文具オタク歴15年の私が全力でオススメする最高のボールペン20選【1500円〜100,000円】

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高級ボールペンとは「お守り」のようなもの

ビジネスシーンで未だ欠かすことのできない「文字を書く」ということ。実は、最大のアピールポイントだってこと、ご存知でしたか?

日本のボールペンは書き味がよく、100円〜の低価格帯のボールペンを使い捨て感覚で持ち歩く人は多いでしょう。普段はその使い方が便利ですが、ビジネスの場においては「ちょっと待ってください!」

たとえば、大切な商談相手について、ある時計メーカーが好き、もしくはこのスーツメーカーと懇意だと知っていれば可能な限り合わせるでしょう。同じように、この地名に所縁があるからこのボールペン宇宙が好きな人と会うからこのボールペンと、時と場合に応じて高級ボールペンを活用することで、共通点が生まれ、円滑に話が進むケースも少なくありません。

また、ボールペンは書けなくなったらそこでお終い、ではないんです。芯を入れ替えることで、長い間使うことができます。自分の好みの細さ、重さ、書き味などを見定めて選ぶことで、一生の相棒となるのです。

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今回は銀座・伊東屋(G.Itoya、K.Itoya)のスタッフである、森山美智子さん佐藤純司さんに協力していただき、私が予めリストアップしたボールペンに対して「実際どんな人に人気なのか」「どんな意味合いが込められているのか」をお聞きしました。是非参考にしてみてください。

自称文具オタク歴15年の筆者が全力でオススメする「デキる社会人ならこのペン持っとけ!」20選です。
(価格は銀座・伊東屋での取り扱い価格(税抜)を掲載しております ※2016年12月現在)

【1,500円〜】低価格なのに高品質! 普段使いの相棒にもうってつけの6本 

【1】1,500円 パイロット コクーン

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軸が太めなのでしっかりと握ることができます。持ってみると、意外な重みを感じるかもしれません。軸を「しゅるっ」とひねると文字を書けるようになるのですが、何よりこのひねった感触が絶妙! ペン先を紙に滑らせてみると、先ほど感じた重さが「書きやすさ」に転じてくれます。触り心地、書き心地、ひねり心地、どれも素晴らしいコスパの高い1本。

カラーバリエーションは紹介した「ホワイト」と「ブラック」「オレンジ」「シルバー」「ブルー」「ボルドー」「チタン」「メタリックグレー」の8色展開です。

”繭”をかたどった、ミニマムなデザイン。
20代、30代の若い方向けのデザインで、手のひらに馴染みやすい形をしているのが特徴です。
滑らかに濃く書くことのできる「アクロインキ」を搭載しています。
海外のお客様にも人気のモデルです。(K.Itoya 佐藤純司さん)

【2】2,000円 パーカー ジョッター ボールペン

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「あ、ちょっと雑に書き殴りたい気分」ーーそういうときに、ちょうど手にハマってくれるのが「パーカー ジョッター」シリーズです。どこにでも持ち歩けるおしゃれなデザイン。ノック式なので、「カチッ」と景気のいい音を立てて芯が出てきます。

カラーバリエーションも豊富で、紹介した「ブラック」、そして「レッド」「ブルー」「ウォーターブルー」「プレミアムブラック(ブラック×ゴールド)」「ブラウンピンストライプ(ブラウン×ブラウン縞)」などがあります。

「ジョッターコアライン」はパーカーのエントリーモデルであり、定番モデルでもあります。
ジョッターのデザインがすきで、芯を入れ替えるなどして、長く愛用されている人が多いですね。
2,000円という価格帯ですが、重みがあり持ちやすく、高級感もあります。(K.Itoya 佐藤純司さん)

【3】2,000円 三菱鉛筆 ピュアモルト4&1 5機能ペン

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じっくりと重みを感じることができる、高級感のあるシックな黒のボールペン。このボールペンはウイスキー樽として使われたオーク材を使用しているのが特徴なので、経年変化が楽しめます。何度も芯を入れ替えて長く愛用するのには最高の1本です。まずはここから、ボールペンの「育成」にチャレンジしてみませんか?

インクは黒、赤、青、緑が搭載されています。

「筆圧をかけずに滑らかに書ける」ことで話題の、「ジェットストリーム」搭載商品です。
ウイスキー樽を加工して、木の風合いを生かした商品です。既に経年変化されている状態ではありますが、使い込むとよりツヤが出てきます。
ビジネスシーンでのご活用はもちろん、ギフトにも人気です。
最近は木目調のデザインのボールペン、シャープペンが学生に人気ということもあり、ジェットストリームの中でも売れ筋の商品です。(K.Itoya 佐藤純司さん)

【4】2,000円 トンボ鉛筆 zoom505bwA

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デビュー当時から変わらぬデザインと、極太の軸、ぬらっとした書き味が特徴です。水性のぬらぬら感が面白く、じっくりと「文字を書く」ことを試したくなります。ドバーっとインクが流れ出てくる感覚は、是非一度味わってみてほしい! 気品に満ちたエレガントな見た目をしているので、人とは違う1本として持つのも面白いかもしれません。

カラーバリエーションは紹介した「ブラウン」、「ブラック」「シルバー」「アズールブルー」「レッド」の5色です。

2,000円という価格帯では珍しい、水性インキのペンです。
トンボ鉛筆は鉛筆の販売が中心の会社で、デザイン性の高いボールペンの製造にも熱心なメーカー。その中でも、「Zoom 505bwA」は代表モデルと言えます。水性ならではの書き味にはコアなファンがいらっしゃいます。
お手紙、原稿を書くときにも重宝する一本です。(K.Itoya 佐藤純司さん)

【5】3,000円 パイロット フリクションボールペン2ビズ 

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大人気、文字を消すことができる「フリクションボールペン」のシリーズ。日本国内で2007年から販売を始めているフリクションシリーズですが、”ボールペン界の異端児”であるフリクション専用消しゴムに軸と同じ金属で蓋をつけたモデル。これ、蓋があるだけで全く印象が変わります! ピンクはエレガントな装いですよね。洗練されたオトナなボールペンです。

今回は「ピンク」を紹介させていただきました。他のカラーバリエーションは、「ブラック」「ダークブルー」「グレー」で、全4色です。ゲルインキの色は黒、赤を搭載しています。

パイロット社の出している「フリクション」は消せるボールペンとして人気で、その中でも唯一の二色ペンです。
細かく字を書くことができるので、手帳などにも活用できます。
また、ボールペンの先の部分にキャップが付いており、フリクション専用の消しゴムが内蔵されています。(K.Itoya 佐藤純司さん)

【6】3,800円 伊東屋 アクロインキボールペン

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伊東屋オリジナルの商品は、どれも究極のシンプルさを具現化してくれています。しっとりとした質感の青、伊東屋のクリップの色でもある赤、そして白、黒というカラーラインナップ。どんな場面でも、主張しすぎることなく、きっちりと「相方」を務めてくれる……そういった意味でも、普段使いからビジネスの場、どこでも活用できる商品ですね。

カラーラインナップは紹介した「紺」の他に、マットな質感の「黒」、光沢のある「赤」「白」があります。

滑らかな書き味で人気の「アクロインキ」ボールペンを搭載した、伊東屋のボールペンです。
手に馴染む重心性があり、長時間使っていても疲れません。シンプルで長く愛せるデザインです。
伊東屋での販売を基本としているため、東京土産としてもおすすめの1本です。(K.Itoya 佐藤純司さん)

【5,000円〜】遊び心満点。自分らしさを表現するための3本

【7】7,000円 パイロット タイムライン <PAST>

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「しゅっ、しゅっ」2度ひねると現れるそのペン先。その仕組みが面白くて、なんどもひねりたくなる! タイムラインは3,000円、5,000円、7,000円のラインナップがあり、今回紹介したシリーズは1番ハイエンドのモデルです。このボールペン、「社会人になっても遊び心を忘れないで」というメッセージなんじゃないかと密かに思ったことがあります。しっかりとした重みに信頼感も感じる、安心の1本です。

<PAST>シリーズは、今回ご紹介した「ダークブラウン」、そして深い色味の「ディープレッド」があります。その他のラインナップには打って変わってポップな色合いのものが多いので、ぜひ探してみてください。

「ボールペンを進化させよう」というコンセプトのもと、生まれた商品です。
タイムラインシリーズの中でもハイエンドモデルで、特に重心がしっかりしている為持ちやすい。
なかなか二段階方式でペン先が出るボールペンはありません。
持ち運びがしやすく、使っていて楽しいギミック感がおすすめポイントです。(K.Itoya 佐藤純司さん)

【8】8,000円 フィッシャー FIS

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NASAの厳しい検査を経て、すべての宇宙飛行士が実際に使っているボールペン! ロマンが詰まった細身の軸は、先端がゴールドで一貫性のとれたデザイン。無駄のない美しさを感じます。

マットな黒の質感が心地よく、高級感を演出しています。とてもしっかりと書くことができるので、どこでも安心して筆記することが可能です!特殊製法のため、インクが100年乾かないといいます。 宇宙好きの方とお会いになる際は、忍ばせておきたい1本ですね。

「宇宙でも使えるボールペン」です。実際に宇宙飛行士の方が使われているメーカーです。
普通、ボールペンは”重力でインクが落ちてくる構造”なので、無重力状態では書けないのですが、これは芯の中に窒素ガスが入っていて、窒素ガスの圧力によりインクを押し出す仕組みとなっています。
また、カチッと小気味のいいノック感もぜひ試していただきたいです。(G.Itoya 森山美智子さん)

【9】8,500円 ロメオ No.3 ボールペン 太軸

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低粘度インキなので滑らかな書き味、そして長く使っても疲れない絶妙な重量バランス。1本持つととても華やかな気持ちになれますね。「ペン先がキュッと細くなっていくデザイン」がよく見かけるボールペンの形だ思うのですが、ロメオNo.3はゆるやかな曲線美。

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実際にK.Itoyaの1階で選ばせてもらっている様子です。カラーバリエーションも豊富!私が手にしているのは、マーブル模様の「イタリアンベージュ」です。なかなかこのデザインのボールペンには出会えませんね。マーブル模様はそれぞれが一点モノなので、探す楽しみもあります。

今回紹介した「イタリアンレッド」の他に、「イタリアンベージュ」「イタリアンブルー」「マーブルグレー」「ブラウン」、そして黒×金のバランスがいい「ブラック/ゴールドメッキ」と、「ブラック/ロジウムメッキ」があります。

大正3年(1914年)に発売した伊東屋オリジナルのROMEO(ロメオ)万年筆を受け継ぎ、2009年に復刻したモデルです。
時計のリューズをモチーフにした天冠デザインもよく好まれています。軸は、無地のものとマーブル模様のものがあります。特にマーブル模様が人気ですね。(K.Itoya 佐藤純司さん)

【10,000円〜】本格派ボールペンを楽しんでみたい方におすすめする8本

【10】10,000円 ラミー ラミー2000

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軸は全体的に黒色の樹脂製で覆われていて、かつ光沢の抑えられたシルバーとの組み合わせが本当に最高です。しっとりと気品漂うボールペンです。

クリップ部分にはしっかりとバネが入っているので、安心してジャケットのポケットに挟むことができます。2,000円プラスすると、同じデザインで多機能ペンも選べますので、ご参考にどうぞ!

また、価格はあがりますが、工芸品にも使われる、明るい西洋イチイを使った「タクサス」、グラナディア材という濃い茶色の木材の「ブラックウッド」もあります。クールなステンレスの「プレミエステンレス」もありますので、ご参考にどうぞ!

1966年に発売された「ラミー2000」のシリーズです。 2000というのは、「2000年になっても飽きがこないデザイン」という意味です。
シンプルなデザインで、特に若い男性の方に人気がありますね。
長く愛用されている方が多く、壊れたり、無くなったりしてもまた同じボールペンを買い求める方がいらっしゃいます。
樹脂の表面にヘアライン加工をしているため、木軸ではないのですが、使っているとツヤが出てきます。(G.Itoya 森山美智子さん)

【11】10,000円 クロス センチュリーⅡ ボールペン

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アメリカで最も歴史のある筆記具メーカー、「クロス」。クロスを代表するシリーズ「センチュリー」のデザインをそのまま踏襲しながらも、軸の中央にあるゴールドが煌めいて、エレガント! 筆記時はもちろん緩みやがたつきはなく、しっかりと文字を書くことができます。コニカルキャップと呼ばれる円錐形のキャップも快適に使用できます。

同じ価格では、シルバーとのバランスが美しい「ロイヤルブルー」や、お値段はあがりますが同じデザインの「スターリングシルバー」、14金張りの「ローズゴールド」もあります。

昔からあるボールペンの形で、男性、女性選ばないデザインです。
ご年配の方が愛用されていることが多く、「自分で使ってて良い物だから、子供や孫にプレゼントしたい」と仰る方が多いのが特徴です。(G.Itoya 森山美智子さん)

【12】10,000円 アウロラ イプシロン サテン ボールペン

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ビタミンカラーのオレンジがとても華やか! 一方、ネイビー×ピンクゴールドのカラーは落ち着きの中にも芯の強さが伺えます。色味によってまったく別の顔を見せるシリーズです。身なりに合わせて色を選ぶ楽しみもありますね。やわらかな印象を与えるための1本としても重宝しそうです。

カラーバリエーションは、今回紹介した「サテンオレンジ」と「サテン・ローズゴールド ブルー」、ビタミンカラーで光沢のある「イエロー」、しっとりとした「ボルドー」「ブラック」「サテン ローズゴールド・ブラック」「サテンブルー」「サテンブラック」の8色です。

クリップはイプシロンの頭文字「Y」となっています。コロンとしたデザインで、色のバリエーションが多いのが特徴です。
パッと目を引く色合いのものや、ネイビーにピンクゴールドのように落ち着いた色合いのものもあり、女性の方に好まれます。
ノック式なので、忙しい中でもすぐに利用できるのもおすすめポイント。高級なボールペンだと回転式が多いので珍しいですね。(G.Itoya 森山美智子さん)

【13】12,000円 ステッドラープレミアム リグヌム 

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木軸の滑らかな触り心地に、一瞬で惚れました。写真のプラムウッドはまだ明るい色味ですが、1年、2年と年季が入るたびに、色濃く美しく変化してくれます。「ペンも、自分も一緒に育つ」そんな様子を楽しむことができます。何か重大な決断を下した時に、相棒として持っていると安心するかもしれませんね。

カラーバリエーションは、今回紹介した「プラムウッド」と、淡い色合いの「メープルウッド」があります。木目の醸し出す重厚感、ぜひ触ってみてください。

ステッドラー社は鉛筆の老舗メーカーです。持ち手が金属なので、重心が下の方にくるので持ちやすいんです。ショートサイズなので収まりもよく、男性にも女性にもおすすめできます。
木軸は使っているとツヤが出てくるので、経年変化で色が変化する様子を楽しめます。(G.Itoya 森山美智子さん)

【14】15,000円 パーカー ボールペン ソネット

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1番で紹介したメーカー「パーカー」の高級ラインであるソネット。まるでホテルのコンシェルジュが使っていそうな、そんなカチッとした印象を受けます。シンプルな装いなので、どんな人にもおすすめできる1本です。就職祝い昇進祝いなどにも喜ばれます!

今回紹介したカラーは「ラックブラックGT」です。高価格帯のものをご紹介しましたが、軸の細さによっても価格を選べるので、ぜひ探してみてください。パーカー独特の色味やデザインのボールペンもあるので、「これだ!」という1本が見つかるかもしれません。

知名度が高く、パーカーの中でも昔から作っている定番商品です。1万円代とは見えない高級感がありますね。
矢羽のクリップが特徴で「新たな目標」とか「志を持っている人の道しるべ」という意味が込められています。
昔からずっと変わらないデザインです。(G.Itoya 森山美智子さん)

【15】15,000円 プラチナ万年筆 ミッドナイトオーシャン

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深海の色をしたボールペン。その深い青にゆらめく白がまた美しく、ずっと眺めていたくなる1本です。セルロイド製なのですが、セルロイドとは歴史上初めてつくられた合成樹脂の名称で、メガネの素材としても使われています。1本1本の装いがまるで違うので、選ぶ楽しみもあります。

プラチナ万年筆からは、同じくセルロイド商品で、価格を下げた10,000円のシリーズもあります。そちらは「キンギョ」「エメラルド」「ベッコウ」「イシガキ」「サクラ」の4色展開です。参考にしてみてください。

セルロイドで作られたボールペンです。昔はセルロイド素材はよく使われていましたが、最近はもっと加工しやすい樹脂があるので、高額なペンや限定のペンでしか使われなくなりました。ですので、1万円代でセルロイド製のものは珍しいと言えます。
どのペンも一点物で、見ていて飽きない色が特徴です。(G.Itoya 森山美智子さん)

【16】17,250円 カランダッシュ エクリドール シェブロン

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他のボールペンと比べ、細っこく、鉛筆のような六角形の形と、ペン全体の長さも128mmと短め。ただし侮ることなかれ、シルバーを使用した軸の重量感と「書く」実感を感じ取ることができます。カランダッシュはとても少ないパーツで出来ていて、だからこそ「ペン先がブレる」ことがないので書き心地がいいんです。また、特殊なインキを使っている為、書き始めにインクがかすれてしまうということもなく、ぬらっと、ゆったり文字を書くことができます。

今回紹介した「シェブロン」や、趣味に合わせて選べる「ヨットクラブ」「ゴルフ」、子供の健やかな成長を願う「麻の葉」柄なども複数あります。何かの記念として購入したり、ギフトにするのもいいですね。

鉛筆型のデザインで、非常に手にフィットしやすい形をしています。書き味もとてもよく、サラサラと紙の上を滑っていきます。
紹介しているシェブロンは、山形のデザインで「お祝い」を意味します。(G.Itoya 森山美智子さん)

【17】27,000円 ファーバーカステル ギロシェ ボールペン

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ギロシェ(波縞模様)と呼ばれる、ヨーロッパの伝統的な装飾技術が刻み込まれたデザイン。宝石の加工と同じように丁寧なつくりをされています。手に持ってみると、刻み込まれたデザインにより持ちやすくなっているんです。ファッショナブルなボールペンなので、季節に応じて持ち替えたくなりますね。

カラーバリエーションは、今回紹介した「ライトグレー」、ライトグレーを少し濃くした「アンスラサイト」、「ブラウン」の他に、カランダッシュでも紹介した「シェヴロン」、そして凹凸模様の「ロジウム」「ブラック」「インディゴ」「コニャック」「コーラル」があります。柄が3種類、色合いは9種類と、選ぶのが楽しくなりますね。

ファーバーカステルは鉛筆の老舗メーカーです。
色合いはグレーや茶色、ピンク系など、モダンな色合いが多く、19番目に紹介するヤード・オ・レッドと同じく昔ながらの頭が大きいデザインなので、クラシカルな雰囲気が好きな方にもおすすめです。
クリップにはバネが内蔵されており、押すとポケットに入れやすく、広がりにくいのもポイントです。(G.Itoya 森山美智子さん)

【50,000円〜】持っているだけで箔がつく。自信を得られる1本

【18】62,000円 デュポン ラインD デュオトーン

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煌びやかで、必ず注目を集めるボールペンですね。この1本を持つために、身なりを徹底的に整えたくなります。クラシックでありながら、洗練されたデザイン。美しいシルバーの光沢と、重厚感ただよう黒の配分は、見る度に虜になっていきます。比べられるボールペンはただ一つもない、一度見たら忘れられない1本です。

同じシリーズには、光沢のある「ブラック」や「グレー」、「シャイニーメタル」、ピンクゴールドが可愛らしいものもあります。

デュポンはフランスのメーカーで、ライターや男性用の就寝具で有名なメーカーです。
おしゃれな男性の方へのプレゼントにおすすめです。
書き味は、はっきりとした黒で、他の油性インキよりも滑りが良く、しっかりと書くことができます。
重みもあり、高級性とデザイン性の両方を兼ね備えたペンです。また、このシリーズはフランス大統領官邸の公式ボールペンでもあります。(G.Itoya 森山美智子さん)

【19】65,000円 ヤード・オ・レッド ヴィクトリアン

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一目見た瞬間、見事な曲線美をなぞるように視線を動かしてしまう。思わず指でさすってしまいたくなるその軸は、手彫りの精巧さに思わず動機が激しくなります。全てのデザインには純銀の基準(925/1000)に適合した証明である、ホールマークが入っています。まるで魔法の杖のように、手に取る人を選ぶ1本なのではないかと思います。

ヤード・オ・レッドには、鋭角な8角形の軸である「ディプロマット バーレイ」がシンプルでおすすめです。その他にも様々な手彫りの作品があるので、このブランドが気になった方はぜひ探してみてください。きっとあなたにぴったりの「魔法の1本」が見つかります。

イギリスのメーカーの商品です。癖のあるボールペンですが、好きな方は本当に好き……という1本です。
19世紀初期に流行したデザインで、先ほど紹介した、ファーバーカステルのギロシェと同じく、頭が出ています。作られた年代によって柄が1つ1つ違います。全て手彫りなんですよ。(G.Itoya 森山美智子さん)

【100,000円〜】感情を揺さぶる1本

【20】100,000円 ウォーターマン ボールペン エクセプション ナイト&プラチナST

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もっともベーシックな黒×シルバーという組み合わせながら、軸のデザインの目新しさから「モダンさ」を強く感じる1本。触り心地が本当に不思議で、四角いのに滑らかな曲線を描いている軸既存概念の打破という意味が込められているので、共感した人は是非この1本を探してみてください。しっかりとした書き心地で乾きを知らないインクフローが魅力的です。

カラーバリエーションは、紹介したボールペンの他に全身が煌びやかな18金の「プレシャスメタル ソリッドゴールド」、シルバーでペン先が黒くまとまりのある「プレシャスメタル スターリングシルバー」もあります。

軸が四角いデザインのペンはあまり見かけないですよね。持ってみると、丸みのある四角で、持つところは丸いので邪魔にはなりません。
純正のインクで油性、水性を選ぶことができます。
重厚感があるので、会社の上司の方への贈り物などにもおすすめです。(G.Itoya 森山美智子さん)

ボールペンを「きっかけ」にして、日々のチャンスを掴みとろう

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ボールペンの世界には、書き味などの機能美だけでなく、エレガントさや遊び心が込められているものがたくさんあります。その1本1本の価値を知り、用途に合わせて選べるといいですね。

時計やカメラなどの嗜好品と同じく、文房具も世界共通のブランドはたくさんあります。話題のひとつとしての高級ボールペンは、とてもいい働きをしてくれますよ。

身なりを整える時はボールペンにも意識して、遊び心や隙を演出する。そういったオトナな演出ができてこそ、チャンスが訪れるのかもしれません。
あなたも、自分の「一生モノの1本」を見つける旅に出てみませんか?

Career Supli
仕事には相棒となる様々な道具があります。そして、最高の仕事するためにはその相棒たちにもこだわりたいものです。今一度ご自分の相棒を選んでみてはいかがでしょうか?伊東屋さん、ご協力ありがとうございました!
[インタビュー・文] 渡辺 彩香 [編集] サムライト編集部