【転職内定者に学ぶ】面接を通過するために絶対注意すべき5つのNGワード

「絶対に負けられない面接」で言ってはいけないこと

「以前から憧れていた企業への転職、これを逃したらまた数年チャンスは巡ってこないかもしれない…。」そんな緊張した状態で面接に臨んで、ついつい言う必要のないことまで口走って失敗してしまった経験がある方もいるかもしれません。

転職の面接では志望動機のほかに、これまでの自分のキャリア、その仕事で工夫したこと、将来の目標などについて質問されます。これらの質問に対しては事実を論理的に説明できれば問題ないでしょう。しかし、内定を勝ち取るためにはもうひとつ注意しなければならないことがあります。

今回は、転職活動で大手IT企業の内定をもらった方の意見を参考に「面接で言ってはいけない5つのNGワード」をお届けしていきます。ぜひ面接対策としてご覧ください。

NGワード1. 前職の悪口

shutterstock_277371893

まず第一に注意すべきなのは「自分が働いてきた職場の悪口」。これは自分のこれまでのキャリアを説明するときに言いがちになってしまうNGワードですね。

前職を退社した原因が職場環境や人間関係にあったとしても、「コミュニケーション能力不足」と受け取られてしまうことがあるので、面接で触れるのは避けましょう。

もしも前職の退社理由について質問された際は、あくまでも「自己成長、キャリアアップのため」といった前向きな回答を心がけ、円満退社できた(もしくはこれから予定している)旨を面接官に伝えましょう。

NGワード2. 精神的に辛かったこと

shutterstock_139740235

転職面接では「これまでの仕事で一番辛かったこと」について質問されるケースが多くあります。この際に気をつけたいのが、メンタル面での苦労を語りすぎてしまうことです。

例えば、「仕事が原因で不眠症になったことがある」や「残業が多く不満があった」など精神的に辛かったことを話してしまうと、「次の仕事でも同じような状態になるのでは?」と面接官に思われてしまう可能性があるのです。

ですので、面接で辛かったことを質問された際にはメンタル面での負荷について話すことは避け、「肉体的に辛かったけれど、達成感のあった経験(またはその成果)」について話すと良いでしょう。

NGワード3. 企業理念にフィットしない回答

Young male manager addressing workers in open plan office

次に気をつけたいのが、企業の掲げる理念や募集要項に書かれている人材像とフィットしない印象を与えるような回答です。

例えば、ベンチャー企業では「行動力」や「チャレンジ精神」といったマインドが多くの場合求められますが、これらと逆の「現状維持」や「安定志向」といった一面を見せてしまうと、面接通過の可能性が下がってしまうことがあります。

※以前こちらの記事で「ITベンチャー企業の採用基準」の実例についてお届けしました。

『【ITベンチャーの人事に聴く】スマートフォン最大規模の顧客接点で新たな価値を生み出す Supership株式会社の採用方針』

こういった企業理念との相性についての質問は、採用後のミスマッチを未然に防止するために行うものなので無理に自分の考えを曲げる必要はありませんが、どうしても入社したい企業であれば、どういったマインドセットが求められているのかを面接前にきちんと下調べしてから臨むことをおすすめします。

NGワード4. 誤った専門知識

shutterstock_242082148

4つ目のNGワードは、専門知識を必要以上にひけらかすこと。特に業界用語を交えるときは、一夜漬けで覚えたような言葉を口走らないようにしたほうが無難です。

専門知識での会話は一見すると知見あふれる印象を与えるような感じがしますが、それが実学を伴わないものであれば、話を深堀されたときにすぐさまメッキが剥がれて、マイナス印象に転じてしまうことがあるのです。

そのようなリスクを背負うよりも、これまでの実績や自分の考えを誰にでもわかるように具体化して説明できるようにしておくことが、面接をスムーズに通過するための一助となるはずです。

NGワード5. 履歴書・職務経歴書と異なるキャリア

shutterstock_226509889

最後のNGワードは、提出書類と異なるキャリアを語ること。これは履歴書や職務経歴書を作成する際にも注意したいことですが、事実と異なるキャリアやスキルを記載することは、最悪の場合内定取り消しや、以後の応募資格を失うことにつながる可能性があります。

面接時の交渉を有利に進めるために、これまでの実績やポジションなどを偽り、事実よりも大げさな話をしてしまいたくなることがあるかもしれませんが、もしもそれが嘘だと知れたときには、手痛いしっぺ返しが待っているのです。

面接で自分を大きく見せたいときは、過去の事実を曲げるのではなく、将来のビジョンや、それを実現させるための具体的なプロセスを示すことで、論理的思考力や事業への情熱をアピールすることができます。転職を真に成功させるための一番の近道は、まず「自分に自信を持つこと」なのかもしれません。

Career Supli
今回は転職面接時のNGワードを5つご紹介しました。面接ではつい余計なことまで言いたくなってしまうかもしれないので、この5つだけは最低限心に止めておくことをおすすめします。
[文・編集] サムライト編集部