ビックデータと共に注目を集める、データサイエンティストという職種があり求人が増えています。Indeed.com調べでは、データサイエンティストの平均年収は$123,000(日本円にすると1473万円 ※2015/3/25時点)という数字も出ており、話題を集めています。
いまからデータサイエンティストを目指すのも良いのですが、すでに世間で流行っていると認識されているものより、次に世の中に求められそうなカテゴリーに思い切って賭けた方が、より大きなチャンスを掴める可能性があります。
そこで今回は、いま取り組めば年収1000万円超えが狙えそうな、新たなカテゴリーの仕事を7つ紹介します。
Contents
いま取り組めば年収1000万円超えのカテゴリー その1
ドローンエンジニア

ドローン技術は、Amazon、Googleなどの大手企業がこぞって出資している注目のカテゴリーです。単純にいってしまうとラジコンみたいなものなのですが、遠隔操作やプログラミングでのコントロールも可能になってきています。
ドローン技術はさまざまな分野での活用が期待されていますが、そのうちの1つがジャーナリズムやエンターテイメントでの使用です。すでに2014年紅白のPerfumeのライブでドローンを使った演出が行われています。
日本でこのドローンに詳しく積極的に情報発信しているのは、高城剛さんなのですが、この急増するドローンカメラマン業界で追いついていないのが、テクニカルエンジニアです。どれくらいチャンスか、高城さんが発行する有料メルマガで下記のように語っています。
まず、2015年3月6日発行のメルマガではこう語っています。
現在、中判カメラと大型動画カメラを用い、ドローン・エンジニアリングがわかって個人で飛ばせる人は、日本で僕のほか数人しかいません。もしかしたら、僕以外皆無かもしれません。
世界でも50人もいないと思いますので、完全な売り手市場の上に寡占状態なんです。僕はいわゆる請負をしていませんので、あまりに多い依頼にたいしてどこか紹介したいいのですが、その先は見当たらず、身近な会社に増員をお願いしようと思っているほどです。これは、海外でも同じ状況です。 高城剛「Future Report」Vol.194
そして、2016年11月18日発行のメルマガでは以下のように語っています。
ドローンを使ったカメラマン全体の市場は、3年前に比べて10000%以上あります。それは、一部の人たちの特権だった空撮が、テクノロジーによって民主化されたからに他なりません。この急増するドローンカメラマン業界で追いついていないのが、テクニカルエンジニアです。特に撮影に特化した日本のテクニカルエンジニアは数えるほどしかいなくて、ほぼ独占状態なんです。
そこで、どこかに講習費を支払う予算を、テクニカルエンジニアにコンサルティングという形でお願いして、多くを学ぶといいでしょう。特に市販していない部品を3Dプリンターで作るノウハウは、競合より一歩も二歩も先んじられます。また、需要を見る限り、中型機以上のドローンは、まだまだ市場が伸びるでしょう。いまだに人手不足ですから。 高城剛【Future Report】Vol.283/Part2
今後、法規制なども出てくるので、この先どうなっていくか、まったく読めない市場ですが、面白いことは間違いありません!まだ今からなら、ギリギリ間に合いそうです。
いま取り組めば年収1000万円超えのカテゴリー その2
専門的ツアーコンダクター

ニューツーリズムという言葉を聞いたことがありますでしょうか。従来の観光に「体験する」、「学習する」、「交流する」という要素をプラスした概念のことです。
近年では、グリーンツーリズム、エコツーリズム、ヘルスツーリズム、ワインツーリズムなど、より専門的なツーリズムが求められるようになってきました。
今後観光業は世界的に最重要産業の1つになるので、複数言語を話せて、文化やその背景まで説明できる専門的な知識を持ったツアーコンダクターは、世界中から求められます。レジャー産業や観光の分野は、イギリスで研究が盛んなので、興味がある人は本場で勉強することをおススメします。
その際にポイントになるのが、何か特定のジャンルの専門家になることです。死ぬほどサブカルに詳しいとか、浮世絵の専門的な知識があるなど、その人がいるからこそ提供できる付加価値を与えることができるツアコンは、高い単価設定が可能になります。世界のVIPが何を求めているのか知る必要がありますね。
いま取り組めば年収1000万円超えのカテゴリー その3
医療プランナー

富裕層向けに最新の医療や病院の紹介、海外の長期滞在型施設のコーディネイトを行なうような医療の総合プランナーの仕事は非常に可能性がありそうです。
例えば、スイスでは富裕層向けの各種の長期滞在型医療施設が、数多く存在しています。がん治療、アルツハイマー病治療、さらに、世界最高峰のアンチエイジングクリニックまであります。
そういった施設の情報を提供しつつ、顧客の要望に合わせて西洋医学と東洋医学、もしくは代替医療など、最適な選択肢を紹介するプランナーは非常に重宝されるのではないでしょうか。いま話題の医療大麻は数千種類もの品種があり、それぞれ症状によって処方する大麻が変わってくるようなのでそのあたりの情報に精通した人は重宝されるかもしれません。
もちろん専門的な知識があることが前提で、薬事法や医療法を順守しつつできるモデルを検討する必要はありますが、健康へのニーズは極めて高いのでチャレンジする価値はあるかもしれません。
いま取り組めば年収1000万円超えのカテゴリー その4
スーパーフードを使った飲食店経営

スーパーフードとは、栄養価が高いだけでなく、特定の有効成分の含有量がものすごく高いモノ、ごく少量で栄養・健康成分を効率的にとれるものを指します。
代表的なものとしては、ヘンプシード、スピルリナ、クコの実などがあります。人気モデルのミランダ・カーや歌手のマドンナといったセレブたちがこぞって愛用しているということでも話題になっています。
日本でも一部のオーガニック系のお店で提供されていますが、一般的な飲食店ではまだ使用されていません。オーガニック系によせすぎず、スーパーフードを使った居酒屋や、ラーメン屋さんなどに取り組み、ちゃんとプロモーションを行えば確実に話題になると思います。海外展開も狙えるビックビジネスになる可能性があります。日本で成功させて、アジアに進出するのもありですね。
いま取り組めば年収1000万円超えのカテゴリー その5
海外出店飲食コーディネーター

いま世界的に日本食ブームで、日本食レストランをひらくことを狙っている世界の富裕層が多くいるという話を耳にします。
銀座の鉄板焼き屋でシェフをしている友人は実際に、今の給料の倍の賃金を支払うから、アラブ首長国連邦のアブダビで店を出さないかと誘いを受けたそうです。なぜ行かなかったのか聞いたところ、契約や生活など不安な面が多くて、決断できなかったと言います。
海外の事情を把握しながら、海外でお店を出したい人と、そこで働きたいシェフが安心して取り組めるようなコーディネイトができれば、良いビジネスになりそうです。
筆者の知人は昨年クラウドファンディングでお金を集めて、スペインで小籠包屋さんを始めました。最初は苦戦していましたが、地元の新聞などでも紹介されて、今では行列のできる人気店になっています。お金を持っていて海外出店をしたがっているオーナーさんは多いので、チャンスはたくさんありそうです。
いま取り組めば年収1000万円超えのカテゴリー その6
アーユルヴェーダ
アーユルヴェーダは、WHO(世界保健機関)も認める世界最古の医療です。世界各地で現代医学を補完・代替する医療として利用されています。
日本ではエステを中心に額にオイルを垂らすものがありますが、本来は国家ライセンスを保持した医師が施術を受ける前に診断をして行なうものです。
日本ではまだ、本格的なアーユルヴェーダが普及していませんが、これは日本の法律の問題です。アーユルヴェーダの治療の中に、日本では医師免許がなければできない行為が含まれているからです。現在日本にいながらスリランカに短期留学して、学べる教育機関も少しずつでてきているようですが、まだあまり整っていません。
ヨーロッパを中心にブームになっており、今後ますますアーユルヴェーダの人気が高まるのは、間違いありません。日本からもスリランカのアーユルヴェーダ施設に定期的に行き、デトックスをする富裕層が増えており、アーユルヴェーダに関する専門知識は非常に貴重です。
思い切ってアーユルヴェーダが最も盛んなスリランカに行き、学べる先を見つけることができれば、きっと大きなチャンスが広がるはずです。
いま取り組めば年収1000万円超えのカテゴリー その7
コミュニティー通貨プランナー

日本を代表するマーケッターの神田昌典さんは、「これからはコミュニティーが重要な時代になり自主通貨が多数出回るようになる」と、著書「挑戦する会社」(フォレスト出版)で語っています。
そしてすでに、神田さんは実験的に自社通貨の発行をはじめていると言います。企業や自治体が通貨を発行することにより、会社や商品のサービスの認知度があがり、新しい顧客が集まってくるというのです。
これはいま盛んに行われている地方創生とも関連する話です。例えば、地域通貨で支払いをしなければ行くことができない場所を設定して、その地域通貨をゲットするには、その地元の宿泊施設に1週間以上滞在しなければいけないとか、限定食材でつくったおみやげは地域通貨でしか購入できないといった、他との差別化や、限定によるプレミアム感の演出など、地域通貨を活用したアイデアが広がります。
そういった通貨の立ちあげや運営をサポートする仕事は、今後増えていくでしょう。ホリエモンも独自通貨の発行には非常に注目していて、すでにホリエモンカードという暗号通貨をつくって販売しています。
1000枚作って、200枚売り出して、1枚6000円くらいで販売したそうです。そうしたら一時期、7万円くらいまで高騰したといいます。何で値上がりしたかはホリエモンもわからないそうですが、今後何か面白いことが起こるのではという期待値から上がったのではと分析しています。株と同じように期待値で値段があがるんです。面白いですね。
最後に
チャレンジしてみたいカテゴリーはありましたでしょうか。こうして見るとチャンスがあるのは、法律がまだ未整備であったり、学び方が体系化されてないなど、未確定要素の多いものほとんどですね。
それをリスクと見るか、チャンスと見るかはあなた次第です。これを信じて失敗しても一切責任は取れません。あくまでも自己責任で判断して、面白いと思えばチャレンジしてみてください。
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