もう「建前」はやめよう。堀江貴文に学ぶ「本音」の生き方

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成功したいなら「建前」を言っている暇はない

私たちの人生は限られた時間しかありませんが、時間自体は万人に平等なものです。本来成功したいのであれば、この限られた時間をフル活用しなくてはなりません。多くの人が「本音」と「建前」を使い分け、さもそれがいっぱしの大人には必須のスキルかのように振舞っています。

しかしこの「本音」と「建前」の使い分け作業は、実は精神的にも物理的にも極めて無駄な作業なのです。成功するために人生を使いたいのなら、こんな無駄な作業に時間をかけている暇はありません。いますぐ建前の非効率性と、本音の効率性を知り、最短距離で「成功」「幸せ」へと突き進む態勢を作りましょう。

「建前」の非効率を知れ

建前を言う時、私たちは常に本音を我慢している状態です。「本当は一緒にいるのが苦痛だけれど、楽しいフリをしておかないと後が面倒だ」「組織の中で働くのは苦手だけれど、世間体を考えて一般企業に就職しよう」これらは「一緒にいたくない」「組織の中で働きたくない」という本音を我慢して建前を言っているわけです。残念ながらこの我慢は完全に無駄です。

我慢するのが社会人だ、なんてもっともらしい顔をして非効率を正当化するのはやめましょう。例えば「上司の言うことに矛盾を感じるが、組織の調和を保つために我慢している」という会社員Aがいるとします。Aとその上司が重要なプロジェクトチームに所属していた場合、いくら上司が矛盾した言動をとってもAは「組織の調和」のために指摘しません。しかしプロジェクトが進行していくにつれて、そうした矛盾は必ず綻びとなって表れるでしょう。

その時になってAが「実は前から間違っていると思っていました」などといったところで遅すぎるのです。はじめから上司に本音をぶつけていればプロジェクトの進行はうまくいったのです。Aの建前は無駄や非効率どころか、害悪でさえあります。

「本音」が1番効率良く生きる方法

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他の建前も同じように非効率です。「楽しいフリをしておかないと後が面倒だ」という建前は、つまるところ一緒にいても楽しくない人と一緒にいることで自分の時間を浪費しています。さっさと家に帰って読書をしたり、ビジネススクールに通ったほうが自分への投資になるでしょう。

「世間体を考えて一般企業に就職しよう」という建前が招くのは、「辛い毎日」やうつ病の罹患など「成功」「幸せ」とは程遠い結果です。わざわざやりたくない仕事・苦手な仕事につくことになるのですから当然でしょう。

組織で働くのが無理なら自立できるスキルを磨いて在宅でも生きていける道を模索したほうがよっぽど効率的です。建前を捨て本音で生きることこそが、最も効率的な生き方なのです。

しかしここまで言っても「それでも建前は社会人のたしなみだよ。みんなが本音を言ったりしたら、世の中がむちゃくちゃになる」と考える人もいるでしょう。しかし堀江貴文氏は著書『本音で生きる』の中で建前の正体を「自意識」+「プライド」だと分析し、いかに無駄の多いことなのかを指摘しています。

ほとんどの人にとって「あなたなんかどうでもいい」

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実際にあなたのことをそんなに注目している人は、そうはいない。多くの人は自分以外のことになんの関心もないのだ。堀江氏は自身が「写真を撮ってください」「握手してください」と言われる体験を挙げ、「そんな人たちが自分のことを四六時中考えているかというと、全くそんなことはない」と言います。

確かに堀江氏に直接会えばイベントにはなりますが、それで生活の中心が堀江氏になることはほとんどないでしょう。有名人でもこの程度の扱いです。

にもかかわらず有名人でもない私たちは、ついつい「世間体が悪い」「人の目が気になる」と考えがち。これは明らかな自意識過剰と言えます。実際には存在しない「世間」などというものを気にする必要は全くないのだ。

「そうは言っても家族や友人は、堀江氏に握手を求めてくる人と違って親しい人だ。そういう人たちの目が気になる」という人も多いはず。しかし堀江氏に言わせれば彼らもそこまで真剣に私たち自身について考えているわけではありません。付き合いたてのカップルならばともかく、夫婦や親子、兄弟でも四六時中相手のことを考えて生きているわけではないはずです。

生活の中心はあくまで「自分」であって、血の繋がりがあっても基本的には「自分以外はどうでもいい」のです。にもかかわらず建前を大切にする人は、そんな他人のために自分の言動を変えようとします。これは明らかに無意味な作業です。

成功するためには「バカが一番」

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次は建前のもう一つの要素、「プライド」について見ていきましょう。プライドの高い人というのは得てして失敗を恐れてしまいます。

「理不尽な上司に反論して、言い返されたらどうしよう」「好きな女の子をデートに誘って断られたらどうしよう」とどこかで考えてしまうのです。それが「上司の理不尽な言動にも我慢するのが社会人」「女子に対してがっつかないのがマナー」といった建前につながっていきます。

失敗につながらないので自分のプライドは保てるかもしれませんが、理不尽な上司は変わらず、好きな女の子は別の男性にとられてしまいます。

堀江氏は変なプライドは捨ててバカになれと言います。自分がバカであることを自覚すれば能力のある人にアウトソーシングするという発想になるので、変なプライドを持った人間よりもよほど成功しやすくなると言うのです。

逆にプライドの高い人は人に頼ろうとせずに全てを自分でやろうとするので、結果的に大きな成果があげられないのだとか。

ちっぽけなプライドを守るために建前を使っているのなら、さっさとそのプライドを捨てましょう。

建前=他人の人生、本音=自分の人生

Businesswoman looking at sign of success or failure

他人のことなんて、ほうっておけばいいのだ。アドラー心理学を紹介した岸見一郎・古賀史建著『嫌われる勇気』はまさに堀江氏の言うように、「他人のことなんてほうっておくべきだ」ということを丁寧に説明したベストセラーです。堀江氏もこの本を「人間関係においても優れた洞察が書かれている」と評価しています。

同書の考えに従うと、世間の目を気にしたり、周囲の人の評価を気にする建前は「他人の人生」を生きるやり方です。自分の言動に対して、相手がそれをどう思うかは相手の問題であり、自分がどうこうすべき問題ではありません。『嫌われる勇気』流に言えば「他者の課題と自分の課題を混同するな」ということです。

対して本音は「自分の課題」「自分の人生」です。自分が本当はどんな仕事に就きたいのか、どんなことを考えているのか。これらを決めるのは自分自身であり、世間や職場の人たちではありません。堀江氏は『嫌われる勇気』の要点を引いたあと、このように書いています。

「相手が自分をどう思っているのか」なんてことにかかわりあって、自分の人生がなおざりになるなんて、本当にもったいないと思う。

自分の人生を取り戻すためにも、建前を捨て本音の人生を生きる必要があるのです。

「本音」が幸せな人生への近道と知る
本音と建前を使い分けていると、お互いに「相手が本音を言っているのか、建前で言っているのか」という探り合いを延々と続けなくてはなりません。これは明らかな消耗です。

また建前で生きていると自分が一緒にいても楽しくない人も、自分の周りに集まるようになるでしょう。相手の建前を本音と勘違いして自分が近づけば、自分と一緒にいても楽しいと思ってくれない人と過ごす時間が長くなってしまいます。

これもまた明らかな消耗です。本音で生きればこうした消耗とは無縁になります。自分が一緒にいて楽しい人、自分と一緒にいて楽しい人だけと過ごすことができるようになるからです。さあ堀江貴文流の「本音」の生き方、はじめませんか?

参考文献
『本音で生きる』
『嫌われる勇気』
Career Supli
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[文] 鈴木直人 [編集] サムライト編集部

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