「30代で年収3,000万円以上を実現した人は何をしているのか」

何をして年収3000万円に上り詰めたのか?

30代で年収3000万円。なんとも夢のある話ですが、実際のところこの金額の収入を得ている人は労働力人口のたった0.3%程度です。

それを30代のうちに成し遂げるというのですから、さぞかし才能があってとても凡人には真似できない生活をしているのだろうと思ってしまいます。さて、彼らは一体何をして年収3000万円に上り詰めたのでしょうか。

30代で年収3000万円超には3つのパターンがある

30代で年収3000万円を実現した人には、大きく3つのパターンがあります。それは企業の経営幹部になる、副業をする、ストックオプションを得るの3つです。

「経営者」か「専門家(プロフェッショナル)」で、いわゆるサラリーマンである場合は、非常に少ないようです。まずはどのルートで勝負するのかを決める必要があります。ソフトバンクの孫さんも「登りたい山を決めることで、人生の半分が決まる」と言っています。

テレビはあまり見ない

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年収3000万円を実現した人たちのうち8割以上は1日1時間未満しかテレビを観ません。5割以上は1時間も見ないと言われます。なぜでしょうか。単刀直入に言えば「無駄だから」です。

もちろんテレビ番組にも有益な情報はたくさんあります。しかしその情報量は本や新聞、ネット媒体などで得られる情報量に比べると圧倒的に「薄い」のです。

なぜかといえばテレビでは面白く見せるために、あるいはわかりやすく見せるために、徹底的に噛み砕いて解説をします。これはテレビの発信する情報がその情報を受け取る個別の人間ではなく、あくまでも一般大衆に向けて編集されたものだからです。

しかもこれはきちんと有益な情報を扱った番組であることが前提です。内容のない娯楽番組にはそもそも年収を高めたいと思っている人が見るべき情報は皆無に等しい。年収3000万円の人たちは、ただその「無駄」をやらないだけなのです。

本からのインプット量が多い

A man reading book with hot tea cup in another hand

では彼らが何から情報を得るのかといえば、やはり「本」です。普通の人が1年間で読む書籍の数よりも、30代で年収3000万円を実現した人が1カ月で読む書籍の数のほうが多く毎月平均9.88冊の本を読んでいるのです。

ビジネスパーソンにおける読書の重要性を説いている人では、ライフネット生命の代表取締役会長兼CEOを務める出口治明氏が有名ですが、これは30代のビジネスパーソンにとっても同じことです。

本は情報としてある程度検閲を受けてから市場に出ます。そのため玉石混淆ではあるものの、うまく本を選ぶことができれば、テレビの何十倍・何百倍もの有益な情報を身につけられるのです。

一般的なサラリーマンが飲み会に行ったり、ゴルフに行ったりしている間に、彼らは粛々と読書をしているわけです。時間をかけるのはそこではない、と言わんばかりに。

人からのインプット量が多い

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また読書をあまりしない人も中にはいます。そのようなタイプの人たちは極端に人からインプットする情報量が多いのが特徴です。

注目を浴びるスタートアップ企業「株式会社じげん」の代表取締役であり、総資産は約240億円(2013年時点)にも上ると言われる平尾丈氏(33)は大学在学中に1万人の大人に会いに行ったと言います。その中にはソフトバンクの孫正義氏もいたのだとか。

ここまで見てきたように、年収3000万円を実現したビジネスパーソンというのはとかく「時間」の使い方にシビアです。無駄に寝るくらいなら、無駄にテレビを見流すくらいなら、全てを自分の成長の糧にしようとします。

ひとつひとつを実行するのは難しくありません。少し早く起きたり、本をたくさん読むくらいでいいのです。しかし問題はそれをきちんと続けるモチベーションを維持できるかどうか。彼らと一般的なサラリーマンの間にある大きな差は「動機」なのです。

なにしろ、本気で働く

そのような動機があるため、彼らは「1分1秒たりとも無駄な生き方はしたくない」と常に思っています。なのでとにかく「本気で働く」のが成功する人の特徴です。

このような書き方をすると「じゃあ自分は本気で働いていないっていうのか!」と怒りたくなる気持ちもわかります。しかし成功者と一般のサラリーマンの「本気」には大きなレベルの差があります。

前述の平尾氏はリクルート時代、「周りの人間のハードルより10倍高い目標を掲げる」ことを自分に課していたそうです。結果、新人にもかかわらず全社スタッフ4000人中の中でトップの評価を得たのだと言います。つまり圧倒的に見ているラインが違うというわけです。

まとめ

3000万円の収入を実現するような人たちと今の自分の仕事の仕方とどれくらいの差があったでしょうか?「長く働く」「無駄のない時間を送る」などは比較的真似のしやすい部分かもしれません。しかし大事なのは前述したように「動機」、そして「仕事の水準」です。

もちろん完全に真似をしなくてもいいのです。まずはいつもより少し仕事のレベルを引き上げてみることから、あるいは「レベルの高い仕事ってなんだろう」と考えてみることから始めてみましょう。

さらに詳しく知りたい人は竹内正浩さんの『30代で年収3000万円を実現した300人に聞いた!稼げる人稼げない人』をチェックしてみてください。

[文・編集] サムライト編集部