前編【ビジョン・コンサルティング】「求む、総合コンサルティングファームのコンサルタント、エンジニア、新規事業のサービス企画職」執行役員&採用担当者に仕事の魅力を聞いてきました。

ビジョン・コンサルティングは年間20%の急成長を続ける日本発の総合グローバルコンサルティングファーム。創業8年目の現在、日本とロサンゼルスにオフィスを構え、社員数は約500人、拡大する顧客ニーズを受けて今後は毎年200人ほどの採用を視野に入れています。
募集中のポジションは1)コンサルタント職、2)エンジニア職、3)新規事業部のサービス企画職。

コンサルティングファーム出身者でなくとも未経験からコンサルタント職に挑戦できる点は大きなチャンスと言えるでしょう。
全2回のうち今回は、執行役員の石井千春さん、コンサルティング&IT事業本部の林健太郎さん、採用責任者の大澤由佳さんにインタビュー。各ポジションの仕事内容や、求められるスキル、同社が急成長する理由について伺いました。

超大型案件に上流から参画できる、総合コンサルティングファーム

ーーまずは、御社の業務内容を教えていただけますか?

大澤:コンサルティング事業と新規事業の2軸です。「イノベーションで世界をより良く」という経営理念を実現するべく、困っている企業様に対して経営やIT戦略のコンサルティング。と同時に、社会全体に影響を与え課題解決できる新規事業・サービスを立ち上げて、運営しています。

ーークライアントはどのような業界が多いですか? 入社後のイメージが湧きやすいよう、具体的な案件例を教えてください。

大澤:金融業、製造業、官公庁、通信業が中心でそれぞれ2割程度になります。それ以外はエンタメや医療、ニッチな業界なども担当しています。全体的に東証1部上場の大手企業が多いです。

林:私からはコンサルタント職の仕事例をお話しします。たとえば過去には通信業のクライアント様へDXソリューションの戦略策定のご支援をしたり、官公庁のプロジェクトにおいて多種多様なステークホルダーをおまとめし、ゴールへのロードマップを描いたり。いずれも弊社の総合的なコンサルタントスキルを原動力に、超大手案件の上流からご提案しています。

石井:私は入社後しばらくコンサルタント職として働き、政府が推進する未来社会像「ソサエティー5.0」の具現化に向けた街づくりプロジェクトに参画しました。全体のフレームワークや、戦略策定、実証実験、未来分析、競合分析、視察などを展開。短期的には既存ビルの付加価値の向上、中長期的にはテナントニーズに合ったスマートビルの開発を目指し、成果をあげました。

ーーかなりのビッグプロジェクトですね!

石井:はい。すべての案件でゼロからイチを創る必要があり、お客様も手探りの状態でしたので、ご提案内容の根拠をロジカルにご説明せねばならない点に苦労しました。正直これほど大きなプロジェクトを任されるとは驚きで、プレッシャーを感じたものの、今となっては弊社では日常的な仕事であると認識しています。

未経験からコンサルタントに挑戦できる! 募集中のポジションのやりがいは?

ーー今回募集するのはコンサルタント、エンジニア、新規事業のサービス企画の3職種。それぞれの仕事内容とやりがいを教えてください。

大澤:コンサルタント職は、戦略またはITコンサルとしてプロジェクトに参加します。お客様からの直接的なフィードバックや感謝がモチベーションにつながる仕事です。さまざまな業界の案件があるなかで、弊社はコンサルティングファームによくありがちな「業界ごとの縦割り担当制」をとっていません。業界を横断してコンサルタントが担当したいプロジェクトに参画できる仕組みなので、ご自身が望むキャリア設計をしやすい点も醍醐味です。

ーーエンジニア職はいかがでしょう?

大澤:コンサルティング部に所属するエンジニアのポジションですから、クライアントが抱える課題を技術の側面から解決していく仕事です。こちらもお客様から直接いただくフィードバックと感謝がやりがいです。

ーー新規事業のサービス企画職は?

大澤:売上を見込める新規事業の種を企画し、どんどん黒字化していくポジションです。自ら考えた企画が実際にサービスとなって世界に広まっていくのを見られるのは、とてもエキサイティングでやりがいの大きな仕事です。
いずれのポジションも、弊社の社長・役員の直属ですが、一方的に指示されることはなく、一緒にすり合わせながら具現化できるのが魅力的です。

急成長の理由は、徹底した「従業員ファースト」

ーー創業8年目と若い会社でありながら、毎年右肩上がりで成長している要因は何だと思われますか?

石井:「従業員の満足度」を最重要視した会社づくりをしている点、つまり「従業員ファースト」に尽きるでしょう。半年に一度、社員全員に「満足度アンケート」をとり、そのなかから不満の声BEST3を抽出して上から順に解決しています。
私が入社した3年前は離職率が50〜60%でした。しかし私から経営陣にさまざまな改善策を提言し実行した結果、2021年の3月には離職率8%に。社員満足度は90%まで向上しました。
「従業員の満足度」が上がると「仕事への意欲」がアップし、「お客様への質の高い価値提供」につながる。この健全なサイクルが循環すると、「ビジョン・コンサルティングの人、優秀ですね。どんどん紹介してくださいよ」と頼まれ、人が足りなくなります。まさに弊社はそんな状況でして、うれしい悲鳴をあげています(笑)。

ーー「従業員の満足度を上げる」ため、具体的にはどんな対策を?

石井:人事部による社員の稼働時間の管理と、ワーク・ライフ・バランスの充実を徹底しています。毎週月曜日に全社員分の残業を可視化し、もし残業時間が大幅に増えそうな社員がいれば理由を分析。残業を抑制する指導に加え、営業メンバーと情報を連携し、顧客に増員提案をするなど調整します。
長時間残業が常態化しているコンサルティングファームは珍しくありません。しかし弊社は月の平均残業時間を20時間以内にキープ。平均40時間ほど、70、80時間の残業も珍しくないこの業界にあって、稀有な存在と言えるでしょう。

ーー理想的な労働環境ですね。日本の企業すべてが御社のようならいいのに!

石井:そうですね。クライアント様にも徹底した法令遵守を求めており、この点がもっともビジョン・コンサルティングらしい方針だと自負しています。「納期間近だし、度重なる残業も仕方ない……」と諦めるのは“業界あるある”ですが、弊社は法定労働時間にまつわる36協定や特別条項の違反を平気で強要するような企業様とは、最悪、関係を切ってもいいという強い覚悟をもって臨んでいます。「従業員ファースト」の徹底が「顧客ファースト」につながると信じているからです。
また、マルチタスクよりシングルタスクのほうが40%ほど生産性が高いという数字に着目し、営業、採用、コンサルタントをきっちりと分業化。コンサルタントならコンサルタント業務のみに集中できる環境を整えています。

大澤:「コンサルタントに売上目標を持たせない」のも弊社の戦略のひとつです。売上達成のためお客様への提案ボリュームをムダに膨らまそうという発想を回避でき、課題解決に向けた本質的な提案をすることができます。

ーーコロナ禍以降はリモートワークを実施していますか?

大澤:約8割の社員が一部リモート、もしくはフルリモートワークで働いています。コロナ禍以降、お客様もリモートワークを求める傾向があり、しっかりご要望に沿いたい考えです。今後、社内研修もずっとリモートの予定。そのほか、終業時刻が遅くなった場合はメンバーに一言伝えるだけで翌朝午前11時出社に時差出勤できるなど、自由度の高い働き方がパフォーマンスを最大化してくれています。


大澤:まさに、こちらの石井は弊社に入って初めてコンサルタント職に就き、熱意と能力が認められ入社二年目で執行役員となりました。

石井:はい、前職では大手企業のSEとして12年間働いてきた私がよい例でして、ズバリ未経験でもコンサルタントとして活躍できます! 当時の目標は会社で1番になること。ついに目標を達成し、次は世界一を目指すぞと「2036年に世界No.1のコンサルティングファームになる」の目標を掲げるビジョン・コンサルティングに転職しました。いろんな企業を探しましたが、世界一を志す会社はめずらしかったです。

ーーコンサルタント業界は、まずITコンサルから経験を積んで戦略コンサルへとステップアップするイメージがありますね。

石井:そうですね。しかしそんな予想に反し、ビジョン・コンサルティングは「初日から初心者でもコンサルタントにチャレンジできる。環境なら用意できますよ」と言ってくれました。結果的に、さきほどお話した街づくりのプロジェクトで成果をあげることができました。もっと成長したい、大きな世界に挑戦したいという熱意を、しっかりと受け止めてくれる会社です。

林:正直、未経験からのキャリアチェンジに不安を感じる方も結構いらっしゃると思います。そのためにも弊社は、1年前から「“1on1”(1対1)のカウンセラー制度」を仕組み化し、中途・新入社員1名に対し役員1名がついて教育・指導にあたっています。
もちろん充実した社内研修も。私も講師を務めており、たとえばコンサルタントとして大切なマインドセットや、基礎スキルのドキュメンテーション(資料作成能力)を実際の案件例を踏まえて毎月講義し、メンバーと練習を重ねています。

石井:未経験でも必ず相談できる相手がいますので、いちはやく成長できる環境がそろっていると思いますよ。

インタビューは後編に続く!

上記写真(右から2番目):石井千春 | 執行役員
上記写真(左):大澤由佳 | 採用責任者
上記写真(左から2番目):林健太郎 | コンサルティング&IT事業本部
上記写真(右):村松裕介 | 弊社担当コンサルタント(LHH Executive)

 コンサルタント

村松 裕介

コンサルタント(LHH Executive)

昨今、デジタル化が進む中、企業において会社経営とITは切り離せない関係になっておりIT人材の重要性は益々高まっています。IT人材不足が深刻な問題となっている中で年間20%超えの急成長をしているビジョン・コンサルティング。その背景には徹底した従業員満足度を重視した会社づくりをされているのを今回の取材を通して感じました。

入社後のキャリア構築も特徴的で業界ごとの縦割り制度がないため、業界を横断したプロジェクト経験を積めることやITコンサルティングから業務コンサルタント、戦略コンサルタントとご自身が望むキャリアの設計が可能です。弊社経由で入社されたコンサルタント未経験者も1on1のカウンセラー制度や充実した社内研修により入社後多くの方がご活躍されています。弊社では入社までの支援だけでなく、入社後も近況の確認など小まめにフォローをさせて頂くことでビジョン・コンサルティングからも高い評価を頂いています。

[文]村松裕介/城京子 [編集]サムライト編集部