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旅は、人を幸せにするのか?
6月1日に渋谷公会堂で高城剛さんのトークライブがありました。テーマは「旅は、人を幸せにするのか?」です。世界中を跳びまわる高城さんらしい視点で”人が幸福に生きる”ためのヒントが満載のライブでした。
サニーエクスプレスというLCCが今年の年末にドイツ-タイ間を99ユーロで飛ぶようになり、長距離ローコストキャリアがスタートするそうです。こういったLCCの本格化やアジアの国々の発展によって、いまだかつてない、大移動時代がはじまります。そのため、いい場所には世界中から人が殺到する、行きたい場所があればなるべく早く行くべきだと高城さんは語ります。
高城さんは、世界で一番南の島にくわしい人になるべく、旅人や現地の人に情報を聞きまくり、時間の許す限り世界中をまわり、新たな島を開拓しているそうです。そんな高城さんが現時点でのベストとして紹介した南の島15ヶ所をまとめました。
1. スペイン イビサ島周辺

イビサ島も良いがイビサの周辺にいろいろな素晴らしい島があります。最近はAirbnbでも、ホテルの代わりにクルーザーに泊まることができます。
イビサは世界一のクラブスポットで、1日で1万人が集まるような世界最大のクラブがあります。しかしクラブ以上にイビサのまわりの海が素晴らしいので海をおもいっきり堪能するのと、スペイン料理を楽しむのが一番のおススメとのこと。ロンドンから約2時間、1万円以内で行けます。
2. クロアチア フバル島
ヨーロッパ最古の街として世界遺産に登録されています。海が素晴らしくキレイで緑色だそうです。青の洞窟といえば一般的にはイタリアのカプリ島が有名ですが、実はこのフバル島の青の洞窟のほうがおススメだそうです。
なぜなら、カプリ島は片道2,3ユーロのところを20ユーロ以上取られるボッタクリなどが多く発生して、気分を害することが多いが、フバル島ではそんなことはないそう。また、フバル島は隠れたパーティーシーンでもあり、さらにクロアチアワインも最高に美味しいとのこと。
3. イタリア ファビニャーナ島

画像出典:Wikipedia Photo by ジュリアC.
シチリアの先にある島で、天然のプールと呼ばれるほど美しい海があります。小さな入江がたくさんあり、バイクでは案内板を見過ごしてしまうため、島内の移動は主に自転車。
バイクや自転車でぐるっと回れるぐらいのコンパクトなサイズの島でリラックスできる&食べ物が美味しいという、高城さんの考える良い島の条件にピッタリと合致する島です。
4. マルタ島

英語留学で有名な島。独特の美しい岩場があり、トロイなどをはじめとする映画撮影でもよく使われるようです。古い街がありここも世界遺産に登録されている街があります。
バロセロナから2時間弱で130ユーロぐらいで行けます。ロンドンやローマからも直行便が出ています。マルタ料理はイタリア料理と地中海料理をまぜたような感じで絶品とのこと。
5. ギリシャ ザキントス島

ジブリの『紅の豚』 のモデルになったと言われる美しい島です。難破船がそのままになっていて観光名所になっているそうです。
6. タイ リペ島

アジアの中でも超穴場で、アジアで一番おススメしたい島だそうです。マレーシアのランカウイから船で1時間です。まだあまり開発されておらず去年やっとセブン-イレブンとATMができたそうです。今が狙い目の島。
7. インドネシア ギリ3島

画像出典:Wikipedia Photo by Fotoherby
バリとロンボク島の間にある小さな島で、ギリトラワンガン島・ギリメノ島・ギリアイル島、の3島があります。
エンジンのついた乗り物は全部禁止されていて、自転車か馬車に乗るしかないそうです。いまはまだおススメだが、そばの島にカジノができるという話があり、行くなら早い方が良さそうです。
8. ベトナム フーコック島

画像出典:Photo by David Z.
ベトナムが国として最も力をいれようとしている場所です。ベトナム戦争のときの収容所をそのまま残し観光名所にしているそうです。いまはまだ何もないところですが、これから5年間で5つ星ホテルを100件たてるという計画が。ここもいくなら早いうちが良さそうです。
9. マレーシア ペルヘンティアン島

画像出典:Photo by Chikahiro Tokoro
高城さんも知らなかった超穴場の島です。お客さんのほとんどはヨーロッパから来ていて、夜は火のまわりに集まり、ビーチラウンジのような感じでのんびりリラックスするのが最高とのこと。
10. フィリピン パラワン島

画像出典:Wikipedia Photo by Carrie Kellenberger
高城さんのメルマガでも繰り返しおススメされている島です。いろんな媒体でもここ5年くらい、世界でNO1.の島と呼ばれています。秘密の入江がたくさんあるらしいです。
しかし、近年はこの付近でアメリカ軍などが演習を行っていることがあるようで、いろいろ考えさせられることがあるそうです。その場合は、パラワン島のさらに先にあるコロン島が落ち着けるそうです。
11. カンボジア ロンサレル島

画像出典:Wikipedia Photo by ilf_
人がだれもいなくて、何もない、バンガローがいくつかあるだけ。ロンサレル島のとなりにロン島というのがあり、ここはパーティーアイランドになっていて、この2つを見比べて楽しむのがおススメだそうです。
12. ガラパゴス島

画像出典:Wikipedia Photo by David Adam Kess
ガラパゴスペンギンがいます。自然保護がしっかりしていて、ここでしか見られない生物がたくさんいます。手付かずの大自然と海が素晴らしいとのこと。
13. ブラジル フェルナンド・デ・ノローニャ

画像出典:Wikipedia Photo by pantai
1日に入場できる人を450人に限定している島です。だからどこにいってもガラガラです。そのかわりに入場料を払う必要があります。とはいえハワイに落とすお金よりを考えればリーズナブルとのこと。
現在は世界で1番お金持ちが集まる島にしようというコンセプトで運営されており、人がいないゆったりとした空間を徹底してつくっているそうです。公共のビーチにいくにも予約が必要な徹底ぶり。
14. カリブ キュラソー島

画像出典:Wikipedia Photo by Rodry 1
もともとオランダ領だった島です。 オランダ、パリ、マイアミからローコストキャリアの飛行機が飛んでいて、マイアミから片道1万8,000円で行けます。ヨーロッパからは2万8,000円です。
15. アフリカ カーボベルベ島

画像出典:Wikipedia Photo by Cayambe
大西洋の中央、北アフリカの西沖合いのマカロネシアに位置するバルラヴェント諸島とソタヴェント諸島からなる共和制の国家。15世紀から1975年までポルトガル領でした。いまアフリカでもっとも美しい島と言われています。ここも入場制限をしているそうです。また、世界で3番目ぐらいにお祭りが多いとのこと。
自分の島を見つけよう
いかがでしたでしょうか。知らない島も多かったと思いますが、必ず自分に一番フィットする島があるので、それを早く見つけて欲しいと高城さんはいいます。
もちろん旅をするにはお金がつきものですが、経験にまさるものはありません。そして嬉しいことに、南の島に行く計画をたてるだけでも、脳内物質が放出されて幸せ感が増すそうなので、このおススメの島を参考に、まずは計画をたてるところからはじめましょう。もうすぐ高城さんがおススメの南の島をまとめたガイドブックを発売する予定があるそうなので、気になる人は是非チェックしてみてください。
[文]頼母木俊輔 [編集]サムライト編集部