転職面接で使える、90秒で好かれる方法

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転職面接は短期決戦!

転職の面接では「自分の能力を時間をかけてじっくりと理解してもらう」などと悠長なことを言っている暇はありません。面接室に入り、そこから出るまでの短い時間で自分が希望先企業にとって「欲しい人材」であることをアピールする必要があるのです。

この短期決戦を制するためには、とにかくできるだけ早く面接官に好かれることが重要。一度好意を持ってもらえればある程度ミスをしても目をつぶってくれるからです。ここではそんな理想的な面接にするために、転職面接で使えるたった90秒で相手に好かれる方法を紹介します。

非言語コミュニケーションで好かれる

●非言語コミュニケーションのABC

「相手に好かれたい!」という場合に重要なのは、言葉よりも「非言語」の部分です。非言語コミュニケーションのABC、すなわちAttitude(態度)・Body Language(身振り)・Congruence(自己一致)の3つの重要性を理解し、実践することで、面接官に「言葉にはできないけれど、この人は好ましい人物な気がする」と思ってもらうことができます。

●好かれるAttitude(態度)

非言語コミュニケーションのAをマスターするためには「好印象を与える態度」と「反感を買う態度」を頭で理解する必要があります。

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こちらが代表的な「好印象を与える態度」と「反感を買う態度」です。このようなタイプの態度があることを理解したら、次はこれを自分で選び取るステップに進みます。態度を選ぶ際の基準は「自分にぴったり合っているか?」です。

自分の中に自信と呼べるものがないにもかかわらず「自信にあふれた態度」を選んでもうさんくさくなるだけ。1つ1つその態度を取った時の状況を思い浮かべ、それが自分にとってしっくりくるかを確かめていきましょう。もちろん転職で自分がアピールしたい性質と合致する態度があればそれを選んでも構いません。

●好かれるBody Language(ボディランゲージ)

好かれるボディランゲージは「オープンボディランゲージ」と呼ばれ、反感を買うボディランゲージは「クローズドボディランゲージ」と呼ばれます。オープンボディランゲージは相手に対しての信頼や安心感を表すボディランゲージです。

例えば腕を組まない、リラックスした姿勢をとる、相手に心臓を向けて話す、アイコンタクトをとる、笑顔でいる、背筋を伸ばす、肩の力を抜くなどがこれに当たります。対してクローズドボディランゲージは相手を拒絶するボディランゲージです。

両腕を組んだり、一方の手でもう一方の肘を抱えて話す、目をそらす、こぶしを握るなどがこれに当たります。ボディランゲージに関しても態度と同じように自分が相手にどんな印象を与えたいのかによって、自主的に選択することが重要です。

●好かれるCongruence(自己一致)

Congruence(自己一致)はあまり聞き慣れない単語かもしれませんが、自分の態度やボディランゲージを同調させることで相手に「自分と似た人だ」と思ってもらう非言語コミュニケーションです。

人は自分と似た人には無意識に好意を抱いてしまうもの。それを利用するのです。例えば「面接官がネクタイを触ったら、同じタイミングで自分もネクタイを触る」「面接官が右手でお茶を飲んだら、自分は左手でお茶を飲む」などがテクニカルな自己一致です。

前者のように相手の動作の一部を意図的に反復するテクニックを「マッチング」、後者のように映し鏡のように真似るテクニックを「ミラーリング」と言います。ただしこれはあまり大げさにやりすぎないこと。気づかれると反感を買う危険があります。

また相手の声のトーンに自分のトーンを合わせるのも有効な自己一致です。相手が声のトーンを上げて楽しげに話すのに合わせてこちらも声のトーンを上げると、相手は「自分と同じ気持ちなんだ」と安心感を抱き、より心を開いてくれます。

相手のコミュニケーションスタイルに合わせて好かれる

Cheerful business team congratulating a candidate on getting a job.

●「コミュニケーションスタイル」とは?

次に身につけたいのは相手のコミュニケーションスタイルに合わせて好かれる技術です。私たちはコミュニケーションをとるとき、視覚・聴覚・触覚のうちいずれか1つを無意識のうちに優先的に使っています。

どれを優先するかは人によって違いますが、基本的にはその人の感覚の中で最も優れているものが優先されることが多いようです。視覚優位型・聴覚優位型・触覚優位型の特徴は次の通り。

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この一覧をもとに自分のコミュニケーションスタイルを理解するとともに、友人などでコミュニケーションスタイルを区分けする習慣をつけておきましょう。瞬時に相手のコミュニケーションスタイルを見分けられるようになれば、あとは面接で相手のスタイルに合わせたコミュニケーションを取るだけで、良い印象を与えることができます。

●相手のコミュニケーションスタイルの見極め方

より素早くコミュニケーションスタイルを見極めるには相手の目の動きに注意するのが効果的です。一覧にもある通り視覚タイプはやや上、聴覚タイプはやや横、触覚タイプはやや下を向く傾向があります。

この特徴は特に思考を組み立てたり、相手の質問に対してどんな返事をしようかと考えている時、あるいは何かを思い出そうとする時に顕著になります。面接が始まってからは主にこちらが質問をされる側になってしまうので、可能であれば面接が始まる前の挨拶の段階で何か質問を投げかけ、相手のコミュニケーションスタイルを把握しておくようにしましょう。

「ポジティブな言葉」だけを使って好かれる

相手に好かれるためには「ポジティブな言葉」だけを使う必要があります。堅実なプロジェクトマネジメントスキルをアピールするために「失敗の可能性をできるだけ高められるようあらかじめ対策を講じました」と言うよりも、「成功を確実にするためにあらかじめ対策を講じました」の方がより相手に好ましい印象を与えることができるのです。

あるいは「立派な経歴をお持ちですね」と面接官から言われた時に「たいしたことはありません」というよりは「お褒めいただき光栄です」という方がよりポジティブな印象を与えられます。こうした言葉のチョイスは意識してどうにかできるものでもありません。日頃からポジティブな言葉だけを使うよう心がけましょう。

「好かれる技術」は絶え間ない訓練で身につく

日頃から意識する必要があるのはポジティブな言葉だけではありません。ここで挙げた全ての「好かれる技術」には日常的な訓練が必要です。意図的に態度やボディランゲージを選択したり、身振り手振りやコミュニケーションスタイルを相手に合わせることが習慣化できて初めて、「90秒で相手に好かれる技術」は洗練されていきます。まずは次に会う人から、これらの技術を使ってみてはいかがでしょうか?

参考文献『90秒で好かれる技術』
Career Supli
こういったテクニックを知っているのと知らないのとでは大きな差があります。ぜひ参考にしてください。
[文・編集]サムライト編集部

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