寂しいプライベート…出会いにもお金がかかる?
バリバリ仕事をこなして毎日充実しているけれど、帰宅すれば部屋は真っ暗で、誰も迎えてくれる人がいない…。そろそろそんな独り者生活が堪える年齢になってきた人もいるのではないでしょうか?
仕事が忙しすぎて結婚相手を探すのに難儀している人は多いようで、今の世の中には結婚相手を探すためのサービスが多く存在しています。しかし、タダで一生の伴侶を紹介してくれるなんて都合のいいサービスはありません。
一般的によく使われる、結婚相談所・仲人・婚活アプリ・パーティーの中ではどれが最もコスパがいいのでしょうか?
結婚相談所

婚活を始めるための初期出費として、もっとも高く付くのが結婚相談所です。
結婚相談所といっても、その形態は大きく分けて、登録されたデータからマッチングしてもらえる「データ型」、専属のアドバイザーが紹介してくれる「仲人型」、入会条件のある「限定会員型」の3つになります。
コースやオプションによりますが、各形態の平均額は「データ型」が約22万円、「仲人型」が約43万円、「限定会員型」が約28万円です。
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もっとも安いデータ型でも20万円以上掛かるというのは、登録するにあたって決断が必要になります。
しかし、それだけのお金を出した、結婚に意欲的な人たちが多数登録されていると考えれば、結婚が決まるスピードは早そうです。実際、結婚相談所利用者の成婚率は約40%で、これをコスパが良いと取るか、コスパが悪いと取るかは個人の考え方次第ですが、結婚に対する意欲の高い人が集まっていることは間違いないようです。
※1 大手結婚相談所6社平均
仲人

個人に相手を紹介してもらってお見合いをする仲人制度は、婚活と聞いてイメージされる最もオーソドックスなものです。
明確な決まりのあるものではないので、環境や人間関係によってパターンは様々ですが、仲人役は多くの場合、親戚や上司、恩師にお願いするようです。
知り合いに紹介してもらうならタダじゃないの?と思うかもしれませんが、お見合いにもマナーがあります。そのお見合いが成立した場合も、成立しなかった場合も、仲人役に「謝礼」という形でお金を払わなければなりません。
成立した場合は結納金の2〜3割とされています。結納金は地域によりますが、全国で平均して100万円とされているため、約20〜30万円が謝礼になるでしょう。成立しなかった場合も、2万〜4万円の謝礼を渡すのがマナーです。
普段から自分を知ってくれている人に仲人をしてもらい、紹介してもらうのですから、自分にぴったりの相手を紹介してくれる可能性はありますが、仲人側にも知り合いの母数に限度があり、タイプにも偏りがあります。
結婚相談所を定額制と考えると、仲人を使ったお見合いは都度払いになるため、お見合いの回数を重ねれば重ねるほどお金がかかることになります。
早くに決まれば、どの方法よりも早く、自分に合う相手が見つかる方法だと考えられます。
婚活アプリ

気軽に登録できるのが婚活アプリです。かつては出会い系のようなイメージがありましたが、今ではウェブでも実名で活動する事が浸透したため、そのような怪しい雰囲気はありません。
Facebookに連携させて、友達が10人以上いないと登録できないアプリや、免許などの身分証の提出をしないと登録できないアプリなどもあり、サクラが用意されている可能性も低そうです。
大手の婚活アプリは月額制になっているものが多く、平均すると月額3500円
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ほどです。メッセージを交換するのに3500円掛かると考えると割高に感じますが、この料金は「婚活をしている人」という囲いの中に入るための料金なのです。
今は素人でも写真の技術が上がっており、ウェブ上でいいな、と思った人も実際会ってみたら見た目が全然違った、なども起こりそうですが、メッセージのやりとりによって内面から知り合えるというのが強い魅力です。
多くの人といっぺんにやりとりが出来、たくさんの候補の中から選べるというのはやり方次第では、4つの方法の中では最も効率的かもしれません。
※2 大手婚活アプリ6種平均
婚活パーティー

毎週末開催されている婚活パーティーは、「パーティー」と名の付くだけあって楽しそうなイメージがあるせいか、多くの人が気軽に参加するようです。
多くの人と食事を楽しみ、フランクな雰囲気の中で開放的になれる婚活パーティーはあまり緊張せず済むので、普段は引っ込み思案な人でも遠慮なく自分を出せるかもしれません。
婚活パーティーは一回につき数千円が相場で、約5500円が平均とされています。パーティー会費として考えてもそんなに高い値段ではありません。しかし、フランクな雰囲気が利点と同時に欠点にもなり、冷やかしで遊びに来る参加者もいるようなので、一度の婚活パーティーで結婚相手が見つかる可能性は限りなく低いでしょう。
「良い人がいたら結婚したい」くらいの気持ちで参加するなら良いでしょうが、どうしても結婚したい!という人には向かないかもしれません。
ただ、結婚を意識している多くの異性と会話ができることで、その後の婚活で相手のことが理解しやすくなるでしょう。
コスパがいいのはどれ?
どの方法にもそれぞれ利点があり、欠点があります。そして、どれかを使ったら他の方法はもう使うことができないというものでもありません。
自分が「いつまでに結婚したいか」、「結婚相手と知り合うためにいくら遣えるか」、「どんな人と知り合いたいか」などをよく考えて、自分に合った方法を使うのが最もコスパの良い婚活でしょう。
あなたが結婚したいと思っているのと同じように、結婚したいと考えている異性はたくさんいるのです。効率的な方法を取り、真剣に将来について考え、コスパ良く結婚相手を探しましょう。
[文・編集] サムライト編集部