ついにゲーム世界に入れる時代に!「プレステVR」が起こす革命

ゲーム体験をさらに豊かにするバーチャルリアリティシステム「プレイステーションVR」

近年のゲーム業界は、任天堂の「Wii-U」「ニンテンドー3DS」、SONYの「プレイステーション」「PS-VITA」、マイクロソフトのゲーム機「X-BOX」の3大メーカーによるゲーム機たちが市場を賑わせ、徐々に体感型ゲームが流行るようになってきました。そして2015年、ついに仮想世界へ没入できる時代が訪れたのです。

そんな次世代のゲーム機が、SONYの「プレイステーションVR」。これは、「プレステ4」専用のヘッドセットで、頭にかぶると高精細な3D映像が表示され、頭の動きに合わせて映像が360°動くといったシステムです。頭の動きを正確に追従し、臨場感のある音響が鳴り響くことで、仮想空間にいることを忘れてしまうほどのリアリティーを演出しています。そんな「プレステVR」のコンセプト動画がこちらです。

「東京ゲームショウ2015」でプレステVRの最新タイトルを体験!

SONYは、幕張メッセで2015年9月17日から20日の間に開催された「東京ゲームショウ2015」で、「プレステ4」および「PS-VITA」の最新タイトルの試遊展示に加えて、「プレステVR」の体験展示を行いました。そこで、実際に公開された最新タイトルを5つ紹介します。

「サマーレッスン」


出典:Engadget

「サマーレッスン」は、360°上下左右を見渡せる3D仮想現実空間で再現された女の子の部屋に没入し、女子高生と2人きりで英語のレッスンをするという家庭教師体験です。部屋の中の家具や女子高生の肌は本物の質感で、制服と肌の隙間の立体感なども非常にリアルにできています。

姿勢によって、女子高生に意図的に近づいたり遠ざかったりすることが可能で、「肩にゴミが付いてるよ」と女子高生の方から身体を近づけてくるなんて展開も。そんな思わず長居してしまいたくなる空間で、存分に夏を満喫してみてはいかがでしょうか?

「サイバーダンガンロンパVR 学級裁判」


出典:はちま起稿

「サイバーダンガンロンパVR 学級裁判」は、株式会社スパイク・チュンソフトから2010年11月25日に発売された「PSP」用ソフト「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生」の名シーンをVRで再現するというデモです。今回は、大神さくらを殺した犯人を暴くために、学級裁判が行われるというシーンが選択されています。

ダンガンロンパシリーズといえば、大山のぶ代さんが声優を務めている「モノクマ」を思い浮かべる人が多いでしょう。今回のデモにいたっても、裁判が始まる前に喋ったり踊ったりと、その存在感を存分にアピールしています。さらに、VRならではの実在感によって、携帯ゲーム機で見るのとは比べ物にならない程の小憎ぶりを発揮しているのです。

発言の矛盾を見つけて「言弾」を飛ばすという,学級裁判自体の基本システムに変わりはありませんが、裁判中は、他のキャラクターが発言を踏みつけて破壊してしまうなど、ドタバタとコミカルな展開が繰り広げられます。したがって、犯人の推理を楽しむというよりは、そのドタバタが目の前で行われるのを見るのが面白いというデモになっています。

「ファイナルファンタジーXIV: VRタイタン討伐戦」


出典:ねこくまげーむ

「ファイナルファンタジーXIV: VRタイタン討伐戦は」、その名の通り「ファイナルファンタジーXIV」の蛮神タイタン討伐戦をVRで行うというものです。デモの見どころは、なんといってもタイタンのスケール感です。「プレステVR」でプレイすると、見上げる程の巨大なタイタンと戦うので、本当に頭を上に向けないと上半身が見えません。したがって、今までの見慣れたディスプレイから受けるタイタンの迫力を遥かに上回ります。

また、タイタンの攻撃で崖から落とされても、飛んで戻ってこられる親切な仕様になっているので、VRで高所から落ちる際は、むしろ喜んで落ちてみるのもいいかもしれませんね。

「KITCHEN」


出典:KAI-YOU

「KITCHEN」は、サバイバルホラーの金字塔「バイオハザード」シリーズで知られる川田将央さんがプロデューサーを務めた作品です。ゲームの中は、タイトルが指す通り、廃屋を彷彿とさせるような気味の悪いキッチンからスタート。その中で、手錠のようなもので両手を縛られ、イスに座った状態でゲームが始まるので、どこか「バイオ」シリーズを連想させる光景が広がってきます。そこから包丁を持った男女が襲いかかってくると、実際に体を刺されるので、本当に現実世界で刺されたような感覚に陥ります。

したがって、VRということもあり、一般的なホラーゲームとは一線を画す恐怖があります。それを考えると、動画の「KITCHEN」を体験している人のリアクションを見ると分かる通り、部屋で一人で「KITCHEN」をプレイしていることを想像したら背筋が凍りそうですね。

「JOYSOUND VR」


出典:ET FUN HOME

「JOYSOUND VR」は,プレステVR用のカラオケデモです。「東京ゲームショウ2015」で選べたのは、「千本桜」と「ガンガン☆ダンス」の2曲。その曲選択をした後にVRを活用した部分が垣間見えます。「千本桜」の場合、360°見渡せる桜の咲く公園がカラオケの舞台です。

「ガンガン☆ダンス」は、アイドルグループ「OS☆U」の歌うステージが舞台となり、「千本桜」と同じく360°見渡すことができます。それに加えて、歌が始まる前に「OS☆U」メンバーがプレイヤーを囲んで話しかけるシーンもあったりと、ただカラオケを楽しむだけでない演出が多く組み込まれているのです。

まるで本当にライブの中にいる感覚で、ステージから会場を見渡したり、逆にお客目線でアイドルたちを見たり、または、桜の風景を楽しんだりと、様々な視点からカラオケの世界を体感することができます。

【速報!】フランス・パリで発表された「プレステVR」新コンテンツ『Until Dawn Rush of Blood』

実は、日本だけでなく世界からも「プレステVR」向けのコンテンツが発表されているのです。その舞台はヨーロッパのフランス・パリ。2015年10月27日(現地時間)に開催されたSONYの発表会“PlayStation Media Preview”で公開されたばかりのVR向け新コンテンツ「Until Dawn Rush of Blood」を早速紹介しましょう。


出典:ファミ通.com

「Until Dawn Rush of Blood」は、ローラーコースターに乗って、次々と襲い来る異形のモノだったり、落ちているアイテムを撃ってポイントを稼ぐシューティングアトラクションゲームです。本コンテンツは、不気味に口を開ける真っ暗な洞窟からスタートし、サーチライト付きの銃の役目を果たしているPS Moveコントーラーを使って洞窟内を照らしながら進んでいきます。このように、ビクビクしながらローラーコースターで暗闇の洞窟を探索し、奥から出て来る敵をライトで見つけて、撃ち殺して進んでいくという流れになっています。突然敵が横から飛び出してくる時は、どんなにホラーが平気な人でも悲鳴ものです。

遊園地などでジェットコースターに乗ったことがある人は分かると思いますが、実際にローラーコースターに乗ると、高い所から一気に下る瞬間にちょっと体が浮き上がる感じがあると思います。このコンテンツは、体が錯覚してその浮遊感を感じるので、本当に遊園地にあるようなアトラクションを遊んでいる感覚が味わえるのです。「Until Dawn Rush of Blood」は、日常ではなかなか味わえない“恐怖”が体験でき、プレイ直後は安堵感に包まれる程。まさに“恐楽しい”を体験することができます。

Career Supli
まだ展示会で公開されたばかりの「プレステVR」ですが、具体的な発売日までは発表されていないものの、なんと、来年の2016年には購入することができるのです!実際に「東京ゲームショウ2015」で体験してきた人や、この記事を見て初めて「プレステVR」を知った人は、この事実を聞いたらもうワクワクとドキドキで心臓の高鳴りが抑えられないのではないですか?もう待ち切れないという人もいると思いますが、ほんの少しだけ心を静めておきましょう。これまで、夢にまで見ていた仮想世界に没入できる時代が、しかも一般の家庭でプレイできる時が、もうすぐそこまで迎えに来てくれているのですから。
[文・編集] サムライト編集部