「給料日なのに1円も入ってない!?」転職失敗者の10の体験談

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キャリアアップのための転職のはずが…

一人で転職活動をしていると、細かな労働条件の定義や、人事制度の有無について確認するのを忘れてしまいがちになります。「隣の芝生は青い」とはよく言いますが、思い切ってその中に入ってみたら底なし沼だった…。なんてことも転職では起こりうることです。

※ブラック企業の見極め方については、以前こちらの記事でもご紹介しました。
『ググればわかる!伸びているベンチャー企業とブラック企業を見極める14つのポイント』

今回は、そんな転職で失敗してしまった方々から収集した10の体験談をまとめてお届けしていきます。みなさんも「転ばぬ先の杖」として参考にしてみてくださいね。

1. 裁量労働制の定義を知らず…

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裁量労働制とは、労働時間と成果・業績が必ずしも連動しない職種において適用される労働形態のこと。主にクリエイティブ業界や、人事制度の整っていないスタートアップなどで採用されていることが多いです。

裁量労働制で働く3900人を対象とした労働政策研究・研修機構の出退勤時間調査によると、「一律の出退勤時刻がある」と回答した人が44%、「決められた時間内にいれば出退勤時刻は自由」は14%、「出勤するかしないかは自由」は2%という結果になったそうです。

「弊社は裁量労働制なので、仕事さえしっかりこなしてもらえれば何時に出社していただいても構いません。」という謳い文句に釣られ入社してみると、平日のみではとても処理しきれないような大量のタスクを課せられ、休日も止む無く稼働しているというケースもあるようなので、注意して確認したほうがよいでしょう。

2. 幹部候補生募集!の甘い罠

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求人広告の「幹部候補生募集!」というキャッチコピー。昇進やキャリアアップを狙う方なら、転職先を選ぶ際にひとつの基準となるものですよね。

しかし、とある企業の幹部候補生は仕事を「自分の時間で取り組むこと」とされており、残業代が一切つけられなかったという話もあります。

「君は出世を約束されて入社してるのだから、これはその投資だよ。」と上司に言われるがまま毎日サービス残業をすることになり、睡眠時間はみるみる削られていったそうです。

3. 会社は監獄、上司は看守

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部下の仕事状況を管理するのも上司の務めですが、あまりにも度を過ぎた管理は部下との関係を歪める結果を招きます。

とある企業に勤めるAさんは、入社して1カ月が経過したころ小さなミスをして、上司のBさんに呼び出され仕事の指導を受けました。その企業においてBさんの権力はとても強く、Aさんはどんな理不尽なことを言われても「はい、そうですね…。」としか返せなかったそうです。

その日から、AさんはBさんの命令に逆らえなくなり、周囲からも「まるで看守と囚人みたいだ」と揶揄され、社内で誰ともコミュニケーションできなくなったといいます。

4. ストックオプションのデメリット

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ストックオプションとは、会社が従業員や取締役に対して、会社の株式を予め定めた価額(権利行使価額)で将来取得する権利を付与するインセンティブ制度のこと。こちらはIPOを目指すスタートアップやベンチャー企業によく見られる仕組みです。

この制度のメリットは、会社に対する貢献が正当に自己の利益に反映される点や、自己資金で直接株式を保有するよりもリスクが少ない点にあります。

逆にデメリットとして、自社の業績や成長性以外の要因による株価変動が、将来の報酬に影響を与えるリスクがあります。また、契約時に付与されたとしても、辞職した際にそのまま保有し続けることはできないので、短期間での転職を考えているかたは、ストックオプションを目当てにするのは避けたほうがいいかもしれません。

5. 産休・育休が取れない!

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妊娠した女性に対する嫌がらせを指す「マタハラ(マタニティーハラスメント)」。日本労働組合総連合会の調査によると、回答者の26.3%もの女性がマタハラを経験したことがあるとのこと。

とある企業に勤める女性は、上司に「もし戻ってきても君の仕事ないから。」と言われたことがあるといいます。社会的に産休・育休を取ることへのハードルは低くなっているようですが、企業によっては未だ解決への糸口を見出せずにいるところもあるようです。

ご自身のライフプランの設計にも大きく関わる問題ですので、転職の際にはこのあたりの人事制度や産休・育休の取得率についてもしっかりと確認することが不可欠と言えるでしょう。

6. 入りやすくて、辞めにくい

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面接数が少なく、スムーズに入社できてしまう敷居の低い企業ほど見極め方が重要となります。

とある企業の営業職に就いた男性は、入社してから特に研修というものもなく、いきなりマニュアルだけを渡され、朝から晩までテレアポを声が枯れるまでさせられている言います。

面接の時に言っていた”やりがいのある仕事”と違うのでは?と上司に抗議すると、「じゃあ辞めてもいいよ、損害賠償を請求させてもらうけど。」と言われたそうです。

もちろん損害賠償訴訟を起こされたとしても、損害発生を認められる可能性は極めて低く、ただの脅しでしかありません。こういったブラック企業に引っかからないよう、人材定着率を数年分確認するなどして、事前にしっかりと見極めましょう。

7. 給料日が毎月違う

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ほとんどの企業では毎月決まった日にちにお給料が振り込まれるかと思いますが、管理体制の甘い企業では、毎月数日前後して口座に振り込まれることがあるそうです。

もしもこのような企業に転職してしまったら、「今日クレジットの引き落としなのに!」と焦らないよう、しっかりと担当者に念を押しておきましょう。

8. タイムカードを押してからが残業

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退勤する際に押すタイムカードですが、ある企業では定時になったら一斉にタイムカードを押すのが暗黙のルールとなっていて、それから残業する社員には残業手当が支払われないとのこと…。

近年では「残業代ゼロ」を掲げている企業を少なからず見かけるようになりましたが、業種によっては、定められた時間内で仕事を完了させるのは難しいものです。

働いた時間を無駄にしたくないという方は、残業代の有無についての確認をお忘れなく!

9. 千尋女子が多い

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千尋女子とは、「ここで働きたいんです!」と職場に突然現れて、いつの間にか消えている女性社員のこと。つまり、最初やる気満々で入社したものの、早い段階で「自分の居場所はここじゃない」と気づき、あっという間に退職してしまうのです。

こういった企業と人材のミスマッチはどちらに非があると定めるのは難しいものですが、自分が管理職の立場だとしたら、気苦労が絶えない存在となることでしょう。

10. 社長が千尋

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立ち上げ期にのみ参画し、気づいたらオフィスに姿を現さなくなるという社長もいるようです。優秀なNo.2がいる企業では珍しくないケースですが、残された方は少し寂しくなってしまいますね。

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今回は転職の失敗エピソードを10個お届けしました。無駄のないキャリアアップを実現するためにも、事前の確認をしっかりと行いましょう。もし自分一人では心配だという方は、プロの転職エージェントにアドバイスを貰ってみてはいかがでしょうか?
[文・編集] サムライト編集部

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