楽しい人生にするために「やらなくていい」4つのこと

多くの人は「やらなくていい」ことに人生を費やす

スティーブ・ジョブズは「何をするのか」を決めることよりも「何をしないのか」を決めることを重要視したと言われています。

しかし人生を楽しめていない人の多くは「○○をしなければならない」「○○をしているのが普通」などと考えて、「やらなくてもいい」ことばかりに人生を費やしています。

これでは本当にするべきことに時間と労力を注げず、毎日を楽しめないまま過ごしてしまいます。

ここではそんな人生を今すぐやめ、楽しい人生にするために「やらなくていい」4つのことを紹介します。

楽しい人生にするために「やらなくていい」4つのこと

●他人と自分を比較すること

他人と自分を比較すると、たとえ自分が優っていようと劣っていようと本来の「楽しい人生」とはズレてしまいます。

例えば収入。他人より自分の方が収入が高いからといって、それがそのまま人生をより楽しめていることにはなりません。

逆も然りで、他人より自分の方が収入が低いからといって、人生を楽しめていないことにもなりません。

収入以外にも友達の数や、身につけるものの値段、肩書きや恋人の有無など、他人と比較できるものはたくさんありますが、どれも「他人に優っている」というだけで人生の楽しさには直結しません。

しかし他人と自分を比較することが習慣になっていると、「他人に勝っている=人生を楽しんでいる」「他人に負けている=人生を楽しめていない」という思考に陥りがちです。

すると他人に勝つことに必死になって、一番大事なことを見失ってしまいます。一番大事なこととは「自分自身が何を楽しいと思うのか」です。

例えば「あまり他人にはわかってもらえないけど、家で洋服にアイロンをかける時間が何よりも楽しい」と思う人にとって、収入などの世間一般のステータスは何の意味もありません。

この人にとってはアイロンがけを充実させるアイロンとアイロン台、そしてそのための時間があれば十分人生が楽しくなるからです。

他人との比較ばかりしていると、他人の価値観に振り回されて、こうした「自分自身が何を楽しいと思うのか」を考えなくなります。

自分の人生を楽しいと思うのは自分以外にありえません。したがって楽しい人生を生きるためには、他人との比較をやめて、誰に何と言われようと自分が楽しいと思うことを追求する姿勢が必要なのです。

●「苦手な人・疲れる人・イヤな人」と付き合うこと


社会人として生きていくためには、どうしても仕事や付き合いで自分よりも人間関係を優先しなければならない場合があります。

しかし苦手な人や疲れる人、イヤな人と付き合う時間が長くなればなるほど、それだけ人生は楽しくなくなっていきます。

仮にそうした人しかいない職場で勤めているのなら、少なくとも1日の3分の1以上は「楽しくない」と思いながら過ごすことになります。

これでは人生が楽しくなるはずもありません。人生を楽しくしたいのなら、楽な人や疲れない人、好きな人とだけ一緒にいるようにするべきです。

とはいえ、苦手だからといって全く接触しないというわけにもいかないでしょう。

上司が苦手だからといってコミュニケーションをとらなければ、仕事になりません。しかし接触の時間や回数を減らすことはできるはずです。

綾香やSuperflyなどを世に送り出したプロデューサーである四角大輔さんは、著書『人生やらなくていいリスト』の中で、自分が会社員時代に実践していた苦手な人距離を置いて、好きな人とだけ付き合うための方法を紹介しています。

・苦手な人とはランチへ行く時間を数分ずらす。
・苦手な人のデスクの近くを通らないようにする。
・話す前に要点をまとめて、接触時間を短縮する。

前述したように職場に苦手な人しかいない場合は、転職や独立も選択肢に入るでしょう。

心理学者のアルフレッド・アドラーは「人間の悩みは全て対人関係の悩みである」と言いました。

そうであるならば、楽しい人生にするには極力対人関係の悩みを減らすしかありません。そのためには一刻も早く「大切な人以外」と付き合うことをやめるべきなのです。

●うまくやろうとすること


人生を楽しめていない人は、仕事でもプライベートでもうまくやろうとしがちです。

しかし初めからうまくやれるケースは非常に稀です。そのためうまくやろうとすると、たいていは何の結果も残りません。

会社で新たなプロジェクトのメンバーが募集されても「失敗したら怖いからやめておこう」と考えて活躍のチャンスを逃す。

「結婚で後悔したくない」からと準備に準備を重ねた結果、いつまでたっても結婚できない。

ダイエットを始めて見たものの、なかなか思うような結果が出ないと「やっても無駄だ」と諦めてしまい、痩せられない。

うまくやりたいと思うのは、結果だけを見ているからです。結果が出なければ意味がないと考えているから、「結果が出ないかもしれない」と思うと尻込みしたり、準備しすぎたり、途中で諦めたりしてしまうのです。

したがってうまくやろうとすることをやめるには、結果ではなく過程を楽しめるようにならなければなりません。

自分の心がワクワクドキドキするものならば、たとえ「結果が出ないかもしれない」と思ってもやってみる。

結果を度外視して、チャレンジや練習といった過程そのものを楽しむ。その姿勢こそが人生をより楽しいものにしてくれるはずです。

●先を「しっかりと」見据えること

真面目な人ほど、何十年先の人生まで綿密に計画して、その通りに生きようとしがちです。

しかし人生を楽しむという観点からすれば、このように先を「しっかりと」見据えることはなるべくやめた方が良いでしょう。

なぜならば、基本的に未来は何が起きるかわからないものだからです。10年後には人工知能の発達で今の仕事がなくなっているかもしれませんが、もしかするとなくなっていないかもしれません。

「自分の夢は20年後に田舎に移住して農家をやることだ」と言っていても、今の仕事を10年続けていたら「農家をサポートする事業を立ち上げて、日本産の農産物を守るのが夢だ」と思うようになるかもしれません。

にもかかわらず、「10年後こんなことが起きたらどうしよう」と起きるかどうかもわからないことに頭を悩ませながら、「完璧な人生計画」を立てようとしているようでは、人生はとうてい楽しくなりません。

したがって、将来のことはせいぜい「ざっくりと」見据えるくらいにしておいて、目の前のワクワクドキドキすることに夢中になっている方が、人生を楽しく生きるためには効果的なのです。

人生は「楽しむためだけ」にある


人生において最も重要なのは、この人生を楽しむことです。でなければせっかくこの世に生まれた甲斐がありません。

そうであるならば、「やらなくていいこと」に人生を費やして、苦しんだり疲れたりしている暇はありません。

まずはここで挙げた5つのことをさっぱりとやめ、さらに自分が「これはやらなくていいな」と思うことを見つけたら、どんどんやめてしまいましょう。

そうしているうちにあなたの人生は徐々に充実したものになっていくはずです。

参考文献『人生やらなくていいリスト』
Career Supli
30代になったら「やらなくてもいい」ことをしなくても生きてけるように意識していきたいですね。
[文]鈴木 直人 [編集]サムライト編集部