【全28競技】全力でリオ五輪を楽しむための予習の手引き

リオ五輪本日より開幕!

4年に一度行われるスポーツの祭典「オリンピック」が、いよいよ今日からブラジル・リオデジャネイロにて(8月5日~21日の期間)開催されます。

しかし、五輪にはどんな競技あるのか分からない、どういった選手が出場するのか把握し切れてないという方もいるでしょう。

そこで今回は、今大会全28競技306種目の中から、ここだけは押さえておきたい競技・選手・対決など、注目すべきポイントを徹底的にレクチャーします。ここでしっかり予習をして、全力でリオ五輪を楽しみましょう!

ここを見て盛り上がろう!28競技別注目ポイント一覧

水泳(競泳・シンクロ・水球・飛び込み)

Freestyle swimming competitor in action

日本が複数のメダル獲得を期待できるのが「競泳」です。前回のロンドン五輪でも、戦後史上最高の11個のメダル獲得に成功しています。しかし、その内容は銀3、銅8と、目標にしていたはずの金には手が届きませんでした。今大会では、アテネ、北京の金メダリスト・北島康介を指導した平井伯昌氏が初の「監督」として世界に挑んでいきます。

注目すべきは、個人メドレーを中心に4種目出場予定の萩野公介選手と、日本選手権で日本新記録をマークした絶好調の女子最年長である金藤理絵選手。特に見るべきポイントは「男子400m個人メドレー」。瀬戸大也選手との同い年対決はもちろん、五輪通算メダル獲得数歴代1位の22個を手にしているアメリカの怪物マイケル・フェルプスとの勝負からは目が離せません!

かつて日本のお家芸としていた「シンクロナイズドスイミング」も注目です。日本は、ロス五輪から7大会連続でメダルを獲得していましたが、前回のロンドン五輪で初のメダルなしに終わってしまいました。デュエットでもメダルを期待できる乾有紀子選手&三井梨紗子選手のペアを中心とした「マーメイドJAPAN」の復活劇なるか、目を凝らして見ておきましょう。

「水球」は、男子が84年のロサンゼルス依頼32年ぶりに五輪出場を決めています。人気テレビ番組に出演していた保田賢也選手をはじめ、棚村克行選手、志水祐介選手といったイケメンが揃っていることでも話題を呼んでいます。「水上の格闘技」とも呼ばれるこの競技で、世界ランキング15位の「ポセイドンJAPAN」がどこまで勝ち進めるか注目です。

「飛び込み」では、弱冠16歳の超新星・板橋美波選手を要チェック!実力は既に世界レベルで、まだ怖いもの知らずの若さを武器に、その勢いで一気にメダルまで飛び込んでほしいところ。さらに、日本人最多タイの5度目の五輪出場を果たしたベテラン・寺内健選手も、虎視眈々と上位入賞を狙っているので、注目しましょう。

【日程(現地時間)】
<競泳>
男子:400m個人メドレー(8月6日)、100m平泳ぎ(8月6~7日)、自由形10kmマラソン(8月6~13、16日)、4×100mリレー(8月7日)、100m背泳ぎ(8月7~8日)、200mバタフライ(8月8~9日)、4×200mリレー(8月9日)、200m平泳ぎ(8月9~10日)、200m背泳ぎ・200m個人メドレー(8月10~11日)、100mバタフライ(8月11~12日)、4×100mメドレーリレー(8月12~13日)
女子:400m個人メドレー・4×100mリレー(8月6日)、100mバタフライ(8月6~7日)、100m平泳ぎ・100m背泳ぎ(8月7~8日)、自由形10kmマラソン(8月7~13、15日)、200m個人メドレー(8月8~9日)、200mバタフライ(8月9~10日)、4×200mリレー(8月10日)、200m平泳ぎ(8月10~11日)、200m背泳ぎ・(8月11~12日)、4×100mメドレーリレー(8月12~13日)

<シンクロ>
8月14~16、18、19日

<水球>
男子:8月6、8、10、12、14、16,18日
女子:8月9、11、13、15、17、19日

<飛び込み>
男子:8月7~10、12~20日
女子:8月7~10、12~20日

体操・新体操・トランポリン

The sportsman the guy before difficult exercise, sports gymnastics

実際に競技をする日本選手団が、今大会で一番見たい種目は?と聞かれ、一番の得票数を得たのが「体操」です。エース・内村航平選手率いる日本選手団は“金メダル筆頭”と断言できます。

内村選手だけではありません。次世代エース・白井健三選手、ユーティリティプレイヤーの加藤凌平選手、経験がある田中佑典選手に加えてベテランの山室光史選手と、バランスの良い5人の構成になっています。歴代最強と名高い日本チームの「男子団体総合」は必見です。

また、「男子個人種目・ゆか」に出場する白井健三選手にも金メダルの期待が高まります。昨年2月に行われた豊田国際競技大会において、「後方伸身2回宙返り3回ひねり」を成功させ、今年2月に国際体操連盟によって「シライ3」と命名されました。世界で数人しかできないと言われるこの技を決めて頂点に立つのか、絶対に見逃せません。

「新体操」では、「フェアリーJAPAN」のキャプテン・畠山愛理選手に注目。前回のロンドン五輪では最年少で臨んで団体7位入賞。今大会では、チームをまとめる立場になり、その経験を後輩たちへと伝えていく。日本初の団体でのメダルにも期待をかかります。

「トランポリン」の日本のエース・伊藤正樹選手は前大会で確実視された金メダルを逃してしまいました。今大会では、「メダルは当たり前。あえて金色を目指す」と心意気は十分。前回のリベンジを果たし、東京五輪に“王者”として臨めるか、1アクションたりとも目が離せません。

【日程(現地時間)】
<体操>
男子:団体総合(8月6、8日)、個人総合(8月6、10日)、種目別ゆか、種目別あん馬(8月14日)、種目別跳馬、種目別つり輪(8月15日)、種目別平行棒、種目別鉄棒(8月16日)
女子:団体総合(8月7、9日)、個人総合(8月7、11日)、種目別(8月14~16日)

<新体操>
女子:団体、個人総合(8月19~21日)

<トランポリン>
男子:8月12~13日
女子:8月12~13日

陸上

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日本勢のメダル獲得は厳しいと言っていい「陸上」ですが、外国人選手の潜在能力を存分に楽しめるのが「陸上」の魅力の一つ。特に注目すべきは「男子100m」。大本命は、言わずと知れた9秒58の世界記録保持者ウサイン・ボルトです。その“絶対王者”に唯一対抗できそうな存在が、アメリカのジャスティン・ガトリン。前人未到の五輪3連覇に王手をかけている相手に対し「ストップ・ザ・ボルト」を達成できるか!?全世界から注目が集まります。

女子にも超人がいるのを忘れてはいけません。100m~400mまでこなせる“異次元”のスプリンター、アメリカのアリソン・フェニックスです。前大会では、200mで金メダルを獲得し、昨年の世界陸上では400mで優勝しました。そして今大会、特に消耗が激しい400mに加えて、200mへの出場を表明。女子史上3人目となる200&400の二冠へ挑みます。パフォーマンスからルックスまで、個人的にはイチオシ選手です。

そんな中、日本のスプリンターたちからも目が離せません。日本初の9秒台が目前と迫っている桐生祥秀選手を筆頭に、今年4年ぶりの自己ベストを叩き出した山縣亮太選手。そして、今や“時の人”となっているケンブリッジ飛鳥選手と、現在一気に伸びてきている選手が揃っているのです。誰が先に9秒台を出してもおかしくありません。

また、この3選手が出場する「男子4×100mリレー」は、北京以来のメダル獲得も現実味を帯びてきています。世界トップクラスのバトンパスで繋いでいくことができれば、おのずと表彰台も見えてくるでしょう。

【日程(現地時間)】
男子:競歩20Km(8月12日)、円盤投(8月12~13日)、100m・走幅跳(8月13~14日)、三段跳(8月15~16日)走高跳・棒高跳(8月15、17日)、110mハードル・400mハードル・3000m障害(8月15~18日)、 200m・400m・800m・1500m・5000m・10000m(8月16~18日)、十種競技(8月17~18日)、ハンマー投(8月17、20日)4×100mリレー・砲丸投(8月18~19日)、やり投(8月18、21日)、競歩50km(8月19日)、4×400mリレー(8月19~20日)、マラソン(8月21日)
女子:砲丸投(8月12日)、七種競技(8月12~13日)、100m(8月12~13日)、ハンマー投(8月12、15日)、400m・800m・1500m・5000m・10000m(8月12~21日)、三段跳(8月13~14日)、110mハードル・400mハードル・3000m障害・競歩20Km(8月13~20日)、マラソン(8月14日)、円盤投(8月16日)、200m(8月16~18日)、棒高跳(8月16、19日)、走幅跳(8月17~18日)、やり投(8月17、19日)、4×100mリレー(8月18、20日)、走高跳(8月18、21日)、4×400mリレー(8月20~21日)

サッカー

Soccer ball in the goal after shooted in the game

ロンドン五輪で銀メダルを獲得したなでしこジャパンは、今大会惜しくも出場することが叶いませんでした。そこで大いに期待がかかるのがU-23男子日本代表。先日行われたブラジルとの親善試合では格の違いを見せつけられる形となり、グループリーグ初戦のナイジェリア戦でも4-5と大量失点で敗れてしまいました。

しかし、同じグループリーグのスウェーデンとコロンビアが引き分けたため、次の試合で勝ち点3を獲得すれば、決勝トーナメント出場の可能性は大いにあります。

今回の代表は突出したエースがいないのが弱点と言えますが、それを補うチーム力がこそが今回の代表にある大きな武器。そこにオーバーエイジ枠の興梠慎三選手といった得点源をどう絡ませていくのかがカギとなってくるでしょう。

【日程(現地時間)】
男子:8月4、7、10、13、17、20日
女子:8月3、6、9、12、16、19日

ゴルフ

Young female golf player on course doing golf swing, she presumably does exercise

1904年のセントルイス五輪依頼112年ぶりに競技として加わった「ゴルフ」。しかし、ジカ熱の流行やスケジュール調整によって各国から辞退者が続出しています。日本からも松山英樹が代表を退いており、代わりに池田勇太が選出されるといった非常事態。

無事に競技を終えられるのか不安視されているなか、男子はアメリカ勢が、女子は韓国勢が独占する可能性が大きいと見られています。その中で、今年LPGAで2勝を挙げている野村敏京あたりがメダル争いに加わってほしいところですね。

【日程(現地時間)】
男子:8月11~14日
女子:8月17~20日

ラグビー

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昨年秋に行われたワールドカップでの日本代表の活躍によって“ラグビーブーム”が巻き起こったことは、まだ記憶に鮮明に残っています。しかし、今大会から正式に採用された「7人制ラグビー」は、15人制と似て非異なる競技です。

従来のラグビーと同じグラウンドのサイズで行われるなか、一人当たりのスペースが広いため、1対1の勝負が数多く見られるのが大きな魅力。特に、美形揃いと評判の日本代表「サクラセブンズ」は、走れる選手が多く、スハイテンポな走り勝つスタイルでメダルを狙います。15人制とは違ったスピード感溢れる試合展開を楽しんで頂きたいです。

【日程(現地時間)】
男子:8月9~11日
女子:8月6~8日

バレーボール・ビーチバレー

Group of friends playing volleyball at the beach

日本男子は五輪の切符を逃したものの、前大会で銅を獲った女子にはメダルの期待がかかります。キャプテンの木村沙織選手を中心に、帰ってきたベテラン・荒木絵里香選手、若手成長株の長岡望悠選手、古賀紗理那選手といったニューヒロインたちが勢いを付けていく。

その中で、最も急成長しているのがセッターの宮下遥選手です。これまで“絶対的”セッターとして日本を支えてきた竹下佳江氏(現・ヴィクトリーナ姫路監督)の後継者として期待され続け、ようやく殻を破ろうとしている。「次世代の東洋の魔女」の柱として、正確なトスワークができるか注目です。

「ビーチバレー」は、男女共にリオ五輪出場を逃してしまいました。金メダルの大本命は、男女共に開催国ブラジル。そこに実績十分のアメリカが待ったをかけられるかがポイント。しかし、近年ではオランダなど欧州勢も成長著しく、今や「ビーチバレー戦国時代」。今大会、なにか大きな波乱を呼びそうな気配がプンプンします。

【日程(現地時間)】
<バレーボール>
男子:8月7、9、11、13、15、17、19、21日
女子:8月6、8、10、12、14、16、18、20日

<ビーチバレー>
男子:8月6~18日
女子:8月6~18日

ハンドボール

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日本は男女とも五輪出場を逃しましたが、躍動感と激しいプレーが最大の魅力である「ハンドボール」。実際に試合を観たという人は少ないかもしれません。しかし、そのスピード感は世界中のファンが熱狂するほど。まさに「球技×格闘技」。

ある程度の接触は認められている競技なため、その激しさを目の当たりにしたら驚くかもしれません。それほどパワフルな球技なのです。特に、プロリーグが盛んな欧州勢の試合は是非見て頂きたいところ。

【日程(現地時間)】
男子:8月7、9、11、13、15、17、19、21日
女子:8月6、8、10、12、14、16、18、20日

バスケットボール

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この競技での注目チームといえば、やはりNBAという世界最高峰のプロリーグを有するアメリカです。現在、世界No.1プレイヤーと言われるレブロン・ジェームズを筆頭に、五輪、世界選手権、NBAで実績を残しているスター選手がわんさかいます。もはや「アメリカ=ドリームチーム」と呼ばれるほど。このスター軍団のプレーを見逃す手はありません。

女子では3大会ぶりに日本代表が出場。注目選手はなんといっても、アメリカのプロリーグであるWNBAでプレーする渡嘉敷来夢選手。193cmの長身を武器に、世界でも戦える力を付けてきています。男子以上に絶対的な王者として君臨しているアメリカが金メダル筆頭ですが、世界も注目する渡嘉敷選手を中心とした日本のプレーで、是非一波乱呼んでほしいですね!

【日程(現地時間)】
男子:8月6~21日
女子:8月6~20日

バドミントン

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メダル確実と言われていた「男子シングルス」の桃田賢斗選手が不祥事によって代表権を剥奪されたため、この競技で大本命として挙げられるのが「女子ダブルス」の高橋礼華選手・松友美佐紀選手による「タカマツペア」です。世界ランキング1位の実力は本物で、各々のスピードとカバーリング能力は他のペアと比べてもずば抜けています。今年の3月に行われた全英オープンでも優勝しているため、そのままの勢いで実力を発揮できれば、日本初の金メダルを必ずや持ち帰ってくれるでしょう。

また、「女子シングルス」の奥原希望選手(世界ランキング5位)と、山口茜選手(世界ランキング11位)もメダル獲得は射程圏内。強豪の中国勢やスペインの若き女王カロリナ・マリン(世界ランキング1位)といった相手を潜り抜け、なんとか表彰台を勝ち取ってほしいところです。

【日程(現地時間)】
男子:シングルス(8月11~20日)、ダブルス(8月11~19日)
女子:シングルス(8月11~19日)、ダブルス(8月11~18日)
混合:ダブルス(8月11~17日)

テニス

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「男子テニス」の錦織圭選手はいわずもがな、特に注目したい選手の一人です。シード順は既に発表されており、錦織選手は第4シード。今大会では、フェデラーやワウリンカ、ラオニチといった世界ランキングトップ10の選手が5人欠場を表明しています。そのため、錦織選手の表彰台は有力となってきているのです。

しかし、彼の前に大きな壁として立ちはだかってくるのが、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ。7月にカナダで行われたロジャーズ・カップ決勝では、またもや絶対王者の前に敗れ、ジョコビッチに対しては9連敗と勝利に手が届きません。今大会で2年ぶりに泥を付けられるか。また、1920年のアントワープ五輪ぶりのメダル獲得となるか、注目です。

【日程(現地時間)】
男子:シングルス・ダブルス(8月6~14日)
女子:シングルス・ダブルス(8月6~14日)
混合:ダブルス(8月6~14日)

卓球

red bat, tennis ball on blue ping pong table close up

この競技に関して言えば「シングルス」、「団体戦」共に目を離さずに見ていてほしいところ。前大会では、銀メダルを獲得した福原愛選手、石川佳純選手を中心とした女子チームに15歳の成長株・伊藤美誠選手が加わり、ベテランの冷静さと若手の勢いが混ざり合うバランスの良いチームに仕上がっています。圧倒的な大本命は中国ですが、それ以外のアジア勢を確実に倒していけるかがメダル獲得へのカギになってくるでしょう。

「シングルス」では、石川佳純を筆頭に誰もがメダル圏内です。そして男子は、日本の絶対的エースである水谷準選手が、世界ランキング1~4位を独占する中国勢を打ち崩せるかが注目ポイント。水谷選手は今が一番脂がのりきっているいる時期。今大会で、長い間日本のエースとして先頭に立ち続けた意地をここで見せてほしいところ。

また、水谷選手に次ぐ2番手として期待されている丹羽考希選手にもスポットを当てたい。彼は、天才的な実力を持ち、2012年にはわずか17歳で世界ランキング1位に君臨し続ける中国の馬龍を倒した成長著しい期待のホープ。ダークホースとなって中国勢を破る波乱を呼んでほしいですね。

【日程(現地時間)】
男子:シングルス(8月6~12日)、団体(8月12~18日)
女子:シングルス(8月6~11日)、団体(8月12~16日)

ホッケー

Women field hockey players with ball on the grass. Young professional teams in competition

「ホッケー」といえば、どちらかというと冬季五輪競技である「アイスホッケー」の方がピンとくる方も多いかもしれません。しかし、フィールドで行う「ホッケー」も、強豪国では盛んに行われる人気のスポーツのなのです。

日本からは、アテネ五輪から4大会連続出場を果たしている女子の「サクラJAPAN」が悲願のメダル獲得を目指します。見た目が可愛い選手が多いことから、国内でも徐々に知名度が上がってきた日本ホッケー界。世界ランキングも10位とまずまずの位置を確保しており、表彰台まで踏ん張ることができるか注目です。

【日程(現地時間)】
男子:8月6~19日
女子:8月6~19日

柔道

Judo Japanese martial art philosophy and sports battle without weapons.

日本の“お家芸”である「柔道」にも大きな期待がかかります。前大会のロンドン五輪ではまさかの男子金メダル0という結果に終わっているため、日本最多の「通算金メダル36個」である柔道王国の復活は必須事項。男女合わせて14階級全てが頂点を狙える実力者揃いですが、その中でも金筆頭なのが「男子60kg級」の高藤直寿選手と、「女子52kg級」の中村美里選手。

高藤選手は天才的な勝負強さから「リオのホープ」として挙げられ、世界大会通算9個の金メダルを獲得している実力者です。中村選手は、過去2大会で思うような結果を出せず、09年には左ひざ前十字靭帯を損傷。数年後には、その後遺症にも苦しめられました。しかし、今大会のコンディションは抜群。彼女の安定した試合運びができれば、「三度目の正直」は確実でしょう。

加えて、「女子48Kg級」の近藤亜美選手も金メダルを狙える位置にいます。この階級は、谷(田村)亮子氏がこれまで偉業を成し遂げてきた、日本の国旗を掲げ続けてきた場所。その後継者として、その力を存分に発揮してもらいたいところ。先に始まる軽量級の選手たちが勢いを付け、金メダルラッシュを期待したいですね。

【日程(現地時間)】
男子:8月6~12日
女子:8月6~12日

レスリング

two wrestlers Greco-Roman wrestling

今大会、圧倒的な大本命なのが「女子レスリング53kg級」の吉田沙保里選手と、「58kg級」の伊調馨選手が真っ先に挙げられます。もはや敵なし。ともに五輪3連覇中であり、日本初の4連覇が確実といっていいでしょう。

その後に続いていくと見られるのが「48kg級」の登坂絵莉選手。まだ22歳ながら、世界選手権3連覇中と金メダル筆頭。前回のロンドン五輪で金メダルに輝いた小原日登美氏の後継者として、愛くるしい可愛さの中に秘められた男勝りのファイトスタイルで頂点の座を奪いに行きます。他の3階級にも実力者が揃っており、金メダルラッシュが予想される「女子レスリング」は、大船に乗ったつもりでテレビの前に座って頂きたいです。

【日程(現地時間)】
男子:8月19~21日、※グレコローマン(8月14~16日)
女子:8月17~19日

※レスリングで上半身の攻撃のみが許されるカテゴリー

テコンドー

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手だけではなく、多彩な足技を持つことから「足のボクシング」とも呼ばれる「テコンドー」。注目は、これまでに多くのメダルを獲得してきた韓国勢のエースである「68kg級」のイ・デフン。彼は、これまでアジア大会・世界選手権・アジア選手権で頂点に立っているため、リオ五輪で金メダルを手にすればグランドスラムを達成します。この階級で敵なしのイ・デフンが今大会での快挙達成なるか、注目です。

日本勢は、男子のリオ五輪出場はなりませんでしたが、女子は「57Kg級」の濱田真由選手が出場します。しかも、彼女は世界ランキング4位の実力者で、金メダルも狙える位置にいます。キレ味鋭い押し蹴りに、リオでの秘策である回し蹴りを加え、日本人選手初の頂点を奪いに行きます。

【日程(現地時間)】
男子:8月17~20日
女子:8月17~20日

ウエイトリフティング

Muscular Man Doing Heavy Deadlift Exercise

「ウエイトリフティング」で唯一のメダル候補といえるのが、「女子48kg級」の三宅宏実選手。今大会で4度目の五輪出場を果たし、9、6、2位と、着実に順位を伸ばし、リオでは頂点を目指します。自身30歳となり、円熟期を迎えた三宅選手。この大会が最後の可能性もあり、金メダルで有終の美を飾れるかに注目です。

さらに、2大会連続出場の「美人アスリート」として脚光を浴びている「女子53Kg級」八木かなえ選手の活躍も見どころの一つ。可愛さだけでなく、全日本選手権を2連覇するなど強さも付けてきました。しかし、まだまだ世界との実力差があるのはあるため、上位に入賞ラインともいえる200kgの記録を出せるかがカギとなりそうですね。

【日程(現地時間)】
男子:8月7~10、12、13、15、16日
女子:8月6~10、12、14日

フェンシング

one man fencing silhouette in studio isolated on white background

「フェンシング」界のパイオニアである太田雄貴選手(世界ランキング2位)には大きく期待が高まります。特に、昨年の世界選手権王者として出場する「男子フルーレ」は要チェック。4度目の五輪にして最後の大会と位置付けている今大会。これまでフェンシングだけでなく、日本選手団全体を牽引してきたその雄姿を目に焼き付けておきたいですね。

また、世界ランキング10位の見延和靖選手が「男子エペ個人」で日本初のメダルに手が届くかにも注目です。エペは、真っ直ぐで曲がりにくい重めの武器を使用し、攻撃は突きのみ。全身が有効面の「The 決闘」スタイルでとても見ていて分かりやすいのが人気の種目。ポイントもランプのみで決して行くので、男と男のガチンコ勝負を堪能して頂きたいです。

【日程(現地時間)】
男子:8月6~14日
女子:8月6~14日

ボクシング

Two  men boxer wearing helmet and  gloves boxing . Uppercut.

前回のロンドン五輪では、「ミドル級」で村田諒太選手が金メダル、「バンタム級」で清水聡選手が銅メダルを獲得し、一躍脚光を浴びた「ボクシング」。しかし、今大会では男女合わせて日本選手は「ライト級」の成松大介選手のみという寂しさ。ただ、対戦相手次第では成松選手にもメダルの可能性はあるので、そこは見逃さずにチェックしておきたいですね。

特に注目したい階級が「スーパーヘビー級」。昨年の世界大会金メダリストであるフランスのトニー・ヨカは若手のホープ。今大会で金メダルを獲得すればプロ転向間違いなしと言われているだけに、しっかりと結果を出せるか見ておきたいところ。この階級ならではの、大男たちのパワーとスキルを存分に楽しんで頂きたいです。

【日程(現地時間)】
男子:8月6~21日
女子:8月12~21日

アーチェリー

archer is aiming the arrow of the bow at the target

「アーチェリー」は、70m先の的を狙い、合計得点で争うシンプルな競技に見えますが、とても奥が深いのです。見た目は軽く引っ張っているように思える弓ですが、実は、男子の場合弓の引き重量は20kg超で、その衝撃は厚さ5mmの鉄板をも射貫くほど。それをコントロールする強靭な肉体と高い集中力が求められるハイレベルな競技なのです。

この競技の注目選手といえば、全大会の個人戦で銀メダルを獲得した日本のエース・古川高晴選手。昨年の世界選手権でも銅メダルに輝くなど、実力・実践ともに世界トップクラス。2大会連続表彰台に上る姿を見逃してはいけません!

【日程(現地時間)】
男子:8月6、8~10.12日
女子:8月7~11日

射撃

macro set of Kalashnikov AK-47 (7,62 mm) cartridges

この競技は、五輪の第1回大会から採用されており、参加国数は陸上に次いで2番目の多さという大人気スポーツ。「ライフル射撃」と「クレー射撃」があり、肉体に負担が少ない息の長い競技なので、アラサー・アラフォーといった多くのベテランが世界の第一線で活躍しています。歳を重ねてもメダルを狙えるのが最大の特徴であり、魅力といっていいでしょう。

日本勢からは、特に女子選手がメダル候補に名を連ねます。「ママさん選手」として注目度が高い中山由起枝選手と、父親が80年のモスクワ五輪代表という石原奈央子選手。中山選手は、北京五輪で4位をマークしており、今大会では初の表彰台を狙います。石原選手は、父娘2代での悲願であった五輪舞台でどこまでいけるか、応援したいところです。

【日程(現地時間)】
ライフル射撃:8月6~8、10~14日
クレー射撃:8月7~8、10、12~13日

カヌー

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「カヌー」は全16種目あり、それぞれの距離を水泳と同じように決められたレーン内を複数の艇でスピードを争う競技です。日本代表は、「スラローム」の4種目に出場。「スラローム」とは、流れの上流、もしくは下流から吊るされたゲートを通過する技術と、ゴールまでのタイムを競います。

その中で、「男子カナディアンシングル」に出場する羽根田卓也選手に注目しておきましょう。彼は、ロンドン五輪で7位入賞を果たし、その後の13年ワールドカップ5位、14年世界選手権5位、リオ五輪テストイベントでは2位と、世界大会では全て入賞以上の成績を収めている実力者。日本勢初のメダル獲得も夢ではありません。

【日程(現地時間)】
男子:8月7~11、15~20日
女子:8月7~11、15~20日

ボート

Two rowers in a boat, rowing on the tranquil lake

「ボート」は14種目あり、2000mの直線をレース形式で争う競技です。チームの息がぴったり合わないとスピード勝負では脱落してしまうので、相当な練習量が必要となります。ボートが1秒間で進む距離はおよそ10mで、“高速性”と“耐久性”と言います。この難しい2つの要素を両立させなければいけないのが競技の大きな特徴と言えるでしょう。

日本の注目選手は、大石綾美選手&冨田千愛選手組。大石選手は13年、冨田選手は15年のU‐23世界選手権軽量級シングルスカルでそれぞれ3位になっており、ペアを組んだ15年ユニバーシアード軽量級ダブルスカルで優勝を果たしています。個々の能力を一つにすることにより、さらに強大になった強さでどんなアツいデッドヒートを起こすか、注目です。

【日程(現地時間)】
男子:8月6~13日
女子:8月6~13日

セーリング

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「セーリング」は、セールで風を受けながらスピードと方向をコントロースし、各種目ごとのコースに設定されたブイを、決められた順序と回数を回って順位を競う競技です。天候、風の状況、波の状態といった自然も相手にしなくてはいけないので、大番狂わせもよく起こるのが魅力としてあります。

吉岡美帆選手&吉田愛選手が注目コンビ。世界ランキング3位と上位に付けており、日本代表の中では最も表彰台に近いと言われています。瞬時の判断力と瞬発力、そして判断力が醍醐味となっている戦いをとくとご覧あれ!

【日程(現地時間)】
男子:8月8~16、18日
女子:8月8~16、18日

近代五種

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画像出典:http://sportie.com/2016/07/modernpentathlon

「近代五種」は、フェンシング(エペ・全競技者総当たり戦)、水泳(200m自由形)、馬術(障害飛越)、にランニングと射撃が加わったコンバインド(3200mを走る間に4回×各5個の標的を射撃)で構成。得点でタイム差をつけ、ランニングをスタートとしてゴールを競います。

日本代表では、三口智也選手がメダル獲得に近い存在。三口選手は、5月の世界選手権でグループBの4位につけながらも、決勝は28位に留まりました。原因は、予選、決勝で大きく遅れたコンバインド。つまりこのコンバインドさえ克服できれば表彰台も見えてくる。今大会では、弱点を補えるかに注目が高まります。

【日程(現地時間)】
男子:8月19~20日
女子:8月19~20日

トライアスロン

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画像出典:http://www.tri-active.jp/

「トライアスロン」は、スイム(水泳)、バイク(自転車ロードレース)、ラン(長距離走)の3つの耐久種目を連続して行うサバイバルレースです。勝敗を左右するのは、「トランジョンエリア」という競技種目を転換するエリアで、どれだけ早く次の競技に移れるかがカギとなってきます。このエリアは、「第4の競技」とも言われるほど大事な位置づけとされているのです。

日本勢では、女子の上田藍選手にメダルの期待がかかります。現在、世界ランキング7位と好位置につけ、今年の5月に行われた世界選手権で3位に入るなど、リオ五輪に向けて調子を上げてきています。ブラジルの暑く、高湿度の環境でどれだけ水分補給ができるかがポイントとなってきそうです。

【日程(現地時間)】
男子:8月18、20日
女子:8月18、20日

自転車

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「自転車」は、五輪第1回大会から行われている数少ない伝統の競技です。金メダル候補は、男子ではイギリスのブラッドリー・ウィギンス。今年で36歳ながら、昨年6月にアワーレコード(1時間競争)新記録を達成したレジェンドです。3大会連続金メダル、ツール・ド・フランス総合優勝など、堂々たるキャリアを築き、今大会でさらなる伝説を達成しようとしています。

日本での注目は、競輪選手の脇本雄太選手。3月に行われたトラック世界選手権のケイリンで自己ベストを叩き出し、5位入賞を果たしています。ここにきて調子を上げてきた脇本選手。夢の舞台「オリンピック」で初のメダルは射程圏内です。

【日程(現地時間)】
男子:8月6~21日
女子:8月6~21日

馬術

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「馬術」は、コース上に設定された障害を正確、かつ速く走る「障害馬術」、演技の正確さに加えて美しさを競う「馬場馬術」、そしてこの
種目にクロスカントリーを含めた3種目。これを人馬で3日間闘う「総合馬術」の各団体・個人の計6種目で争われます。この競技は、男女区別なく行われる雄一の競技なのです。

今大会での注目は、96年アトランタ五輪から6大会連続出場となる杉谷泰造選手。祖父・父も五輪に出場しているエリート中のエリートで、アテネ五輪では16位を記録しています。今年5月の国際大会では個人優勝、団体4位と調子を上げてきており、日本馬術界84年ぶりのメダル獲得も見えてきています。なかなか見ることができない馬術を楽しむ絶好のチャンスを逃してはいけません!

【日程(現地時間)】
8月6~12、14~17、19日

リオを盛り上げ、東京五輪へ繋げよう!

本日から始まったリオ五輪。日本を代表してブラジルへ飛び立った選手たちは、どんな結果になったとしても、国を背負って全身全霊で戦っています。なので、テレビの前でも、仕事で見ることはできない時でも、全力で心の中から応援していきましょう。そして、この4年に一度のスポーツの祭典を全力で楽しみましょう。

それが、4年後の東京五輪への弾みとなり、今大会に出場している選手たちから、東京で戦うことになる次世代の子供たちへと繋がっていくはずです。

Career Supli
全28競技、306種目。あまり見慣れないスポーツもあるかとは思いますが、この機会に観戦してみてはいかがでしょうか?けっこうハマってしまいますよ!この1ヶ月間は、私も寝ずに全力で楽しむので、読者の方も盛り上がりましょう!
[文]佐藤 主祥 [編集]サムライト編集部