格の違う大人になろう!一流がやっている「大人のふるまい」

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大人になりたいか?子供ままでいたいか?

20歳を超えても、お金をたくさん稼いでも、あるいは親になっても、それだけで「本物の大人」になることはできません。本物の大人になるためには相応の経験を積み、教養を持ち、人生のたしなみ方を熟知する必要があります。ここでは東京スポーツ新聞の文化部長・出版部長を歴任後、生活経済評論家として100冊以上の著書を持つ「一流の大人」川北義則さんの著書『本物の大人になる』を参考に、本物の大人として知っておくべき振る舞い方を紹介します。

本物の大人の「基本」

本物の大人の基本は以下の4つです。

●はしゃがない

世の中には必ず光と影があります。自分が幸せを感じているすぐ隣で、不幸のあまり絶望のどん底を味わっている人がいるかもしれません。例えば伴侶との間に子を授かった帰り道、電車に乗れば同じ車両にいくら不妊治療をしてみても結果が出ない夫婦がいるかもしれないのです。

そうした視点で考えれば、自分たちが幸せだからといってむやみに公共の場で「幸せだね」「名前はどうしよう」などとはしゃいだりしなくなるでしょう。大人はどんな場面でも自制心を保つことができるのです。

●「異種格闘技」ができる

「自分のやり方・考え方が正しい」と思い込み、他人の好みに口を出したりするのは二流・三流の大人のやることです。本物の大人は他人を受け入れ、それに合わせて自分の振る舞いを変えられる、いわば異種格闘技ができる人のことをいいます。

他人の多様性を認め、自分の中に多様性を持つ。これができるようになるためには、相応の経験と教養が必要不可欠です。だからこそ年若い人には子供が多いわけですが、年をとってからも子供では単なる「困った大人」でしかありません。

●「みっともない自分」を許さない

困った大人ほど「みっともない自分」を受け入れている傾向にあります。会社では人前で化粧はしないだろうに、知らない人しかいない電車の中では化粧をしてしまう。上司との酒の席では酔わないように気をつけていても、友人たちとの飲み会では前後不覚になるまで酔う。

「別にいいじゃないか」と思うかもしれませんが、目の前で化粧をされて顔をしかめる人もいれば、酔っ払って出した大きな声に嫌悪感を持つ人は必ずいます。そんな人間であることを自分に許しているうちは、本物の大人にはなれません。

●お金の使い方が「きれい」

「賢いお金の使い方=節約」だと思っている人は、決して本物の大人にはなれません。お金は稼ぎ方よりも使い方が大切です。例えば会費制の飲み会の会費を、終了間際まで支払わずに幹事に催促されてようやく支払う人などは典型的な「困った大人」です。

自分の払える範囲内で、自分の払うべきお金はなんの躊躇もなく支払うのが本物の大人の基本。これができなければ周囲からは信用されず、遠巻きにされるようになるため、本物の大人になるための経験や教養も遠のいてしまいます。

ここまでが本物の大人の基本。以下からはより具体的に「食べ方・飲み方」「遊び方」「身だしなみ」の3点について紹介していきます。

本物の大人の「食べ方・飲み方」

Business lunch in the garden
本物の大人の食べ方・飲み方のポイントは「がっつかない」「知ったかぶらない」です。

例えばビュッフェ形式のお店で、取り皿に食べ物を山盛りとった挙句、ろくに食べもしないで残していく人がいます。そこまで酷くなくても食べきれないほどの食べ物や飲み物を注文する人は少なくありません。確かにこちらはお金を払っているので注文した食べ物をどうしようと勝手かもしれません。

しかしそうしたマナー違反の裏では廃棄コストや料理人の込めた心や技術が全てないがしろにされているのです。大人は世の中の光と影をしっているはず。ならばこうした振る舞いをしてはいけません。

また、お寿司やさんで「アガリ」「ムラサキ」などと知った風な業界用語を使いたがる人や、フレンチなどで「カリフォルニアワインなんてワインじゃない」と通ぶる人がいますが、これもNG。

お寿司やさんの業界用語は業界の人たちが使うものであって、一般のお客が使う言葉ではありませんし、「カリフォルニアワインなんてダメ」というのは狭量なワインの知識をひけらかしているだけです。

「白は魚、赤は肉」というのも間違った常識で、知ったかぶって使うと恥をかきます。ワインや日本酒などはお店の方が専門家。素直にプロの意見に耳を傾けるのが本物の大人流です。

本物の大人の「遊び方」

achieved goals

本物の大人の遊び方のポイントは「フットワーク」「孤独」です。

今の時代はインターネットで様々な体験ができます。テレビや映画、ライブにスポーツなど家にいながらにしてあらゆるエンターテイメントを楽しむことができる時代です。しかし経験や教養を身につけるためには、どのエンターテイメントでも自ら足を運んで生で見聞きすることが重要です。

日本アルプスの山頂で見る朝日の美しさは自分の足で登り、山頂の強風に耐えながらでなければ理解できません。ライブ音源を5.1chサラウンドで聴くのと、アーティストのライブに行って生で聴くのとでは雲泥の差があります。フットワークを軽くし、体験のためのお金を惜しまず、生に触れる。これこそが大人の遊び方なのです。

また「遊びに行く」というと必ず誰かと一緒でなければ行動しない人もいますが、これもダメ。もちろんグループ旅行の楽しみはありますが、大人には孤独に一人で遊んだり、旅をする時間が必要です。普段は考えるのを避けていたことをじっくりと考えたり、見たもの聞いたもの感じたことを自分の中にゆっくり染み込ませていく時間が、人間をより深いものにしてくれます。

本物の大人の「身だしなみ」

Male elegance, businessman wearing navy blue suit
本物の大人の身だしなみのポイントは「品質を見る目」と「さりげなさ」です。

身につけるものを選ぶときはブランドや値段ではなく、品質を見て選ぶべきです。「ヴィトンだから」「プラダだから」とブランドだけを見て買っていると、たとえそれが正規店で買ったものであっても偽物に見えてしまいます。

しっかりと品質を見て選べば、どれだけ高級ブランドものがこだわって作られているのかがわかってきます。するとその品物にふさわしい身だしなみにするためには、安いスーツや靴、腕時計ではなく、それに見合った品物を選ばなくてはなりません。

これは他の品物にも言えます。高級スーツに身を包んでいても、腕時計がアウトドアウォッチでは台無しです。特に男性の場合は腕時計と靴に年収や職業、さらには人となりまでがわかりやすく出るので、自分がどう見られたいのかに合わせて的確に選ぶ必要があります。

また高級な品物を身につけているからといって、それをみせびらかしてはいけません。そんな振る舞いをするということは、結局品物それ自体ではなく、その品物によって得られる社会的評価を目的にしているということです。それは品性ある本物の大人の振る舞いではありません。「良いものを、さりげなく」が本物の大人の合言葉です。

下品な大人になるな

大人はいつも子供より上等な存在だと思いたがりますが、下品な大人は下品な子供よりタチの悪い存在です。そこに社会的立場や資金力などが加われば、もう目も当てられません。そうなる前に、上品な本物の大人になるための振る舞いを身につけ、それにふさわしい経験と教養を手に入れましょう。そうすれば自ずと人間力がアップし、自分を助けてくれる人脈もできてくるはずです。

参考文献『本物の大人になる』
Career Supli
みっともないという意識を持つことは大事だなと強く感じます。
[文]鈴木 直人 [編集]サムライト編集部

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