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CEO体験ができるインターンシッププログラム
ちょっと1ヶ月ぐらい社長の仕事をやってみたいと思ったことってありませんか?アデコには、「CEO FOR ONE MONTH」というCEOの業務体験ができるインターンシッププログラムがあるんです。これは世界50の国や地域で選考を勝ち抜いた1名が、報酬30万円でその国のAdeccoのCEO(最高経営責任者)業務を1ヵ月間体験できるかなり本格的なプログラムです。
そして、国内CEO業務体験後は、世界中のCEO体験者(2016年度は50名)と競い、その50名から選ばれた10名だけが、最終選考「The CEO BOOTCAMP」に参加します。今年の最終選考は、オランダのアムステルダムと東京で行われました。
最終選考「The CEO BOOTCAMP」
ここでは、ビジネスパーソンが日々直面する『リアルな』ビジネス課題を反映した任務が与えられます。なんの告知もなく、いきなり面接による審査が行われた後、10人が2つのチームに分けられます。はじめの課題はソーシャルメディアで炎上した際の、危機対応についての対応策。

続いて、VRを使ったシミュレーションゲームを仲間と強力をしながらクリアしていく課題が出題されました。

そして、最後にイノベーションプロジェクトというスイスの本社向けのプレゼンをまとめました。

これらの審査を経て優秀な成績を収めた上位5名が、9月9日に最後の1人グローバル「CEO FOR ONE MONTH」の座を目指し、グループCEOアラン・ドゥアズとの最終面接および最終スピーチへと進みました。
今年の最終スピーチを行う場所は日本。飛行機に乗る前に新たな課題が出題されて、ほとんど寝る間もなく機内で課題に取り組んだ5人。日本に着いた直後はちょっとお疲れのようです。

最終審査に残ったのは下記の5名。
アナ・イネス・モンタナリ(Ana Inés Montanari) 【アルゼンチン】
コートニー・バーガー(Courtney Berger) 【米国】
セラ・カズミ(Sera Kazmi) 【UAE】
ヤン・ハプケンス(Jan Hupskens) 【ドイツ】
カミーユ・クレマン(Camille Clément) 【フランス】
最終スピーチの発表場所は、アデコの日本法人オフィス。Adecco GroupのCEOアラン・ドゥアズや社員が見守る中、それぞれが最後のスピーチを行いました。

なぜ自分がリーダーにふさしいか、それぞれの思いや自分の強みを語ります。5人とも自国でのCEO体験や最終審査を通じて、大きな学びを得た自信が伝わってくるような、堂々としたプレゼンテーションを披露。
その結果、最後の1人に選ばれたのはフランス代表のカミーユ・クレマンさん!

ここまで一緒に頑張ってきた仲間からの祝福に感極まるカミーユさん。
感動さめやらぬカミーユさんに、ここまでの道のりについて簡単にインタビューしました。
フランス代表 カミーユ・クレマンさん

− 応募しようと思ったキッカケは?
Facebookの告知を見てすぐに興味を持ちました。
1. 人事といういままで経験したことがないビジネスを経験できること
2. 大きな企業で働けること
3. 社長の仕事を間近でみることができること、
この3点に関心を持ちました。
− フランスではどんなCEOインターンを行いましたか?
CEOとクライアントの1対1の打ち合わせに同席させていただいたり、ステークホルダーの方々とのMTGにも参加させていただきました。また、アデコの社員3,000人の前で喋る機会もありました。
− イメージしていたCEOと間近で見たCEOの違いは?
大きな会社の社長は体外的な人たちに向けての役割が大きいと思っていたのに対して、実際はプロジェクトごとに社内の人たちとコミュニケーションを取り、インスピレーションを与えるなど、内部の人たちに対して大きな役割を果たしていることを学びました。そして想像していた以上にCEOは社員と密接な関係を築く必要があることを学びました。
− インターン期間に学んだ印象に残っていることは?
リーダーはアクセスしやすい状態でいることが大事、そして自分に誠実であることも。CEO自ら行動することも大切ですが、周りを巻き込んでチームをやる気にさせることの重要性を学びました。
− 数万人の中から最後の1人に選ばれた勝因は?
まず飾ることなく自分を出そうと考えていました。そして自分の持っているスキルを発揮することを意識しました。
自分の強みはクリエイティビティや創造性にあると思っています。プレゼンの際にはPhotoshopなどを使いながら、インパクトのあるパワポの見せ方を工夫しました。
無難な当たり前のものではなく、既成概念を壊すようなインパクトを与えることを大事にしました。それによって、恐れることなく大胆に戦略を示せることを伝えることができた点、曖昧なアイデアではなく明確なアイデアを示すことができた点が良かったと思います。
−ありがとうございました。おめでとうございます。
カミルさんは、アデコグループのグループCEOであるアラン・ドゥアズより直接指導を受けながらフォーチュン500社の一社である同社を1カ月間率いることにチャレンジします。多くのことを学んで、将来のリーダーとして活躍する人材になってくれることでしょう。
■ Meet the CEO for One Month finalists
CEO FOR ONE MONTHとは?
「CEO」、「Executiveポジション」のいずれかの業務が体験できるプログラムです。CEO業務体験では、国内選考を勝ち抜いた1名の方が、Adecco JapanのCEO(最高経営責任者)業務を1ヵ月間体験できます。国内CEO業務体験後は、世界中のCEO体験者から選ばれた10名が、“Boot Camp Trip”に参加。見事選考を勝ち抜いた1名が、アデコグループのCEO(最高経営責任者)のアラン・ドゥアズと共に、スイスで1ヵ月間、CEO業務を体験できます。
「Executiveポジション」業務体験では、ファイナンス、人事、マーケティング、営業の本部長業務を1ヵ月間体験できます。
