や休日が挙げられます。

朝は1日のうちで頭が最も冴えている時間帯なので、勉強するには最適です。早起きする必要がありますが、気になるお店のモーニングを食べるなどの楽しみを作っておけば、モチベーションを上げやすくなります。楽しみができると早起きがしやすくなり、勉強時間の確保が可能です。

休日はまとまった勉強時間をとるチャンスです。予定があっても、その前後に勉強を入れ込むことで、無理なく行えます。勉強時間を確実に確保するには、学習スケジュールを立てるとよいです。

社会人の勉強はタイムスケジュールが重要

学習スケジュールを立てることで、日々着実に目標とする勉強の内容がこなせます。

計画は、1週間くらいの単位で学習スケジュールを立てて実行するのがおすすめです。まったく勉強できない日があっても、休日で挽回するなど、その週のうちにスケジュール通りの分量をこなすようにすると、勉強もストレスもたまらずに済みます。

1カ月以上の中長期的なスケジュールを立てることも大切ですが、遅れが生じたときに後回しになりがちになり、結局勉強がどんどんたまっていき、決めていた分量をこなせなくなります。

1週間くらいであれば、たまる分量も多くないので遅れを取り戻すことが容易になります。

社会人の勉強は何する?おすすめのジャンル

勉強はしたい、でも何から手をつければよいのか。と迷う方は多いです。社会人の場合は学生と違って自由度が高く、選択肢が多いだけに尚更です。

ビジネスにおいては、市場価値の高い人材になることが重要なことのひとつに挙げられます。市場価値が高い人材というのは、需要の高い知識やスキルを持った方です。

市場に求められている能力が何なのかを知り、そのジャンルを勉強しておくと自分の価値が高まります。

外国語

勉強のジャンルでのおすすめは「外国語習得」です。ビジネスや旅行で外国人と意思疎通がとれると世界は一気に広がります。

行動範囲も広がり、世界を視野に入れて活躍できるようになります。とりわけ英語は多くの国で共通語のように話されているので、コミュニケーションがとりやすい言語です。日本語以外の言語の習得は、今後も求められると思われます。

ビジネスにおいては、とりわけコミュケーションが大切です。翻訳アプリなどを用いると認識に違いが生じるかもしれません。ニュアンスを読み違える可能性もあります。

ビジネスの場では、ちょっとした認識の違いが、大きな損失になるおそれもあるため、人と人が直接言葉を交わしてコミュニケーションをとるのは大切です。

このように、世界を視野に入れて活躍するには外国語を習得するのが効果的であり、話せるようになると転職や配置転換で有利になります。

プログラミング

IT業界では人材が不足しているといわれており、経済産業省によると2030年には約16~79万人の人材が不足すると予想されています。

IT人材が必要とされる理由のひとつには、プログラミング技術が求められていることが挙げられます。

プログラミング技術によってWebサービスやアプリ、システムが開発されています。インターネットと家電などのあらゆるモノをつなぐIoTといった先端技術が導入されたことで、プログラミングスキルが求められる場面が増えました。

また、さまざまな企業がデジタル化を検討および推進しているため、プログラミングのできるIT人材が業種を問わず求められています。そのため、プログラミングスキルを習得すれば、転職活動や企業内における自らの価値を高めることができます。

【参照元】経済産業省|IT人材需給に関する調査(概要)

マーケティング

マーケティングを学んでおくと、さまざまなビジネスにおいて役立ちます。

マーケティングとは商品やサービスが消費者や利用者へ効率よく届けられるようにする仕組みのことです。商品やサービスの売れ行きは日々変わるため、マーケティングはビジネスや経営の基礎として重要な活動です。

マーケティングはすべての業界および業種に関わるものなので、知識や経験があればあらゆるビジネスにチャレンジできます。マーケティングの結果が売れ行きに直結するため、企業は優秀なスキルを持つ人材を求めています。

社会人の勉強方法

仕事に忙しい社会人は、限られた時間で効率よく勉強することが求められます。そのためには、勉強方法を工夫することが必要です。

また、ただ勉強するだけではなく、知識が定着しなければ意味がありません。

ここで効果的な勉強方法を確認しておきましょう。

ながら勉強をする

移動しながら、作業をしながらといった、ながら勉強は忙しくて時間のない社会人には有効な方法です。

ながら勉強の仕組みを整えておけば、机に向かわなくても勉強できるようになります。頭を働かす必要のない単純作業のときなどに、音声を聴いて学習することも可能です。

1日の中でどのタイミングでながら勉強ができるのかを確認しておくと、意識的に取り組めるようになり、勉強の機会を失わずに済みます。行動を時系列に書き出して可視化すると、勉強しやすいタイミングを見つけやすいです。

時間管理術を駆使する

有名な時間管理術としてポモドーロ・テクニックがあります。25分の勉強と5分の休憩を繰り返し、これを4回ほど行ったら15~30分ほどの休憩をとる方法です。

ポモドーロ・テクニックを用いると、作業中の集中力が高められるので、勉強の効率が上がり、同じ時間でも密度の濃い学習が可能となります。

集中して勉強したいときは環境を整えることも大切です。ついスマートフォンや漫画などを見てしまう、という方は、誘惑の元となるものを近くに置かないようにするのがポイントです。

スマートフォンや漫画を見てしまうと、思ったよりも長い時間を費やしてしまいがちで、結果的に勉強の効率が下がります。

アウトプットする

勉強はインプットだけでなく、アウトプットすることで記憶として定着しやすくなります。インプットだけを行っていても定着しにくく、本当に身についているのか、覚えているのかがわかりにくいです。

アウトプットを行えば、学習が不足している部分や覚えていないことが明らかになります。勉強したことを誰かに解説するなど、アウトプットを行う機会を意識的に作ることが大切です。

社会人が学ぶ場として、働きながら通える大学院があります。インプットとアウトプットの学習を両方行えるので、目的に合った大学院があれば入学を検討するのもひとつです。

【関連記事】社会人向け!夜間・土日でも通える大学院30選

社会人の勉強におすすめの場所

勉強の効率を高めるには集中できる環境で取り組むことが大切です。このような環境には、気が散る要因がないことや気分転換がしやすいなどの特長があります。

集中できる環境にはどのようなものがあるかを確認し、自分に合った場所を見つけましょう。

図書館

図書館は静かで集中しやすい環境なので、勉強するのに適しています。

図書館だと会話がなく音楽もかかっていないため、カフェなど話し声やBGMがある場所だと集中できない、という方に向いています。勉強中に疑問が浮かんだ際には、本で調べることも可能です。

勉強に疲れたら好きな本を読んで気分転換ができます。

コワーキングスペース

作業場を共有するコワーキングスペースなら、事務所を借りるより手軽に利用できます。仕事に必要なデスクや電源、無料のWi-Fiがそろっており、自由に利用することが可能です。

そのため、ノートパソコンやスマートフォンを充電したり、インターネットを使っての勉強したりもできます。

フリードリンクが付いているコワーキングスペースも多く、休憩もしやすいです。勉強や仕事をしている方が周囲にいるので、集中力が持続しやすく、モチベーションも高めやすい環境です。

公園

公園は花や草木などの自然があり、気持ちよく勉強ができる環境です。のびのびとした気持ちで勉強ができます。

漫画やゲームが手元にないため、勉強に集中しやすいです。ビジネス書や参考書を読むなどのインプット系の勉強に向いています。

疲れたら散歩をしたり、遠くを眺めて目を休めたりするなど、気分転換がしやすいこともメリットです。

社会人が勉強して取得したいおすすめの資格

資格についても勉強ジャンルと同様に考えると、需要の高いものを取得することが望ましいです。

需要の高い資格は取得が難しいものが多いため、市場価値があります。需要の高い資格を調べて、興味のあるものをコツコツと勉強していきましょう。

ファイナンシャルプランナー(FP)

ファイナンシャルプランナーの資格は、税金から年金、保険といった知識がある、という証明になります。これはいわゆるお金に関する専門資格であり、人生を通しての資金計画が立てられるようになります。

ファイナンシャルプランナーの資格を取得すれば、金融や保険、不動産業界などで活躍することが可能です。

転職活動において、幅広い業界を選択肢として考えられるようになります。資産運用などの金融全般や保険の知識が身につくため、自分の人生設計もしやすくなります。

マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)

マイクロソフト オフィス スペシャリストは、ワードやエクセルといったマイクロソフトオフィス製品に関するPCスキルを証明する資格です。

オフィス製品を用いる業務や作業がスムーズに行えることはもちろん、定型的な事務作業をマクロというプログラムを組むことによって効率化するなど、あらゆるオフィスワークに役立てられます。どの程度のスキルがあるのかを客観的に示せるので、転職の際にアピールがしやすいです。

企業はスキルレベルを採用前に把握できるので、業務を任せられる人材であるかを判断しやすくなります。

宅地建物取引士

宅地建物取引士は、不動産取引に関するスペシャリストであることを示す資格です。

不動産取引の際には、宅地建物取引士の資格を持つ人による説明や契約のための記名および押印が必要です。そのため、宅地建物取引士の資格を取得すれば、不動産業において求められる人材になれます。

不動産の契約業務は継続的に安定して存在するため、一定の需要があります。宅地建物取引士をはじめとする社会人におすすめの資格を紹介している記事を以下に示します。

【関連記事】社会人におすすめの資格30選! 転職や仕事に役立つのは?

社会人の勉強に役立つスマホアプリ

アプリを利用することでも勉強効率が高められます。アプリはPCやスマートフォン、タブレットといった多様な端末で利用できて便利です。

情報整理や学習アプリなどさまざまなものがあるので、積極的に利用するのがおすすめです。

Evernote(エバーノート)

エバーノートはメモ、音声、写真、Webページなどを集約し、複数の端末で共有できるアプリです。

紙媒体をスキャンしてデータ化できるので、参考書など勉強したい本を持ち歩くことなく参照できます。勉強する内容をひとつのアプリにまとめて管理するため、学習したい情報をすぐに確認でき、効率を高めることができます。

タスクの管理やGoogleカレンダーとの連携によるスケジュール管理なども行えるので、業務にも活用できます。

Progate(プロゲート)

Progateはプログラミングを学べるアプリです。課題が与えられ、それをクリアしていくことで次へ進められるというゲーム感覚でプログラミングの基礎が習得できます。

言語は、HTMLやCSS、Java、PHP、Pythonなど主要なものがほとんど学べます。

アウトプットしながら進めていくことで、理解度を把握しながら進められます。手を動かしながら学ぶ形式なので、書籍を読むよりも身につきやすいです。

サブスクリプションサービスとなっており、スクールに通うよりも低価格でプログラミングが学べます。

Todoist(トゥードゥーイスト)

Todoistはタスク管理に便利なアプリです。タスク管理を行うことで勉強をスケジュール通りに進めやすくなります。

タスクを勉強内容として登録すれば、勉強管理ツールとして使えます。階層構造によってジャンルごとや月別といった分類が可能です。タスクをどの程度こなしたのかという進捗状況を可視化できるので、目標達成がしやすくなり、生産性の把握ができます。

これまでにこなしたタスクの数が表示されたり、達成するごとにポイントがもらえるというインセンティブまであったりと、モチベーションを高めやすいです。

スケジュール登録しておけば、適切なタイミングで表示されるため、タスクを忘れる心配がありません。

社会人の勉強に役立つおすすめグッズ

集中力や作業効率を高めるグッズを活用すれば、勉強がはかどります。どのようなグッズが勉強に役立つのかを確認しておき、取り入れられるものがあれば導入するのがおすすめです。

ノイズキャンセリングヘッドホン

ノイズキャンセリングヘッドホンを装着すると、周囲の音が聞こえなくなります。音楽を流せば没頭できるため、集中力を高めることが可能です。

周囲の音をシャットアウトできるので、生活音や会話などが気になって勉強に集中できない方におすすめのグッズです。

ノイズキャンセリングのレベルが調節できる製品を選べば、利用する場面に応じて効果を使い分けられます。電車やカフェのように、完全に音が聞こえなくなると不安な場面でノイズキャンセリングのレベルを調節できると便利です。

ただし、ノイズキャンセリングヘッドホンであっても、歌詞の入っている音楽をかけると言葉として認識してしまうため、勉強中の文字情報が頭に入りにくくなる可能性があります。

そのため勉強の効率を上げるには、歌詞の入っていない音楽を選ぶのが望ましいです。

タブレット

タブレットはスマートフォンよりも画面が大きくて見やすいです。

スマートフォンだと画面が小さいために文字が見えにくかったり、全体が表示できなかったりします。タブレットの場合は拡大しても表示範囲が広く、スマートフォンよりも大きな文字で全体を把握しやすいです。

全体が見えると視覚的に捉えやすくなるため、勉強の効率が高められます。タッチペンで文字や図を書くのも簡単にできるので、手軽に書き込めて便利です。

スタンディングデスク

スタンディングデスクは立った状態で勉強や作業をするためのグッズです。

座ったままで長時間勉強していると、腰や背中、肩、首に負担がかかり、凝り固まったり痛めたりしてしまいます。また、血流が滞ることで眠気が増し、効率も悪くなり健康リスクも高まります。

スタンディングデスクで勉強すると、正しい姿勢で勉強できるようになり、上半身への負荷を軽減することが可能です。血行がよくなるので、眠気が抑えられて集中力を高められます。

立ちっぱなしだと疲れるという方には、座り姿勢を基本として、疲れたら気分転換にスタンディングデスクを活用するのがおすすめです。

社会人が勉強を活かして年収を上げる方法

年収を上げることを目標に勉強をして、求められるスキルを得ることは大切です。その方法を確認しておくと、勉強の方向性を決める際に参考となります。

副業する

勉強して本業以外のスキルを得たら、副業に挑戦することで年収が上がる可能性があります。勉強したことを副業でアウトプットし、収入を得ると同時にスキルアップすることが期待できます。

ただし、副業は内容によって成果が出るまでの期間が異なります。

たとえば、ブログなどで広告収入を得る場合は、ある程度の金額を稼げるようになるまで最低でも半年以上の時間が必要です。勉強もビジネスも継続することが大切なので、根気よく取り組みましょう。

また、企業によっては副業が禁止されている場合もあるので、就業規則の確認が必要です。

転職する

資格を取得すると関連する業界への転職活動を有利に進められます。

企業は利益をもたらしてくれる人材を求めていることから、実力を証明できる資格があると安心材料になります。従って、希望する業界と関連の深い資格を取得すればアピールが可能です。

とくに希望する業界がないものの、現在の企業から転職したいと考えている方は、需要のある業界だと転職しやすいです。需要の多い業界としてはIT業界があるので、情報技術関連の資格などを取得しておくと転職しやすくなります。

社会人になっても自分の可能性を広げるために勉強することが大切です。自己実現や年収アップなど目標を掲げると、勉強へのやる気が上がります。

まとめ

社会人になると日々の忙しさや疲れから、勉強する時間がとれなくなりがちです。一方で、キャリアの選択肢が増えたり、スキルアップにつながったりするなど、社会人になっても勉強するメリットはあります。

勉強時間を確保する方法は、出勤前や休日を利用すること、スケジュールを立てることなどです。隙間時間を活用すると普段の生活に勉強を自然に取り入れられます。

また、集中できる環境で勉強すれば、効率を高められるので、自分に合った場所を見つけることが重要です。

勉強した内容を定着させるには、アウトプットを行うことが有効です。勉強の方向性は市場の需要を参考にして決めると、年収アップにつながります。

[文]CareerSupli編集部 [編集]CareerSupli編集部