高城剛、坂口恭平、21世紀は個人の時代!新しい働き方を創る注目の10人

個人で生きていきたければ仕事の創り方を学ぼう

毎日毎日同じような仕事ばかり。日々の生活に閉塞感を感じている人は少なくないのではないでしょうか。そんなに日常がつまらないなら新しい生き方をしてみませんか?

ここでは個人で新しい仕事の創り方にチャレンジしている注目の10名を紹介しています。あなたが憧れる理想の働き方が、ここにはあるかもしれません。

高城剛(たかしろつよし)

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画像出典:takashiro.com

映像作家であり、ライターであり、企業のブランディングなども手がけています。現在は「住所不定・職業不定」のノマドワーカーの典型とも言える生活をしており、世界中をかばん一つで旅しながら見たもの聞いたもの、そして考えたことについて情報発信をしています。日本という枠組みにとらわれずに世界に出ていろいろな価値観に直に触れ、「ワクワクすること」に貪欲に生きている人物の一人です。

昔はひとつのものを追究することが美徳とされてきました。でも、確変(確率変動)モードの世の中では、今日売れていたものが、明日突然売れなくなるリスクがあります。その点、仕事が二つ以上あれば、リスクも分散できます。二つ以上の仕事を持つことは、サバイバルのためにも必要なスタイルなんです。
出典:http://systemincome.com/tag/高城剛

オフィシャルサイト:http://takashiro.com/

【インタビュー記事】

21世紀はアジアではなくユーラシアの時代!高城剛独占インタビュー第1弾

http://www.mag2.com/p/news/13501

 

坂口恭平(さがぐちきょうへい)

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画像出典:Wikipedia

建築家であり、作家であり、絵描き、踊り手、歌い手。早稲田大学在学中に卒業論文で路上生活社の家を建築学的にちょうさしたレポートを発表し、それを元に写真集『0円ハウス』を出版、そこからフィールドワークを基盤とする著作を数多く出版しています。それらの著作は人間の幸せをお金の多寡、家の有無などで測りがちな社会に対して「果たして本当にそうか?」と問いかけています。

ずっと気持ちいいことして生きていたいなあと思ってた。やりたくないこと絶対にしないと思ってた。ずっとぶっ飛んだままで生きるにはどうするか。いやどうするかと考えるのではなくずっとぶっ飛んでいればいいんだ。ずっとぶっ飛ぶためには音楽をいつも耳の奥に突っ込んで、体を日々揺らす必要があった

出典:新政府ラジオ

オフィシャルサイト:http://www.0yenhouse.com/

【インタビュー記事】
自分のために生きることを止めたとき、躍動した暮らしが始まる。
http://www.mammo.tv/interview/archives/no281.html

坂口恭平さん(建築冒険家・作家)インタビュー「すでに革命は起きている」
http://www.huffingtonpost.jp/2013/08/05/kyoheisakaguchi_n_3693879.html

 

石川直樹(いしかわなおき)

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画像出典:http://www.straightree.com/profile/index.html

探検家、写真家。早稲田大学在学中に当時の世界最年少で七大陸最高峰登頂を達成し、その時の写真を写真家・森山大道に褒められたことがきっかけで写真家の道を志したといいます。登山や旅の経験から五感すべて、全身を使って生きるという感覚を大切にしているのだとか。人類学、民俗学などの領域にも関心を持っており、旅や「経験としての移動」をテーマに著作を発表しています。石川さんいわく「俺は坂口恭平の10年先を行っている」とのこと。身体性をともなった知性に注目です。

何かについて知ったつもりになると、人はもうそれに関心を持たなくなるものです。でも、新鮮な気持ちでありのままに見ることができれば、実際に手で触れたり、いろんな角度から眺めたりもできます。そのようにものごとを「見切らない」ことが、驚きや感動、新しい出会いにつながるのだと思います。
出典:名言DB

オフィシャルサイト:http://www.straightree.com/

【インタビュー記事】
冒険家 石川直樹さんインタビュー「The Void」
https://www.fujifilm.co.jp/photomore/interview/ishikawa_index.html

旅とは、摩耗することのない生命力に気づく道行き
http://www.mammo.tv/interview/archives/no300.html

森田真生(もりたまさお)

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画像出典:http://asoco.in.coocan.jp/

数学を専門とする独立研究者。数学と文化人類学を学際的に研究することで「数学と身体性」の関係についての考察も行っています。在野の学者としてこれらの研究を続ける傍で、「数学の演奏会」「大人のための数学講座」といったトークライブを全国で開催。得てして浮世離れしていると思われがちな数学を、日常の言葉に変換する試みをしています。

江戸時代には『塵劫記』(吉田光由著)という算術の本がベストセラーになりました。そこで日本中を旅しながら数学を教えて歩く「遊歴算家」という人たちが現れたんですが、私は現代の「遊歴算家」になりたいと思っています。もっとも現実には、「独立研究者」を名乗り「数学を演奏しています」と説明すると、相手に不審に思われて、アパートの部屋が借りられないことすらありますが。(笑)
出典:http://blogos.com/article/64253/

オフィシャルサイト:http://choreographlife.jp/

【インタビュー記事】
「CHOREOGRAPH LIFE ―未知に開かれた”いま”を生きる―」
http://www.suiohsha.jp/doks/event/interview01.html

プリセッション・ジャーナル 第1号 独立研究者 森田真生 Vol.7
ノイズを受け入れる知性のもたらす功罪
http://nonsavoir.com/pre01_01_07.html

津田大介(つだだいすけ)

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画像出典:http://tsuda.ru/

Twitterやメルマガといった媒体を通じて、社会問題に斬り込むジャーナリスト。田原総一郎や池上彰をジャーナリズムの師匠として仰ぎ、自身も「伝える」ことに重きを置いた情報発信を行っています。自身の経験と感覚で時事ニュースの解説や世の中の話題をアウトプットすることを仕事としているため、組織のしがらみからは非常に自由。津田さんが編集長を務める政治メディア「ポリタス」は、ネットで選挙情報を確認する人たちにとって重要なメディアになりつつあります。今後の展開に注目しましょう。

昔は周囲と呼吸が合わない人は孤立するしかありませんでした。でもネット時代は、「このコミュニティではダメだけれど、あっちはよさそうだ」とマッチングができる。能力がなくてあぶれる人はどうするのかという話があるけれど、ネット時代ならそういう人も自分が輝ける場所や呼吸の合う場所を見つけやすい。
出典:http://systemincome.com/tag/津田大介

オフィシャルサイト:http://tsuda.ru/

【インタビュー記事】
メディアアクティビスト・ 津田大介×メディア(前編)
http://allabout.co.jp/human/special/s1/120327/

湯山玲子(ゆやまれいこ)

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画像出典:http://jkhd.uh-oh.jp/

「ポスト恋愛時代宣言!」など数多くの書籍を出版する著述家であり、広告ディレクター。映画や音楽、ファッションなどについての発言も多くありますが、最も多いのは「女の生き方」についてです。「一人の愛する男と一生添い遂げるのが女の幸せ」というほとんど常識とも言える恋愛感にNOを突きつけ、自立した女性であることを説きます。

男ありきの女ではなく、自分ありきの女であることを体現している女性の一人です。最新の著書『男をこじらせる前に 男がリアルにツラい時代の処方箋』ではいまの時代にあった男の生き方について言及していて、非常に興味深い内容です。湯山さんの生き方には、フリーランスのクリエイターがどのようにサバイブしていくのか、そのヒントが詰まっています。

20代30代は競馬のダービーと同じです。最初は必ず可愛い子が先行馬として走り出し、得をするように出来ています。ただ、「ゴールはもっと先にある」んですよね。もし40代以降も仕事や恋愛で輝きたいと思った場合、先行馬の勢いだけじゃ乗り切れない。若さと見た目の勢いに甘んじて内面の充実を怠ると、脚力のある馬にあっさり抜かれますからね。
出典:http://woman.mynavi.jp/article/140704-77/

オフィシャルサイト:http://yuyamareiko.blogspot.jp/

【インタビュー記事】
“美魔女”はもう終わり! 湯山玲子さんに聞く「面白いオンナ」だけが人生のゴールを決められる理由
http://woman.mynavi.jp/article/140704-77/

植島啓司×湯山玲子対談 「“官能”と“快楽”の回路を開くために」
第1回 頭の中にたくさんの小部屋をつくる人生の極意
http://www.gentosha.jp/articles/-/1252

ちきりん

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画像出典:https://twitter.com/insidechikirin

人気ブロガーであり、エッセイスト。社会派ブログ「CHIKIRINの日記」をはじめ、数々のブログを運営しています。対談や旅行などを中心にブログやTwitterの炎上も構わずに社会問題について自身の意見を開陳し、人気を博しています。自分の言いたいことを言う、自分の楽しいと思うことだけをする、が生き方の指針。それを実現できるモデルを見事に構築しています。1日3時間ぐらい大好きな韓流ドラマを見るという、企業人からすれば考えられないライフスタイルを実現しています。

少なくとも「若者」は、どんどん自由になっている。若者の生き方の自由度をグラフにしたら、未だにイケイケドンドンの「右肩上がりグラフ」ができあがるはず。過去に戻るなんてひとつもイイことない。
出典:ちきりんtwitter

オフィシャルサイト:http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/

【インタビュー記事】
突撃! 隣のライフハックvol.15:ちきりんさんに聞くライフハック
http://www.lifehacker.jp/2011/12/111220tonarinovol15.html

信じられるものがなくなった時代に必要なこと ブロガー・ちきりん<インタビュー「3.11」第6回>
http://news.nicovideo.jp/watch/nw209775

はあちゅう

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画像出典:http://ha-chu.blog.jp/profile/

はあちゅうこと伊藤春香氏は作家・ブロガー。電通、トレンダーズを経て2014年9月に退職、フリーの活動を行っています。彼女は自身が経験した出来事や感情をそのまま表現できる今の仕事が自分のしたい生き方だったのだとか。

「おひとりさま結婚論」「自立恋愛論」など恋愛系のコラムに強く、「結婚しなくてはいけない」「独り身の女は寂しい」と言った世の中の固定概念に対して「そんなものは宗教の違いみたいなものだ」と真っ向からNOを突きつけています。はあちゅうさんの矢面に立つ覚悟はハンパじゃありません。

知らない他人を気にしている暇があるなら、大好きな誰かのために生きようという気持ちが今の私を支えてくれています。
出典:半径5メートルの野望

オフィシャルサイト:http://ha-chu.blog.jp/

【インタビュー記事】

はあちゅう〜オンナの「決断」メソッド〜【lampインタビュー】
http://lamp-web.jp/archives/461

イケダハヤト

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画像出典:http://www.ikedahayato.com/index.php/プロフィール

ITジャーナリストであり、ブロガーであり、ライターであり、SNSマーケティングコンサルタントでもあるという、既存の肩書きでは捉えきれないフリーランス。ブログ「まだ東京で消耗してるの?」を運営しながら、「ソーシャルグド」「プロボノ」をキーワードに、個人が自身のスキルを社会課題解決に使うことの重要性を説いています。最近では430万円のアウトランダーPHEVを購入するなどリッチになってきていて非常に面白いです。これからもどんどん煽って欲しいです。

常識って、何より自分を縛ってしまいますよね。20年以上安穏と生きてきたぼくは、未だに相当縛られている。文学的に表現すれば、自分を縛る常識という鎖を、せっせと解錠しているのが今です。
出典:http://jsm.livedoor.biz/archives/52070901.html

オフィシャルサイト:http://www.ikedahayato.com/

【インタビュー記事】
フリーランスは「魔法使い」
http://bb-relife.jp/interview/other/638

 

pha

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画像出典:Amazon

「日本一有名なニート」「ギークハウスの発案者」という肩書きを持つ自称ニート。一生懸命生きるべき、働いていることが立派、という既存の概念をことごとく無視し、「もっと逃げればいい」「人生なんて意味がないんだからもっと楽に生きればいい」とpha氏は言い続けます。

かと言って世の中を変えようというような意思表明をするのでもなく、「毎日寝て暮らしたい」といたってマイペース。毎日働くことに馴れすぎて、労働が手段から目的に変わってしまった人は、彼の価値観を知れば目からウロコが落ちるかも。

僕ももう32でおっさんなので年長者ぶって若い人に言いたいことがあるとすれば「無理をしない」「悪い場所からは早めに逃げろ」ってことかなあ。物事がうまくいかないのは自分の努力が足りないからじゃなくて、その場所が自分に合ってないからかもしれない、っていうのを検討してみてもいいかもしれない。
出典:http://matome.naver.jp/odai/2133711815781494101

オフィシャルサイト:http://pha.hateblo.jp/

【インタビュー記事】

ネオニートのつくりかた:phaさんインタビュー
http://youkoseki.tumblr.com/post/15207377998/pha

「圧縮新聞」「訃報ドットコム」始めて半年で数々のサービスを生み出す、自称“ニート”──phaさん
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0712/12/news004.html

入念な準備を

ご紹介した10名はいきなり活躍できたわけではありません。高城剛さんは新しいことに取り組む時は7年計画で動くと言っていますし、天才の坂口恭平さんでもフリーで生活できるようになるまでは10年ぐらいかかっています。その他の共通点としては、皆さん執筆スキルに優れていて、ネット上での発信力を持っています。

自分の持つ専門スキル ✕ ライティング能力 ✕ ネット上での発信力

こういったものを掛けあわせて、自分のビジネスをつくっている点は共通しています。自分のやりたいことの参考になる人をこの中から見つけて、最初の一歩を踏み出してください。

[文・編集] サムライト編集部