ポエム炸裂!あなたは大丈夫?Facebookでゾワっとされる7つの投稿パターン

こんなFacebook投稿ありませんか?

皆さんFacebookの投稿は続けていますか?なんとなく義務感を感じるから更新してる人、遠く離れた友人たちに自分の近況を発信したい人、気持ちのはけ口にしている人、いろんな投稿の仕方がありますよね。

モラルをわきまえていれば何を発信しても自由なのですが、まあいろいろと感じるところもあると思います。

それはあなたの理想像?、それともキャラ?、素なの?、とツッコミたくなるような投稿も見かけ、私たちを震え上がらせます。そんなゾワっとする投稿例を7つ紹介します。

ゾワッと投稿1. 氾濫する「花・波・雲」

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「道端に健気に咲くこの花に目がとまり、思わずパシャリ^^」

この人そんなキャラだったっけ?いつも飲み屋さんで下衆な話をあんなに楽しく話しているのに…。

ウェブで実名をさらす時には多くの人が賢そうに見られたい!繊細な人間に見られたい!感受性豊かな人間に見られたい!と考えているため、Facebookのサーバーには”道端の花・波打際の裸足・入道雲”の写真が溢れています。

これらは手軽に撮って投稿するだけなんとなく感受性豊かに見えるSNS界の陸海空ですが、それを投稿する人の現実での様子を知っているとあまりのギャップに面喰ってしまいます。

誰もが良い面と悪い面を併せ持っているものですが、その中間くらいをウェブでも出せていけたらちょうどいいでしょうね。

ゾワッと投稿2. 「いい事」が言いたくて仕方ない

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「今はこんなにツラいけど、辛いに一本足せば幸せになれる。やまない雨はない。」

こういったテイストの投稿を目にしませんか?
とんちの効いた「いい事」を言いたくて仕方がない!「いいね!」が欲しい!という気持ちを隠そうともしない人がいます。また、本当か嘘かわからない「いい話」をやみくもにシェアしたがる人も。

「いい事」の押し売りはつらいですね。

ゾワッと投稿3. 誰ですか?盛り自撮り

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「ふんわりボヤけたCGのような顔のアップ写真に「自分の顔嫌い…ブスすぎ><」

友達の名前で投稿されているにも関わらず、写真には知らない人が写っています。友達のアカウントが乗っ取られたのかな?と心配しながらよ~く見たらどこか面影が…。アカウントは乗っ取られてなんていなかったのです。それは間違いなくあなたの友達です。

自分を美しく加工して盛りたい女心はよく分かりますが、自分で撮った写真を自分で加工して自分で投稿しているのにも関わらず、さらに自分で自虐的なコメントをつけているなんてどういうことでしょう?

自撮りの加工を続けているとPhotoshopは上達するでしょうが、腕が上がるほどに写真の中の自分は現実の自分とかけ離れていきます。それに加えて、美しく修正された自撮りをあまりに見続けると醜形恐怖症になってしまうかもしれない、という説もあります。

ゾワッと投稿4. ポエムの挟み撃ち

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恋人同士をセットで友達登録している場合。気をつけて下さい。ポエムの挟み撃ちが来ます!

女友達:「ダァと出会えて本当に幸せです☆ず~っと一緒にいようね」
男友達:「姫と出会えた70億分の1の奇跡に感謝」

彼女の事を「姫」、彼氏の事を「ダァ」と呼んでいるパターンです。もしかして、はしのえみとアントニオ猪木が付き合っているのでしょうか?ビッグカップルですね。

見せつけられる方も、頼むからLINEでやってください!とゲンナリしてしまいますが、投稿している本人達にも悪影響があるようです。ミズーリ大学の研究では以下のように研究されています。

Facebookを使い過ぎる人(研究者の解釈では、1時間に2回以上のペースでチェックする人)は、Facebook上の内容が原因でカップル間の争いを起こしてしまう可能性が高い。こうした争いは、精神的浮気から肉体的浮気、さらに、破局、離婚までを含む悪い結果をもたらす可能性がある。

自分も恋人もFacebookにポエム投稿をするような人間じゃない、と思っている方も恋人と友達登録はしない方がいいのかもしれませんよ。

ゾワッと投稿5. かまってちゃん詩集

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「もぅやだ。消えたい。存在価値ないよね…空も泣いてる…」

「私は今!落ち込んでいます!慰めてください!」という主張を強く感じるのが、この手の”かまってちゃん”の投稿です。

ネガティブなフィードが流れてきて、見てるだけでも気が滅入るのに加え、どうして落ち込んでるのか?などの事情を書かないことで「どうしたの?」の一言を待っています。ここまでは許してあげましょう。誰しも落ち込む事だって、慰めて欲しい事だってあります。

しかしかまってちゃんが厄介なのはここからです。
「どうしたの?」と聞いてみても「大したことじゃないの…」と、落ち込むに至った背景をまだ引っ張り続けます。テレビを見ていて遭遇する”真相はCMのあと!”をウェブ上、しかも友人のFacebook投稿で目の当たりにするとは思いもしませんね。

純粋なあなたは「そんなに深く傷つくような事情が…」と心配してしまうかもしれませんが、安心してください。多くの場合かまってちゃんは”心配してもらうこと”だけが目的なので、特に大変な事情はないのです。
もし本当に深い事情で悩んでいる人がいたとしても、事情を説明してくれないという事はあなたとその人はそこまで親しくないという事でしょう。残念ですね。

ゾワッと投稿6. 異常なほどの幸せアピール

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ダウナーテイスト中心のかまってちゃんポエムと対照的なのが、超アッパーな幸せアピールポエムです。

「家族も友達もみ~んな大好き!圧倒的感謝!ありがとう!みなさん幸せですか~?!SAY!シアワセ!」

ネガティブなフィードよりはポジティブなフィードの方が流れてきたときに嬉しいですが、何事にも限度があります。

投稿している本人は素直に幸せな気持ちを表現しているだけなのかもしれませんが、常軌を逸したテンションの高さの投稿だと「逆にこの人大丈夫なのかな?何かあって錯乱しているんじゃない?」と心配になってしまいます。

もしかしたら幸せをアピールして羨ましがられたい、憧れられたいというセレブ気取りな算段があるのかもしれませんが、表現が強烈すぎてとても憧れようとは思えません。

ゾワッと投稿7. やめるやめる詐欺

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もはやFacebookはユーザーが増えすぎて、窮屈になってきたというような考え方も出てきました。なんとかして他人より一歩先を行きたい若者などは「Facebookをやめちゃう俺、かっこいい」なんて思っているようです。

彼らはちょっと小火が出た程度の批判を受けただけで、アカウントの削除を宣言し、まるで大物ロックバンドから看板ギタリストが脱退するかのような尊大でポエミィなコメントを残します。

しかし、彼らは既に重篤なSNS中毒に陥っているため、本当にアカウントを削除することは稀です。むしろ、やめる宣言を高らかにした際に少なからずとも義理の「やめないで」というコメントが付くので、それに味を占めて本当にロックスターのように「Facebook引退→引退取り消し」を繰り返します。

一介のユーザーがFacebookをやめようと続けようと、社会にはなんの影響も及ぼさないのですが、繰り返される茶番のうすら寒さにはゾワッとさせられます。

一億三千万人総ポエム時代

コラムニストの小田嶋 隆さんいわく、日本はポエム化が進んでいるといいます。SNSが普及し、たくさんの人が気軽に文章を発表できるようになり、書くべき事もそんなに無い多くの人は「内容がなくてもなんとなくいい感じ」なポエミィな文章を書くようになったのでしょう。

しかし「なんとなくいい感じ」に感じるかは人それぞれで、人によってはゾワっとするだけの投稿かもしれません。もしFacebookでゾワっとされたくないなら、見栄を張らずに等身大の自分で投稿することです。ポエムを書くより難しいことかもしれませんが。

[文・編集] サムライト編集部