健康に働きたいビジネスパーソン必見!イチローも導入した“初動負荷トレーニング“を解説

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現役継続に繋がるイチローのトレーニング術

日本時間8月8日、メジャーリーグ通算3000本安打を達成したマイアミ・マーリンズのイチロー選手。この偉業を成し遂げられたのも、これまで大きな怪我をせずに試合に出場してきたからこそ。

これまで数多くの日本人スター選手がメジャーへ挑戦するも、アメリカ独特の固いマウンドや日本と異なる環境への適応に苦しみ、早々に怪我で戦列を離れるケースが多発しています。そんな中、メジャーで15年以上大きな故障一つせず第一線で活躍し続けるイチロー選手はまさに“鉄人”。

並々ならぬ努力なしでは、常時ベストパフォーマンスを引き出す体を維持することはできません。

では、結果を残し続け、選手寿命を伸ばしてきた秘訣は一体何なのでしょうか?ここでは、イチロー選手が現役で継続して活躍するために行ってきた「初動負荷トレーニング」について解説していきます。

スポーツ選手ならずとも、長期間元気に仕事を続けていきたいビジネスパーソンにも役立つ内容なので、ぜひ実践してみてください。

「初動負荷トレーニング」とは

「初動負荷トレーニング」とは、株式会社ワールドエンタープライズ代表の小山裕史氏が創案した、日本で生まれたトレーニング方法です。現在、イチロー選手を始めとする、多くのトップアスリートに取り入れられており、一般の方にも普及し始めています。

「初動負荷トレーニング」は、読んで字の如く「動作を始める”初動時”に負荷をかける」というポイントが最大のミソ。

聞いただけだと単純に聞こえますが、この初動負荷の法則を上手く行うことで、筋肉と神経反射が本来持つ「弛緩(ゆるむ)⇒伸張(伸ばされる)⇒短縮(縮む)」という自然のリズムを呼び起こします。

つまり、このリズムで繰り返しトレーニングを行うことで、ボディービルダーのような肥大した筋肉ではなく、柔軟性に富んだ筋肉を作り出すことができるのです。

初動負荷によって得られる効果って?

「初動負荷トレーニング」で得られる効果は様々あります。そのなかでも、運動によるパフォーマンス向上を引き出すことに関しては効果てきめん。加えて、スポーツの面以外で特に注目したい内容についてもピックアップしてご紹介します。

柔軟性の向上

「初動負荷トレーニング」は、基本専用のマシンを使うのですが、一般的に柔軟性を向上させる目的でトレーニングをしている人は少ないのではないでしょうか。ここも、初動負荷の特徴の一つといえます。

専用のマシンを使って初動負荷をかけることで、肩関節・股関節といった各関節の可動範囲が広がります。それによって、柔軟性に優れた肉体になっていくのです。ほどんどのアスリートは、こういった柔らかい身体を求めてこのトレーニングを導入しています。

怪我の予防・早期回復

「初動負荷トレーニング」は、筋肉を痛めるリスクは非常に低く、無理な関節の動きをしたり、高強度の負荷を利用して筋肉を激しく刺激するトレーニングとは違います。逆に疲労が溜まりにくく、筋肉痛などに苦しむこともほとんどありません。むしろ「気持ちいい」という感覚の方が近いでしょう。

そのため、アスリートが怪我のリハビリとしても応用しており、怪我を未然に防ぐ予防的な側面からも効果があると言われています。

激しい血圧の上昇や心拍数を上げるといったことも少ないとされているので、一般の方々のリハビリにも勧められています。

健康増進

「初動負荷トレーニング」には、身体の血行を良くし、溜まった老廃物の排泄を促す効果があると言われています。さらに、関節や骨盤の歪みを矯正し、猫背の改善にも期待ができます。

こういった効果が得られるため、ジュニアといわれる中学生などのトレーニングとしても活用されており、高齢の方の介護予防、あるいは生活習慣病の予防として健康増進にも貢献しているトレーニングなのです。もちろん、デスクワークの多いビジネスパーソンには特に効果てきめんです!

それを示すように、医療機関で実際に「初動負荷トレーニング」を導入しているところもあります。厚生労働省によっては、介護予防に相応しいトレーニングとしても認められているのです。

「初動負荷トレーニング」のやり方を伝授!

基本的に、「初動負荷トレーニング」は専用のマシンを使用して行います。マシンといっても、一般的な重いウエイトを使ったマシンとは全く違います。

では、実際に専用マシンを使用した4種類の「初動負荷トレーニング」をご覧ください。

ハイプーリー

レッグプレス

トータルヒップ

インナーサイ

見てみると、肩・腕・股関節が複雑な動きをしていることが分かります。単に関節を上下させるのではなく、ねじり動作などを加えることで、柔らかい筋肉作りに繋げているのです。

しかし、いきなりこのようなマシンを使って自分でトレーニングをするととても大変です。そこで、マシンなしでも気軽にできるトレーニング方法を紹介した動画があるので、ぜひ参考にしてみてください。

最初は自分でトレーニングをしてみて、慣れてきたら本格的にマシンを導入して実際にジムに足を運んでみてもいいでしょう。

最近では、ほとんどのジムで体験が可能なので、実際に初動負荷の感覚を肌で感じてみましょう。その感覚を体験したうえで、再度自宅に持ち帰って「初動負荷トレーニング」をしてみると効果は倍増。自宅でのトレーニングとジムでのトレーニングを両立すると良いでしょう。

トレーニングを継続して、長く元気に仕事を続けよう!

ご紹介したように、「初動負荷トレーニング」は運動能力を向上させるためのものではありません。しかし筋肉に柔軟性が加わることで、ケガをしにくくより健康的な体ができあがります。イチロー選手は、このトレーニングを十数年やり続けることで、野球という仕事の現役寿命を伸ばし続けているのです。

しかし、実際に「初動負荷トレーニング」を始めても三日坊主ではなんの効果も得られません。なので、イチロー選手のように継続してトレーニングを行い、長く元気なビジネスライフを送っていきましょう!

Career Supli
「初動負荷トレーニング」は、本当にキツイトレーニングではないので、なんの苦痛もなく気軽に続けられますよ!
[文]佐藤 主祥 [編集]サムライト編集部

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