Contents
- 自分も欲しい一冊を
- 実際にプレゼントで喜んでもらえた20冊
- 1. 『ボンバストゥス博士の世にも不思議な植物図鑑 』
- 2. 『(un)Fashion』
- 3. 『常用字解』
- 4. 『角川類語新辞典』
- 5. 『官能小説用語表現辞典 (ちくま文庫) 』
- 6. 『フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし』
- 8. 『世界の夢の本屋さん』
- 9. 『世界 伝説と不思議の物語』
- 10. 『日本一の写真集 ―歴史に彩られた建築物・自然美の風景』
- 11. 『哲学大図鑑』
- 12. 『昆虫探検図鑑1600 -写真検索マトリックス付- 』
- 14. 『Tim Walker Pictures 』
- 15. 『Juergen Teller Go-Sees』
- 16. 『19 Rooms』
- 17. 「世界を変えた100日」
- 18. 『横尾忠則全ポスター』
- 19. 『まってる。』
- 20. 『奇界遺産』
- 1冊プレゼントしてみよう
自分も欲しい一冊を
プレゼント用の本選びというのは思いのほか難しく、「これ絶対面白いよ!」というものでも相手に全く響かないこともしばしば。ここではそんな悩みを抱える人のためにプレゼントにぴったりの素敵な本をたっぷり20冊ご用意しました。目で見て楽しい、読んでも楽しい名著がよりどりみどりです。中には「これは自分用に欲しい!」と思うものもあるかもしれませんよ。
実際にプレゼントで喜んでもらえた20冊
1. 『ボンバストゥス博士の世にも不思議な植物図鑑 』
イバン バレネチェア (著), Iban Barrenetxea (原著), 宇野 和美 (翻訳)
画像出典:Amazon
19世紀の植物学者であり自然哲学者でもあるボンバストゥス・ドゥルシメール博士。彼が作り出した世にも奇妙な植物をアルファベット順に並べた図鑑……という体裁の絵本です。鏡スイセンにラッパ銃オリーブ。「こんなの思いつかないよ!」と作家の妄想力に感嘆し通しの1冊です。
2. 『(un)Fashion』
Tibor Kalman (著), Maira Kalman (著)
画像出典:Amazon
ファッションとは何か。あるいは生きるとは何か。そんな深遠な問いを世界中を飛び回って市井の人たちを写真にすることで表現した写真集です。少数民族の民族衣装や大きなピアス、あるいは大都市の路上生活者。そこにファッションはあるでしょうか?あるいは、ないのでしょうか?オシャレ好きの友人へのプレゼントにおすすめの1冊です。
3. 『常用字解』
画像出典:Amazon
漢文学者であり、古代字学者の巨人・白川静が私たちの日常に溶け込む常用漢字を、一流の古代字学的視点から解説した書き下ろしの「漢字字典」です。「字典なんてプレゼントできないよ」と思う人も一度ページをめくってみてください。きっと字典の面白さに気づけるはずです。
4. 『角川類語新辞典』
画像出典:Amazon
日本の類語字典史が誇る名著。「行動」を「動作・往来・表情・見聞・陳述・寝食・労役・授受・操作・生産」に分け、心情を「感覚・思考・学習・意向・要求・誘導・闘争・栄辱・愛憎・悲喜」に分類することで日本語の面白さがこれでもかというほど際立っています。辞書の物語『舟を編む』(三浦しおん著)を合わせて読めばその奥深さがぐっと増すはず。
5. 『官能小説用語表現辞典 (ちくま文庫) 』
画像出典:Amazon
内容はタイトル通り。言葉のイマジネーションがスゴイです。これを読めばあっという間に官能小説フリークになれるはず。あなたは「赤い傷口」や「ターボスイッチ」が何を意味するか知っていますか?
6. 『フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし』
画像出典:Amazon
仲間の野ねずみたちが必死で冬に備えて食べ物を集める傍で、1匹の野ねずみフレデリックは「言葉」や「色」を集めていました。冬が訪れ、食べ物もなくなった頃、彼の集めていたものが輝き始めます。豊かな生とは何かを改めて考えさせられる谷川俊太郎訳の名作絵本。
7. 『よあけ』
ユリー・シュルヴィッツ (著, イラスト), 瀬田 貞二 (翻訳)
画像出典:Amazon
音も光もない夜明け前の湖。湖畔の木下で眠るおじいさんと少年。少しずつ少しずつ夜が明けていく光景を丁寧な文章と水彩画で描いた美しい挿絵で描く大人も子供も感動できる絵本です。忘れかけていた自然の美しさを思い出せてくれる1冊。
8. 『世界の夢の本屋さん』
清水玲奈 (著), 大原ケイ (著), エクスナレッジ (編集)
画像出典:Amazon
オランダの祭壇のある神秘的なブックカフェ。あるいはメリル・ストリープとロバート・デニーロが映画『恋に落ちて』(1984)で本を買った趣たっぷりのアメリカの書店など世界中の美しい本屋さんをまとめた美麗な写真集です。本好きでなくとも行ってみたくなるほど美しいかも。
9. 『世界 伝説と不思議の物語』
画像出典:Amazon
世界中の絶景・奇景をそれぞれの持つ伝説や不思議なエピソードを盛り込みながらたっぷりと紹介した魅惑の写真集。「愛のトンネル」や「骸骨教会」、雪の「ノイシュヴァンシュタイン城」など旅行好きの人へのプレゼントにおすすめの1冊です。
10. 『日本一の写真集 ―歴史に彩られた建築物・自然美の風景』
画像出典:Amazon
あなたは一体どれだけの「日本一」を目にしたことがありますか?日本一高い建物、日本一大きい無人島、日本一長い吊り橋……「日本一」が織りなす名景・絶景を60集めた写真集です。日本人にはもちろん、外国人の友人へのプレゼントにしても喜ばれる1冊。
11. 『哲学大図鑑』
画像出典:Amazon
宇宙の始まり、真実の所在、人生や存在の本質とは?そんな途方もない問いに対しその身ひとつでぶつかってきたのが哲学者です。古代ギリシャのターレスから、現代思想界の寵児・ジジェクまでの哲学理論を難解な哲学用語を使わずに簡単に解説した図鑑。自分の頭で考えるためのヒントが盛りだくさんです。
12. 『昆虫探検図鑑1600 -写真検索マトリックス付- 』
画像出典:Amazon
昆虫好きの間では有名な「いきものラビリンス」というサイトを運営する川邊透さんが書いた「写真検索マトリックス付」の昆虫図鑑。1600種類の昆虫はどれも身近にいる昆虫ばかりです。身近な場所を探検して昆虫を見つけて、学ぶ。そんな楽しみ方ができる稀有な1冊です。付録の「昆虫マトリックス」は昆虫を見た目で検索できる画期的なツール。
13. 『魔性の女挿絵集 —大正~昭和初期の文学に登場した妖艶な悪女たち (らんぷの本) 』
画像出典:Amazon
泉鏡花「高野聖」の婦人、谷崎潤一郎「痴人の愛」のナオミ……。男を支配し、溺れさせ、破滅へと導く「魔性の女」に誰もが一度は魅了されたはずです。大正から昭和初期に登場した「暗い魅力」をまとったヒロインたちを、ストーリーとともに当時の挿絵で辿る1冊。きっと受け取った人も彼女たちの虜になる!
14. 『Tim Walker Pictures 』
画像出典:Amazon
世界で最も影響力のあるファッションフォトグラファーと言われるティム・ウォーカーの写真集です。ため息が出るほど美しく、息切れするほどコケティッシュで、くらくらするほどキュート。女性はもちろん、ファッション好きなら老若男女に喜ばれる1冊です。
15. 『Juergen Teller Go-Sees』
画像出典:Amazon
ファッション写真も撮れば、アート写真も撮れる幅広い活動を行うドイツの写真家、ヨルガン・テラー。彼の90年代の仕事を400ページ以上に渡って収録した贅沢な1冊です。かなり値の張る本ですが、1枚1枚の写真に込められた濃密な物語を目にすれば納得がいくはず。
16. 『19 Rooms』
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サザンオールスターズやミスターチルドレンなどのCDジャケットなどを手がける鶴田直樹が、『インビテーション』誌で約3年間に渡って撮り続けたポートレートを凝縮した写真集。蒼井優や麻生久美子、池脇千鶴など日本を代表する女優たち19人の、艶やかな姿が収録されています。接写でリングライトで撮影された質感は一見の価値あり。男性はもちろん、女性でもため息が出ること間違いなし。
17. 「世界を変えた100日」
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写真技術が登場してから現代にいたるまでの、「世界の特別な一日」を100日分まとめて見れるビジュアル現代史の決定版。リンカーン大統領暗殺、タイタニック号の沈没、広島、原爆投下、アポロ11号の月面着陸、etc…『ナショナル ジオグラフィック』誌と、世界最大のフォトライブラリー「ゲッティ イメージズ」のコラボレーションによる特別企画。モノクロ・カラー 計250余点を収録。
18. 『横尾忠則全ポスター』
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日本を代表する世界的なグラフィックデザイナー・横尾忠則の高校2年生時の作品から最新作(出版は2010年)までを網羅的に収録した半世紀以上の軌跡。収録点数はなんと900を超え、溢れかえる「横尾忠則らしさ」にどっぷり浸かれること間違いなしの1冊です。
19. 『まってる。』
デヴィッド カリ (著), セルジュ ブロック (著), 小山 薫堂 (翻訳)
画像出典:Amazon
「雨が止むのを、まってる」
「戦争が終わるのを、まってる」
「まってる」という言葉が持つ多種多様な心象風景を、素朴なイラストと放送作家・小山薫堂の訳文で綴る、かけがえのない1冊です。大切な誰かへのプレゼントにぜひ。
20. 『奇界遺産』
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累計アクセス2億5,000万を超える超常現象や世界の奇妙な現象を調査するサイト「X51.ORG」を主宰する佐藤健寿の写真集。世界中を旅し、彼が追求し続けてきた「オカルトとは何か」という壮大な疑問を視覚的に叩きつけられる衝撃的な作品です。
1冊プレゼントしてみよう
いかがでしょうか。普段あまり本を読まない人にあげることも多いので、写真集やビジュアルブックが多めのセレクトになりましたが、表紙を眺めているだけでもワクワクしてくる本ばかりではないですか?この20冊から受け取った人が、いつまでもそばに置いておきたくなる素敵な1冊をぜひ選んでみてください。
[文・編集] サムライト編集部