そろそろSIMフリー携帯に変えたいあなたへ

smart phone use with micro sim card, black screen

「SIMフリー」を理解していますか?

SIMフリーについて色々と話は聞いているけど、いざ行動に移すとなると二の足を踏んでいる人も多いのではないでしょうか。「あやしい」「面倒臭そう」などのマイナスイメージの強く、いまだに日本ではメジャーになっていないSIMフリーですが、実はきちんと理解すればかなりメリットの大きいシステムです。ここではSIMフリーの基本を解説するとともに、そのメリットとデメリットについても解説します。

SIMフリーの基本の「き」

SIMフリーとは「docomo、au、SoftBankなどの大手キャリアの制限なしにスマホやタブレットの通信を利用できること」を指します。SIMとはSubscriber Identity Moduleの略称で、電話番号などの固有識別情報を記録しているのがSIMカードです。スマホ、携帯電話、タブレットなどのモバイル端末はこのSIMカードがなければデータ通信はおろか、通話をすることもできません。

キャリアの販売する端末にはこのカードにロックがかかっていて、契約したキャリアでしか使えないようになっています。そのためキャリアを変えるとなるとお店に出向いて契約を解除したり、場合によっては違約金を徴収されたりとかなり面倒な手続きを踏まなくてはなりません。

SIMフリーはこうした制約をなくし、どの端末でもキャリアを自由に選べるだけでなく、新興の様々な業者(MVNO、仮想移動体通信事業者)が提供する格安SIMを利用できるようにしようというものです。

SIMフリーはメリットがいっぱい!

Young couple using mobile phone in cafe.

●とにかく料金が安くなる!

モバイル端末全般、通信・インターネットに関連する市場調査・消費者動向の調査会社「MMD研究所」の調査によれば、現在の日本人の45.9%が月々6000円以上のスマホ料金を支払っています(うち12.7%は8000円以上9000円未満)。対してキャリアの回線をレンタルして通信サービスを提供するMVNOの格安SIMを利用した場合には、月額1500円(+通話料)になることもあるのです。

月額料金はMVNOによって、または通信量に応じたプランによって変わりますが、キャリアを利用するよりもはるかに安く済むことは間違いありません。現在日本で格安SIMを提供するMVNOには「イオンモバイル」「DMM mobile」「楽天モバイル」などがあります。

●海外でも簡単に端末が利用できる

海外出張や海外旅行の際にもSIMフリーは役立ちます。これまで海外でスマホなどを使うとなると、国内キャリアの国際データローミングサービスや旅行各社などが提供するレンタル端末を使うのが一般的でした。しかし国際データローミングは通信料が高額になりやすく、レンタル端末は普段使っていない端末なので使い勝手が悪いというデメリットがあります。

対してSIMフリーに対応している端末であれば現地キャリア提供のSIMカードをプリペイドで購入したり、レンタルで手に入れれば、いつも使っている端末に差し込むだけで使用が可能です。

●LTE回線を利用できる・番号変更しなくてもいい

「SIMフリーって通信速度がやたらと遅いってきくけど……」というマイナスイメージを持っている人もいるかもしれませんが、MVNOはキャリア各社の回線を使っているのでもちろんLTEなどの高速回線を使うことができます。そのため想像しているほど通信速度が遅くなるわけではありません。

また現在ではキャリアでも当たり前になりましたが、SIMフリー対応の端末を利用すればキャリアを変えたり、MVNOを変えても番号変更を行う必要がありません。仕事などで使っている人にとって、この点は大きなメリットの1つになるでしょう。

SIMフリーのデメリットをデメリットと感じるか?

Inviting friend for a journey. Handsome young man talking on the mobile phone and smiling while leaning at his car

●通信速度が遅くなる

MVNOが提供する格安SIMを利用するにあたって最も気になるのは通信速度。確かに前述したようにLTEなどの高速回線を利用できるものの、通勤ラッシュ時の電車内やビジネス街のランチタイムなど回線が混雑するシーンではどうしても遅くなってしまうのです。

ただしそうした特定の条件下以外では実はキャリアと格安SIMの通信速度に大きな差はなく、格安SIMで繋がりにくいところはキャリアでも繋がりにくいという調査結果もあります。

また格安SIMは月々の通信量に基づいて料金が決まるので、通信制限にかかる場合も十分ありえます。しかし前述のMMD研究所の調査によれば実は50%以上の人が月々3GB未満しか通信をしていないとのこと。

キャリアの標準プランは5GBという場合もあり、もちろんそれだけ料金は高くなっています。これらを総合して考えると、格安SIMの通信速度は大きなデメリットではないことがわかります。

●キャリアのサービスが使えない

格安SIMに切り替えると、キャリアが提供するサポートサービスや無料通話枠、キャリアメール(「@softbank」「@docomo」など)といったサービスがが使えなくなります。

これらを利用していた人は不便に感じるかもしれませんが、DMM mobileなどのようにチャットによるカスタマーサービスを提供しているMVNOもあり、場合によってはキャリアよりも手厚いサポートが受けられることも少なくありません。

また無料通話やキャリアメールに関しても、LINEやFacebookメッセンジャー、Gmailなどを利用すれば十分対応できます。

●SIMフリー端末を用意する必要がある

SIMカードのロックによって顧客を囲えなくなったため、キャリアは機種代金を値上げする傾向にあります。そのためSIMフリー端末をはじめに用意するにも、初期投資がそれなりにかかってしまうというデメリットがあるのです。

しかしdocomoとauに関してはそれぞれ「docomo系格安SIM」「au系格安SIM」があるため、現在使っている機種をそのまま使うことができます。またリユース店などでは中古のスマホの取り扱いも始まっており、探せば自分の欲しい端末を格安で手に入れることも可能です。

確かにSIMフリーにはいくつかデメリットはありますが、これらをデメリットと感じるかどうかには個人差がありそうです。

モバイル端末の使い方を変えるSIMフリー

限られたキャリアの中から1社を選び、各社が提供するサービスの枠内でしか自分のモバイル端末の利用方法を決められなかった時代にはもう終わりが来ています。これからは自分の頭で考えて、モバイル端末の使い方をカスタマイズしていく時代です。

SIMフリーを賢く活用して通信料を節約すれば、浮いたお金でもっと色々なことができるようになるでしょう。これまで二の足を踏んでいた人も、ぜひこの機会に一歩を踏み出してはいかがでしょうか?

Career Supli
これから気になるのは先日発表があったLINEモバイルですかね。携帯にかかる費用が下がると、またお金の流れが変わってきますね。
[文・編集]サムライト編集部

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