脳科学者がおススメする、やる気が出ない時にやる気を出す「スゴイ方法」

やる気は仕事のモチベーション

ゴールデンウィークがあけると「五月病」なんて言葉が毎年でてきますね。特に新社会人に多い症状ですが、夢と希望を胸いっぱいに詰め込んで、社会人としての一歩を踏み出したまでは良かったものの、理想と現実のギャップ、今までのような悠々自適な学生生活との一変、その他にも様々な要因によってやる気を失ってしまいます。

それは新社会人だけでなく、ある程度社会の荒波に揉まれてきた人だって人事異動や転職等によって仕事も生活も環境が変化すれば、ふとしたことでやる気を失ってしまうかもしれません。

さて、やる気の無い状態で仕事に取り掛かったところで、果たして思い通りの成果を出すことができるでしょうか?できませんよね。仕事の効率が下がって余計にやる気ダウン、果ては「うつ病」になってしまうなんてことも十分に考えられます。

やる気の有無は、仕事において重要な要素となります。では、「やる気」とはそもそもどうやって生まれてくるのでしょうか?

「やる気」は脳科学で解決

Lunge for a healthy life

「やる気はどこから生まれてくるのか」という疑問に対しての回答は、ズバリ「脳」だと言えます。所在がはっきりしたのは良いですが、しかしながら脳とは厄介な場所であるとも言えます。

その理由は、「自分では見えない」というところにあります。例えば、「お肌に良い」ということで始めてみた行動の結果は、実際に肌がどうなったのかという見た目でわかります。

脳の場合も脳波によって詳しく知ることができますが、皆さんはそう頻繁に脳波なんて見ますか?手軽に目で見る方法ではないため、「脳がこんな状態ならやる気が出ている」なんて言われてもピンと来ません。そこで、脳科学の観点から見た「やる気の出る方法・行動」についてまとめてみました。

やる気ポイント1. 「報酬を用意する」

簡単な話ですが、誰だってご褒美・報酬があればやる気を出します。実はこの単純な話も脳科学で立証できる理論なのです。

脳の器官の一つである「線条体」は、依存や快楽と関係があるとされている器官で、言い換えれば「やる気スイッチ」とも呼べる器官なのです。

「行動の結果、報酬がある」という状況においてはこの線条体が活発に動くことが分かっています。何か自分に対してご褒美を用意することでやる気を上げることができます。

やる気ポイント2. 「結果よりも過程にやる気を見出す」

Diving

しかし、線条体には弱点があり、報酬がなくなってしまうと、報酬を与えられる前よりも線条体が反応しなくなってしまう、つまりやる気をなくしてしまうという研究結果があるのです。

常に報酬を用意できない状況においては、やる気の持続が困難になってしまいます。やる気を持続させる方法としては、結果(報酬)よりも過程(仕事・勉強)にやる気を見出すことです。

報酬のためではなく、自分の意思で自発的に行動しているというスタンスが、やる気の維持に重要な意味を持ちます。

やる気ポイント3. 「日常と異なる情動体験」

脳の器官の中でも「前頭連合野」と呼ばれる部分がやる気を生み出していると言われています。ビジネスマンの場合、言語知能などの「思考系」の脳領域ばかりを使う傾向にあり、脳を老化させて前頭連合野の活動も弱体化してしまいます。

それを防ぐには思考系の脳領域と対の関係にある「感情系」の脳領域を使うことで脳をリセットすることができます。要は「気分転換」というものです。

感情系の脳領域を使うためには、何か爽快感のある行動をとる必要があります。スポーツやドライブなど、いつもと違う考えに浸れる行動をとり、脳のリセットを行いましょう。

やる気ポイント4. 「音楽を聴く」

young woman enjoying music

音楽を聴くことは、快感に関係する脳内ホルモンである「ドーパミン」の分泌につながります。ドーパミンは前頭連合野に働きかけて集中力や思考力を向上させ、やる気のアップにつながります。

WEB上で「作業用のBGM」でググるといろいろと良い楽曲まとめが見つかるのでぜひチェックしてみてください。

やる気ポイント5. 「アイドルの映像を見る」

ある脳科学の専門家は、アイドルグループの映像を見ることでやる気がアップするという見解を示しています。

その人物は、魅力的な女性を見るという行為は、目の前に札束を出された時と同じ脳内刺激をもたらすことが分かっていると言います。確かに近年、ビジュアル重視で動きの多いアイドルグループが数多く登場していますし、ファンの熱狂はテレビを見ていても伝わる程です。

ただし、これは男性専用の方法であり、女性の場合は何を見れば良いかまでは言及されていません。ビジュアル系の男性グループで良いのでしょうか?

やる気ポイント6. 「夜はリラックスする」

Fell into profound sleep

ポイント3~5に関しては、考え方ではなく行動なので、やろうと思えば24時間いつでも実行できます。では、夜の間も感情系の脳を刺激して音楽を聴くのが良いかと言えば、実は逆効果なのです。

夜はしっかりとリラックスして、脳を休ませることが重要です。もう少し専門的に言えば、副交感神経を働かせ、深い眠りであるノンレム睡眠をしっかりとることで、脳を休ませることができます。

翌日まで疲れが残るようでは、やる気なんて出るはずがありませんからね。具体的な方法としては夜は照明を消して音楽等を止め、アロマなどのリラックス効果のある香りで落ち着きながら眠りに就きましょう。これで翌朝は頭がすっきりしているはずです。

やる気ポイント7. 「まずは行動」

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やる気を出したいのであれば、まずは行動することが大切なのです。

これは「やる気出ない⇒行動しない⇒退屈⇒やる気出ない」という悪循環を断ち切るために、行動を起こすところから始めるということです。変化の無い日常であっても自発的に何かを始めてみれば、それが意外なところからやる気の向上につながるかもしれません。

[文・編集] サムライト編集部