転職して「成功する人」と「後悔する人」の違いはココだ!

その転職、ちょっと待った!

「ずっと1つの企業に勤め続ける」という考え方が少しずつすたれ始め、「転職」を人生の中で経験する人も増えています。しかしそれと同時に「こんなことなら転職しないほうがよかった……」と、後悔する人が増えているのも事実です。ここでは考え方から転職先の選び方、自己アピールの仕方まで、6つのポイントに分けて転職で「成功する人」と「後悔する人」の違いを紹介。転職する前に読んでおくことをおすすめします。

転職への考え方が違う!

「せっかく転職するんだし、やっぱり年収アップは必須」「今の世の中安定が大事。職場も安定が大事」「次の会社が決まったら3年は絶対辞めないようにしよう」これらは全部「後悔する人」の考え方です。

日本では「転職組は本当に使えるかどうか、しばらくはわからない」と考えている企業がほとんど。そのような状況で年収アップを条件に転職活動をしても、よほど実績がない限りうまくはいきません。

また求人を出している企業で、かつ将来性のある企業はベンチャー企業や、そうでなくともベンチャー的精神の持ち主を求めている場合が多いため、「安定のための転職」を考えている人は欲しがらない傾向があります。

あるいは「合わない」とはっきり感じている企業で3年勤めても、下手をすればうつ病などにかかってしまい、その後のキャリアに悪影響を及ぼすこともあるでしょう。

成功する人は転職に関して、常に柔軟な思考を持っています。そのため目先の年収や安定、企業ブランドなどに固執せず、自分が将来どんなキャリアを描きたいのかを大局的に見ているのです。

転職への心構えが違う!

Getting ready...
転職で後悔する人は「自分本位」な傾向があります。株式会社インテリジェンスの人材紹介事業の立ち上げに携わった高野秀雄氏は、転職で後悔する人には面接の時間に遅れたり、あるいは早く来すぎて訪問先の担当者の都合を考えない人が多いと言います。

面接で「志望理由=その企業に入りたい理由」ではなく、「退職理由=今の会社を辞めたい理由」だけを話す人も、「自分本位」な人のパターンです。企業側の人間がどのようなことに興味があるのか、どのような人材が欲しいのかをあらかじめリサーチし、こちらもしっかりと判断材料になる情報を提供する。それが相手目線で行う転職活動であり、「成功する人」のパターンです。

この場合の「判断材料」は面接本番の受け答えや実績だけではなく、面接前のスケジュール管理や服装なども含まれます。自分自身の仕事や時間の管理は当然ですが、先方の状況なども踏まえた転職活動を心がけましょう。

転職までのプロセスが違う!

高野氏によれば転職活動を実際に始めてから内定に至るまでの期間は「3ヶ月」が最大なのだとか。それ以上になると内定が決まる可能性はかなり低くなり、転職エージェントなどでも顧客が特別希望しなければサービスを打ち切る場合も多いのだそうです。

しかし転職で後悔をする人は、この3ヶ月で決められなくても「じっくり時間をかけて決めよう」と考えてしまいます。また内定を決めてから、勤めている会社を退職するまでにかける時間も成功する人ほど短く、後悔する人ほど長い傾向にあります。しっかり準備をして、転職活動をする時にも、いざ内定が決まった時にもスピーディに動けるようにすることが、転職成功への条件です。

正社員にこだわったり、「自分に向いている仕事」ではなく「自分のやりたい仕事」にこだわってしまい、無職期間を延ばしてしまうのも転職後悔組の特徴。これも事前にしっかり情報収集をしていれば「契約社員として就職しても先がある職場なのか」が判断できますし、自分がどんな仕事に需要のある人材なのかも把握できるはずです。

転職の準備の仕方が違う!

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では具体的にどのような情報収集をすればいいのでしょうか。「転職サイトに載ってる情報だけでいいんじゃないの?」と思った人は、「後悔する人」の典型です。

企業サイトで公開されているIR情報(財務状況・事業戦略などがわかる)を読み込んだり、企業が展開している消費者向けサービスを実際に利用するのは基本中の基本。IR情報は「ざっと見るだけ」、企業のサービスは「存在だけは知っている」のが後悔する人のパターンです。

成功する人の場合、これらの基本情報に加えて人脈を活用して、実際にその企業の社員や業界の人間とコンタクトを取って生の声を集めたり、他己分析(他人に自分を分析してもらうこと)を積極的に取り入れるなど、より多角的な情報収集を行います。そうすることで企業をより客観的に分析できるため、転職後のギャップも最小限に抑えられるのです。

また転職活動では情報の「収集」だけでなく、「発信」も大きな差になる場合があります。人事担当者は必ず採用希望者のSNSをチェックしています。ネガティブな発言や誹謗中傷などをSNSで発信するのは最悪の事態を招きかねません。利用方法にはくれぐれも注意しましょう。

転職先の選び方が違う!

転職先の選び方で明暗を分けるのは、「情報の量」と「情報の使い方」です。

現在日本には数多くの転職サイトがあります。求人数で言えば「リクナビ」などがメジャーですが、他にも「マイナビ転職」や「アデコ」などもあります。独特のシステムを採用している「Wantedly」や、ユニークな求人の多い「日本仕事百貨」なども挙げられます。

求人サイトにはそれぞれ特色があるので、1つのサイトだけではどうしても自分に合った企業を見逃してしまう危険があります。このリスクを軽減するには複数の求人サイトに登録し、「情報の量」を増やす必要があるのです。

また転職についてインターネットで検索をかけると、口コミサイトも数多くヒットするはずです。「転職会議」や「VOKERS」などが有名どころで、もちろん有益な情報もたくさん掲載されています。しかしそこに載せられている情報があくまで「個人の主観に基づく情報」だということは忘れてはいけません。客観的な情報と主観的な情報を精査し、それぞれの「情報の性質」を理解した上で活用するようにしましょう。

自分の見せ方が違う!

「転職への心構え」のところでも触れましたが、「後悔する人」には「自分本位」な傾向があります。これは「自分の見せ方」でも同じです。

自分が面接官だった場合を想像しましょう。面接にやってきた採用希望者が、背中を丸めて覇気のない表情と声で面接室に入ってきたら、どう考えるでしょうか?自分が前職の実績について聞いているにもかかわらず、延々と営業先での苦労話をする人を採用するでしょうか?答えは否のはずです。

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「見た目が9割」というわけではありません。しかし背筋がピンと伸びて、ハキハキと挨拶や自己アピールをする人の方が印象が良いのは事実です。実績について聞かれているなら、苦労話よりも数字など結果面を伝えてから、簡単なエピソードを話す程度が良いでしょう。

「面接官はどんな人材が欲しいのか?」「面接官は自分の何を見たいのか?」主語を自分ではなく企業側に置くことで、「成功する人」の自分の見せ方ができるようになります。

あなたは「成功する人」?それとも「後悔する人」?

転職に成功する人の絶対条件は「転職に必要なスキル・実績があること」です。これがなければいくらここで紹介した6つのポイントを押さえていても、転職では「後悔する人」になってしまいます。しかしいくらスキルや実績を持っていても、6つのポイントをおざなりにしていては、「後悔する人」に仲間入りです。

・考え方
・心構え
・プロセス
・準備
・転職先の選び方
・自分の見せ方

転職活動の折に触れてこれらをおさらいすることで、自分が「後悔する人」のパターンに陥っていないか、チェックするようにしましょう。

参考文献『転職して「成功する人」と「後悔する人」の習慣
Career Supli
「相手の好きな分野でアドバイスを求める」は聞かれた人も嬉しくなるので素晴らしい方法ですね。さっそく実践したいです。
[文・編集] サムライト編集部