男もツライよ!男が「自分の人生」を生きるための4つの心得

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「男はこうあるべき」に苦しんでいませんか?

女性の社会進出が進み、内実はともかく政府も女性の管理職登用促進に乗り出している昨今。そんな中で相も変わらぬ「男らしさ」を求められるうえに、「育児」「介護」など従来は女性が中心だったトピックにも男性の関与が求められるようになっています。

男性たちは叫びたい、「男もツラいんだよ!」と。ここではそんな辛さを抱えた男性たちの声を届けるとともに、周囲の声に振り回されずに「自分の人生」を生きるための4つの心得を提案します。

「男らしさ」に振り回されるな

「男らしさ」とは何か、と聞かれてどう答えるでしょうか。2009年に保険適用がはじまったホルモン補充療法やTVCMをよく目にするようになったメンズエステなど、「若々しさ」を男らしさと考える人も多いようです。

『男はつらいらしい』などの著者・奥田祥子氏の取材によれば、「男としての自信」を取り戻そうとホルモン注射やメンズエステに通い詰めた結果、浮気をして家庭が崩壊してしまった男性もいるのだとか。

「馬鹿な男だよ」と笑うのは簡単です。しかし「常に男らしくありたい」という固定観念のようなものが自分の中にあるのは、男性なら誰もが認めるところではないでしょうか。しかしこれが人生が自分のものでなくなる原因の1つです。

「デート代を全て自分が負担する」「父親として威厳のある態度を保つ」など男らしさにはいろいろな形がありますが、これらにこだわっている時に失われるのは「自分らしさ」です。

男らしさと自分らしさを混同してはいけません。男らしさを守るために自分らしさが犠牲になっているのだとすれば、それは少なくとも「自分の人生」ではないのです。

世間からのレッテルを自分に貼らない

Father is entertaining his two young sons with a smart phone.

現在、これらの家庭内の仕事に対する男性の関与を求める声や、男性自身がそれに関わらなくてはいけないという意識は年々上昇しています。

2011年の象印マホービンの調査によれば「仕事が忙しくとも、男性も、家事・育児に参加すべきと思いますか」という質問に対し、アンケート対象者の男性のうち85%が「仕事にかかわらず協力すべき」と回答しているのです。

しかし奥田祥子氏『男性漂流』によれば、「イクメン(子育てをする男性)」ブームに駆られるように「育児をしなければいけない」という強迫観念を育てた結果、妻や子供との関係を壊してしまった男性もいます。親の介護に追われるあまり、自身の結婚を諦める男性も少なくありません。

「育児・介護をして当たり前」というこれまで女性が一手に引き受けていた社会の視線と、「男は働いていて当たり前」という従来からの視線が重なり、「自分の人生」を見失っているのです。

このような苦しみを抱える男性が気付くべきは「イクメン」や「ケアメン(介護をする男性)」という言葉に「自分らしさ」を引きずられている、という事実。

世間にレッテルを貼られても、当の本人が気にしなければ問題はありません。最悪なのは自らがそのレッテルを自分に貼り付けることなのです。

「家族の呪縛」から逃れる方法

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世間が「男」に求めているものの1つが、「家族へのコントロール力」です。『男性漂流』の中に、専業主夫になって育児をエスカレートさせた挙句に子供を虐待してしまった男性が取り上げられています。

彼は子供が言うことを聞かないのは、父親として劣っているからだと「周囲から」思われると考えたから、自分の権威を守るために殴ってしまったのだと語っています。

「○○さんのお家、お母さんを施設に入れたんだってね」という噂話を耳にしたことのある人も少なくないはずです。これは「親の面倒も自分で見れない男」という視線が存在することを物語っています。しかし育児や介護が自分自身の重荷になっているのなら、それは「呪縛」以外の何物でもありません。一刻も早く逃れるべきです。

最も早く、効果的な方法は「他人を頼ること」。「それができれば苦労しない」と思うかもしれませんが、そう思わせているのも「世間体」「プライド」です。世間体もプライドも、自分自身を苦しめることはあっても幸せにはしてくれません。

家族の呪縛に囚われて「自分の人生」を食いつぶす前に、世間体やプライドを捨てて他人を頼る。これが3つ目の心得です。

「仕事」にこだわらない

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「男は働いていて当たり前」という意識は、時に苦しい仕事を虚しく続けるだけの人生を男性に背負わせます。職場の人間関係からうつ病を発症し、一旦は退職しても「男は働いていなければならない」と無理に再就職し、症状を悪化させる男性もいます。

あるいは「この仕事を辞めるわけにはいかない」と無理に勤務を続ける人も少なくありません。

しかしこれもまた男性が自ら首を絞めているのです。25歳から39歳までの社会人に転職経験について聞いたアンケートによると、実に52.5%が「転職をしたことがある」という回答をしています。

今は転職エージェントや転職サイトも充実しており、働き方も多様化している時代です。1つの仕事に固執して、「自分の人生」を浪費している場合ではありません。

※転職エージェントの活用方法についてはこちらの記事でさらに詳しく紹介しています。
『転職エージェントって意味ありますか?アデコの現役コンサルタントに直撃インタビュー』

「仕事」にこだわって視野を狭めず、いろいろな選択肢に目を向けるようにしましょう。

「男の辛さ」は女にはわからないのか?

「男の辛さ」に苦しめられている人は「女には男の辛さがわからないんだ!」と思いがち。確かに女性にわからない部分もあるかもしれません。しかしそれが全てではありません。

「男のプライド」が女性に対して自分の気持ちを正直に語らせないせいで、単に「辛さが伝わっていない」だけの場合も多いからです。もしパートナーがいるのであれば自分の辛さを打ち明けることから始めてみてはいかがでしょうか。

参考文献『男性漂流 男たちは何におびえているのか』
Career Supli
変なプライドを捨てて等身大で生きることが一番ではないでしょうかね。
[文・編集] サムライト編集部

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