自己紹介で使える、印象に残る「座右の銘」60選

ベタは印象に残らない

「おもしろき こともなき世に おもしろく」。高杉晋作の素晴らしい言葉ですが、いかんせん有名すぎて面白くありません。せっかく座右の銘を言うなら、人が知らない座右の銘をあげる方が印象に残ります。そこから新たなコミュニケーションも生まれて効果的。そこで今回はベタではない座右の銘をご紹介します。自己紹介や面接で座右の銘を言う時などの参考にしてください。

腹落ちする座右の銘を見つけよう

1. ソクラテス

画像出典:Wikipedia
討論が終わったとき、悪口は敗者の道具になるのだ。
出典:http://iyashitour.com/archives/22017/4

人類史上初の哲学者として知られるソクラテスの言葉。遠吠えをするのはいつの時代も負け犬の振る舞い。負かされた時についつい悪態をつきそうな人は肝に銘じておきたい一節です。

2. ジャン=ジャック・ルソー

人はつねに自分の幸福を望むものだが、 その幸福を見分けることはできない。
出典:http://www.meigennavi.net/word/990/990081.htm

18世紀に活躍したフランスの政治哲学者ルソーの言葉。私たちはいつでも「幸せ」を追い求めているのにもかかわらず、それがそばに落ちていても気付けないことがままあります。理想ばかりを追いかけて身近な幸せを見失いがちな人にオススメの座右の銘です。

3. ニーチェ

事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。
出典:http://kakugen.aikotoba.jp/Nietzsche.htm

「神は死んだ」の名言で知られるドイツの哲学者、ニーチェの言葉です。人間というのは得てして何か「厳然たる事実」があると思い込みがちですが、それは人間が勝手に「解釈」したものに過ぎません。真実に目がくらみがちな人にオススメの座右の銘。

4. マルティン・ハイデガー

偉大に思索する者は、偉大に迷うに違いない
出典:http://meigennooukoku.net/blog-entry-1920.html

19世紀末に生まれ、20世紀を生きたドイツの哲学者ハイデガーの言葉。逆に言えば小さなことでくよくよと悩む人は小さなことしか考えられないということでもあります。何かとうじうじとしがちな人にオススメの座右の銘です。

5. ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ

人生において重要なのは生きることであって、生きた結果ではない。
出典:http://iyashitour.com/meigen/greatman/goethe/2

『若きウェルテルの悩み』で知られるドイツの作家ゲーテの言葉です。人はとかく「世の中に何かを残して死にたい」と言いますが、しかしそれは生きた結果。大事なのはゴールではなくその道程、生きることなのだと彼は言います。目標ばかり追いかけて過程を忘れがちな人は肝に銘じておきたい言葉です。

6. 和辻哲郎


画像出典:wikimedia

運命を愛せよ。与えられたものを呪うな。生は開展の努力である。生の全てを愛せよ、そして全てを最も良く生かせよ
出典:http://meigennooukoku.net/blog-entry-2113.html

今ここにあるものを愛し、「これがあったらなあ」「あれができればなあ」と高望みするな、という日本人哲学者和辻哲郎の言葉です。「どうして私はこんななんだ」と自分を卑下して足を止めてしまいがちな人にはオススメの一節です。

7. 南方熊楠

世界に、不要のものなし。
出典:http://www.earth-words.net/human/minakata-kumagusu.html

日本の粘菌研究で知られる学者、南方熊楠の言葉です。粘菌は一見すれば何の用も果たさない小さな存在です。しかしそれを探求し続けた南方はそうは考えませんでした。全てのものに役割がある。彼の言葉だからこそ、ずっしりと響きます。

8. ウィリアム・シェイクスピア

画像出典:National Portrait Gallery
険しい丘に登るためには、最初にゆっくり歩くことが必要である。
出典:http://iyashitour.com/meigen/greatman/shakespeare

かの有名なイギリスの劇作家シェイクスピアの言葉です。いくら元気が有り余っていても、険しい山を登りきるためにはペース配分も大事。気分が高揚し、元気な時だからこそ焦ってはいけないという一節です。何かと先走ってしまう人には必携の座右の銘でしょう。

9. ヒョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー

人間には幸福のほかに、それとまったく同じだけの不幸がつねに必要である
出典:http://www.earth-words.net/human/fyodor-dostoyevsky.html

『カラマーゾフ』で知られるロシアの文豪ドストエフスキーの一文。人生の全てが幸福に満たされていても人の感覚は麻痺して幸福を感じられなくなります。からこそそこには同じだけの不幸がなくてはならないのです。だから不幸があっても「これは必要なものなんだ」と考えなくてはいけません。

10. 夏目漱石

愛嬌というのはね、自分より強いものを倒す柔らかい武器だよ。
出典[盧美人草]

説明不要の日本の文豪夏目漱石の一文です。とかく人は力で相手をねじ伏せようとしがちです。しかし「愛嬌」という武器は自分よりも強いものも、極めて平和的に倒してしまう。ぜひともこれを使いこなす人間になりたいものです。

11. 森鴎外

日の光を借りて照る大いなる月たらんよりは、自ら光を放つ小さな灯火たれ。
出典:http://earth-words.org/archives/1631

誰かの力を借りて光り輝くよりも、自分自身の力で輝いてみせろ、という意味の森鴎外の言葉です。自分が脚光を浴びた時、それは真に自分の力なのか、あるいはこの一文の「月」のように人の力の賜物なのか、慎重に考えたいですね。

12. 坂口安吾

堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない。
出典[堕落論]

大戦後の大混乱のさなか近現代日本文学作家、坂口安吾が上梓した『堕落論』に書かれた一文。人の本性は肩書きや社会的身分などを打ち捨てて、全てを失った時にこそ明らかになるのだ、と安吾は言います。上辺のステータスに盲目的になりがちな人がそっと胸に秘めておきたい言葉です。

13. 太宰治

画像出典:Wikipedia
人と同じ人生?なんだいそりゃ?それじゃあ君が生きる価値なんか無いじゃないか。
出典[日の出ずる明日]

日本文学の無頼派筆頭、太宰治の一文です。自分だけの人生を生きることにこそ価値があり、既成の「人生観」なんかに価値はないんだ、と太宰は書きます。「人と同じじゃないと落ち着かない」とついつい人の生き方
を覗き見てしまう人には必携の言葉でしょう、

14. ココ・シャネル

20歳の顔は自然の贈り物。50歳の顔はあなたの功績。
出典:http://meigen-ijin.com/cocochanel/

女性ファッションに数々の革命をもたらしたシャネルの創業者、ココのセリフ。いくら20歳の時に美しかったからと言って、何も努力しないで50歳まで美しくあるのは無謀に等しい。努力しなければ美しさは手に入らないという、耳の痛いお言葉です。

15. マーガレット・ヒルダ・サッチャー

影響力があるかないかは、レディーの資格があるかないかに似ている。
自分で自分はレディーよと言わなければ分かってもらえないようでは、レディーの資格はない。
出典:http://iyashitour.com/archives/24779/2

強硬な性格から「鉄の女」の異名をとった英国初の女性首相サッチャーの言葉です。自分の価値のあるなしは自らの喧伝によるのではなく、周囲が勝手に評価してくれるもの。もちろんこれは仕事のリーダーでも一人の女としても同じこと。男女問わず、胸に刻みたい一節です。

16. マリリン・モンロー

笑顔は女の子ができる最高のメイクよ。
出典:http://4meee.com/articles/view/787284

20世紀を代表する「女性」の象徴、モンローの一言です。確かに化粧は女性を見違えるほど美しく変えるもの。しかしいくら取り繕ったところで、そこに笑顔がなければ「最高のメイク」にはなり得ない。逆に笑顔さえあれば十分魅力的になれるというわけです。

17. オードリー・ヘップバーン

魅力的な唇のためには、優しい言葉を紡ぐこと。
愛らしい瞳のためには、人々の素晴らしさを見つけること
出典:http://iyashitour.com/archives/22916

20世紀を代表する女優のオードリーが美しさについて語った言葉です。逆を言えば辛辣な言葉ばかり吐いていれば唇も「へ」の字になり、人のあら探しばかりしていれば厳しい目つきになってしまうということ。性格は顔に出る。肝に銘じておきたい一節です。

18. エルマ・ボンベック

火事になるわけでもないなら、明日できる掃除を今日やることはない。
出典:http://iyashitour.com/meigen/theme/jyosei/3

アメリカのユーモア作家ボンベックの言葉。明日できることは明日やればいい、というユーモア作家ならではの生き様です。ついつい自分に厳しくなりがちな人は、こういった気の抜けた座右の銘を持つことも大切です。

19. ヘミングウェイ

画像出典:Wikipedia
この世は素晴らしい。
戦う価値がある。
出典:http://iyashitour.com/archives/23677

『老人と海』で有名なヘミングウェイは、行動派の作家でした。スペイン内戦や第一次世界大戦にも積極的に関わり、その経験を元に『誰がために鐘は鳴る』、『武器よさらば』などの長編小説を発表しました。後に続くハードボイルド文学の原点とされている男の言葉は熱いです。

20. スーザン・サマーズ

人生はいたって単純。
競争なんて本当は存在しないし、勝たなきゃいけないレースもない。
出典:http://iyashitour.com/meigen/theme/jyosei/8

アメリカの女優であり作家でもあるサマーズが語った人生哲学。競争社会で日々生活しているとついついそれがデフォルトかのように思い込んでしまいます。でも「ちょっとからの力抜こうよ」という彼女のこの言葉は、本当に大切なことを思い出させてくれるはずです。