月曜日に風邪で休む“バカ”にならないために- 最新免疫力強化7つの対策-

日曜午後6時半からできる風邪対策!

暖かくなってきたからって油断してませんか?元気に過ごしたいのは1年中同じことですが、どうしても風邪をひいてしまう時はありますよね。

疲れや栄養不足などで体の免疫力が落ちている時に、普段は抵抗できているウイルスに負けてしまった”という状態が「風邪」です。でも実は「風邪」という病気はありません。熱っぽい、咳が出る、喉が痛いなどの体調不良の症状をまとめて通称で「風邪」と呼んでいるにすぎないのです。

日曜日に「サザエさん」を見てる頃になんとなくダルいな〜と感じてたのに夜更かししてしまい、月曜朝には発熱、頭痛、咳、鼻水、完全に風邪!なんて残念ですね。タイミングの悪さ、自己管理能力の欠如とはまさにこのことです。

サザエさんタイムに風邪の予兆に気付けたなら、次の朝のためにできる風邪対策があります。風邪に気づいたらすぐにすべきこと、普段から免疫力を高めるためにすべきこと、合わせて7つの免疫力強化対策を見てみましょう。

免疫強化その1. とにかく体を温める!

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冷えは万病の元と言われています。ただの古い言葉ではなく実際に、体温が平熱から1度下がると免疫力は30%低下し、1度上がると免疫力は5倍になると言われています。現代では低体温になっている人が多いようで、それが原因で免疫力が下がり風邪を引いてしまうのかもしれません。

もし風邪の予兆に気付いたらすぐに靴下を履く、体温を上げる食べ物を摂るなど温める措置をしましょう。風邪には漢方の葛根湯が効くとされていますが、葛根湯の一成分であるショウガは特に体を温めます。ジンジャーハニーティーにして飲むと喉の痛みも和らぎます。

長ネギの辛味にも体を温め血行を良くするアリシンという成分が含まれていますから、風邪をひいたな、と感じた日の晩御飯にはネギをたっぷり入れてすりおろしショウガを加えたお味噌汁を飲むといいかもしれません。

免疫強化その2. 風邪のツボ

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風邪をひくと背中がゾクゾクしますよね。東洋医学では肩甲骨の間にある「風門」というツボは風邪が体内に入り込む場所であり、また風邪の出て行く場所ともいわれています。風邪をひいたな、と感じたらこの風門を刺激して風邪を追い出してしまいましょう。

風門は首の付け根の背中側に飛び出る頚椎から下に数えて2つ目の頚椎の左右、指2本分離れたところに風門はあります。

左右同時に指圧することも有効ですが、押してくれる人がいなければできません。そんな場合は風門のあたりにカイロを貼り付けましょう。

ツボを刺激できるばかりか、背中から体全体が温まりポカポカしてきます。前項で紹介した体を温める方法と一緒に実践して免疫力を強化しましょう!

免疫強化その3. 水分補給・加湿

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風邪で発熱すると汗をかき、体内の水分が失われてしまいます。
体内の水分が足りなくなると体の中にウイルスや菌を入れないために働く喉粘膜の繊毛運動が低下します。これは喉の痛みにも繋がるため、意識して水分補給をしましょう。

また、ウイルスは暖かく湿った環境では活動が鈍るため、部屋の湿度を高く保てるよう注意することが重要です。加湿器を置くのはもちろん、濡れたタオルを掛けておくというのも効果的です。よく風邪をひくとマスクをして人にうつさないように気をつけますが、風邪のひきはじめにもマスクをして鼻や喉を保湿し、ウイルスを体内に入れないようにしましょう。

免疫強化その4. ビタミン

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体内にウイルスが入った時に、それと戦ってくれるのが白血球です。普段から白血球を活性化させておくことは免疫力の強化に直接つながります。

この白血球は、血中のビタミンC濃度が高いほど活発に働きます。ビタミンCを積極的にとることで風邪をひきにくくなり、かつ風邪をひいてしまった時にも早く治せるようになるということです。また、ビタミンAも粘膜を強化する効果があるため風邪をひきにくい体作りに役立ちます。普段の食事から積極的にビタミンを摂取できるメニューを心がけたいですね。

ビタミンC摂取にはパプリカがオススメです。オレンジ色のパプリカなら4分の1個で1日に必要なビタミンCがとれ、熱で破壊されてしまうビタミンCを守るビタミンPが含まれているため、効率的にビタミンCを摂取できます。

ビタミンAはレバーに多く含まれています。レバーは苦手という人は多いかもしれませんが、ビタミンCの豊富なパプリカや他の野菜と炒めてオイスターソースで味付すれば、ビタミンCもビタミンAも同時に摂取できるおいしいメニューになりますよ。

免疫強化その5. ストレッチ

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風邪をひいたときにはおとなしく寝てないといけないイメージがあります。でも風邪をひいたときほど首・肩・背中など上半身が凝るものです。

風邪をひいている時に体力を消耗するような激しい運動はNGですが、ストレッチは凝った部分をほぐすのにも抵抗力を高めるのにもとても良い運動です。

肩の内側・鎖骨の下には「中府」と呼ばれる風邪と抵抗力に関係するツボがあります。上半身のストレッチにより首・肩・背中の凝りをほぐすと同時にこのツボを刺激することで抵抗力を高めることができます。さらに上半身をほぐすことで深い呼吸をしやすくなり、より安静に休むことができるようになります。

また、普段からストレッチをして体を柔らかく血液循環の良い状態に保つことで白血球やリンパ球などの免疫細胞が体全体に広がりやすくなり、免疫力の向上につながります。

免疫強化その6. 薬・サプリメント

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風邪を治せる薬はないと言われていますが、症状を抑える薬はあります。熱やくしゃみ、咳などの風邪の症状はどれも体からウイルスを追い出すための症状なので、薬で症状を抑えすぎるのは風邪の治りを遅くしてしまうかもしれませんが、あまりに辛い時には我慢せず、薬を飲みましょう。

薬によって症状が緩和している間に体力を回復させ、風邪に対抗するための免疫力をつけましょう。

また、普段から生活にサプリメントを取り入れることで免疫力を高める効果が期待できます。免疫力と大きく関係のある腸を整える乳酸菌やラクトフェリン、酸性に傾きがちな体を中和するアルカリ性のスピルリナなどがオススメです。自分に合うサプリメントを探して免疫力アップに役立ててみてはどうでしょうか?

免疫強化その7. HSPを増加させよう

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ヒートショックプロテイン(HSP)とは細胞修復作用のあるタンパク質で、免疫力上昇に大変効果があります。HSPは体温を1度〜2度上げることで増やすことが出来るため、毎日入るお風呂の入浴法を変えるだけで簡単に実践できます。
やり方としては、

・常温の水で水分補給をする
・41度〜42度のお風呂で10〜15分間、体を温める
・湯冷めしないよう、暖かい服装で安静にする
・再度常温の水で水分補給をする

たったこれだけです。
HSP増加は熱いお湯に耐えるという我慢が少し必要なだけでとても気軽な免疫力向上方法です。
HSPの増加は実践後2日目〜3日目がピークになるため、土曜日にHSP入浴法を行えば月曜日に風邪ひくバカにならずに済みます

どんな月曜日にする?

日常を過ごしていて「免疫力」を意識することなんてほとんどないですよね。でも、免疫力は普通の生活を少し工夫するだけで上昇させることができます。

家でサザエさんを見る日曜日を過ごす人も、飲み歩いて盛り上がる日曜日を過ごす人も、風邪かな?と少しでも感じたら風邪を迎え撃つための準備を始めましょう。

良い月曜日から始まる1週間があってこそ、また良い日曜日を迎えられるのです!

[文・編集] サムライト編集部