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マイナーだけど、意外と使える!これから価値が高まる
資格は持っていても、あまり意味がないと言われることもありますが、やっぱりないよりは持っていた方が安心ですよね。
そして、せっかく勉強するのですから、なるべく他の人と差別化できて、ビジネスにつながる資格がいい。そこで、今回はあまり知られていない、マイナーだけど、使い方しだいでコストパフォーマンスが高い!そんな資格をご紹介します。
ストレスフルな時代の救世主

森林セラピスト
森林セラピーとは、癒やし効果が科学的に検証された「森林浴効果」のことをさします。いままで森林浴の効能については客観的なデータがあまりなかったようなのですが、ここ数年で、人の生体反応からその効果を実証できるようになったようです。
森林セラピーは森林環境を利用して健康維持、増進、病気の予防などを行うことを目的としたものです。セラピストはその補助と助言を行なう役割です。森林セラピーは欧米諸国では一般的で、ドイツでは社会保険が適用される「クナイプ療法」という自然療法があり、その一環で森林セラピーが行われています。
森林セラピストは民間資格のため「NPO法人森林セラピーソサエティ」の通信教育を受講する必要があります。1級、2級と分かれており2級の学習期間は約5ヶ月~半年が目安となっています。国土の約3分の2が森林の日本では、フォレストツーリズムはおおきな可能性があります。まだ制度の整っていない今が参入のチャンスです。
参考サイト:http://www.fo-society.jp/
ヴィレッジヴァン◯ードに学べ

POP広告クリエイター技能審査試験
POP広告は、「目にしたことのない人はいない」と言っても過言でないくらい、街中にあふれる広告媒体です。店員が仕事の合間に作成するPOP広告は地味なイメージが強いですが、店の雰囲気作りや売上に大きく貢献するものです。
POP検定は、小売業やサービス業に従事する人がどれだけPOP広告作成能力を持っているのか客観的に判断します。そして、審査・認定することでその人達の地位や信用の向上を図り、小売業・サービス業の発展に繋がることを目的としています。いいPOPをつくれる人は、商品を売ることができる人で、売る力のある人が食いっぱぐれることはありません。
参考サイト:http://www.jcinet.or.jp/exam/pop/
オウンドメディアのブームに乗っかれ!
校正技能検定
校正技能検定は日本エディタースクールが主催するものです。校正は、書籍や雑誌の内容を正しく不備のないものに仕上げるための重要な仕事です。出版界だけではなく、文章作成・点検などの業務が発生する一般企業でも,活かすことのできる技能です。
ここ数年で企業の自社メディア(オウンドメディア)の立ち上げがあいつぎ、校正の仕事が一気に増えていますがWEB業界には対応できる人材がいません。そういったニーズのある企業にアプローチすれば、確実に仕事をゲットすることができます。WEBならではの表現や文脈を理解して、校正できれば引く手あまたです。
参考サイト:http://www.editor.co.jp/exam/
営業力は高度な能力の証
セールススキル検定
「営業力」とは一体どんな能力なのでしょうか。ある人は「抜群の行動力」、ある人は「顧客と仲良くなる力」、またある人は「論理的なプレゼンテーション力」が大切だと言います。しかし実際は、営業という仕事は多くの能力を複合的に使わなければならない高度な仕事です。
セールススキル検定は、ヒューマンスキルの評価基準、能力開発の指針として有用であるとされ、年々評価を高めている資格です。3〜1級があり、1級合格者には「コンサルティングセールスマスター」の認定が与えられます。
3級は営業を遂行するための必要基礎知識レベルですが、2級と3級ではそれぞれ3年、5年の実務経験が必要です。営業を敬遠する人も多いですが、営業のプロフェッショナルは他の職種でも評価される傾向にあります。どうせ営業に携わるならば資格を所得して、ヒューマンスキルをアピールしてみてはいかがでしょうか。
参考:http://www.sales-coach.org/
採用で重視される能力1位

コミュニケーション検定
いかなるビジネスシーンでも必要となるコミュニケーションスキル。日本経済団体連合会が毎年行なう調査の結果では、企業が採用選考にあたり最も重視している能力は9年連続で「コミュニケーション能力」でした。
しかし実際は、面接の短い時間の印象だけで「コミュニケーション能力」を判断されてしまうことも多いのではないでしょうか。そんな見えづらいスキルを、実践を含む検定方式で、客観的に測定するのがコミュニケーション検定です。合格者には上級・初級それぞれの認定証が与えられます。一発勝負の面接がどうしても苦手という人は、この資格を検討してもいいかもしれません。
参考:http://www.sikaku.gr.jp/c/nc/
Iターン、Uターンに最適
レクリエーション検定
レクリエーションは児童保育、学校教育、高齢者福祉、地域活動など多岐にわたる分野で活用できます。全国におよそ7万人いる資格取得者は「公認指導者」として子どもから高齢者までの幅広い対象に向けて、ライフステージに応じた支援を行っています。
レクリエーション検定は「レクリエーション・インストラクター」「レクリエーション・コーディネーター」「福祉レクリエーション・ワーカー」に区分して認定が行なわれます。
インストラクターの認定を受ければ、今日、人材不足が叫ばれる「子育て支援」や「幼児保育」、「高齢者福祉施設」での活躍が可能になります。
参考:http://www.recreation.or.jp/
番外編・大人の教養
松竹歌舞伎検定
松竹が実施する歌舞伎の検定です。歌舞伎の歴史や代表的な演目、演出などについての問題が出題され4級〜1級まであります。4級は初心者向け、3級は中級者、2級は上級者向けになっています。1級は歌舞伎博士クラスです。
じつはいまビジネスマンの間で歌舞伎が注目されはじめています。元マイクロソフト日本法人社長の成毛眞さんが『ビジネスマンへの歌舞伎案内』(NHK出版新書) という著書を出されており、歌舞伎見物はグローバル企業に勤めるものにとって必須科目だと述べています。海外から顧客がくるとたいてい「歌舞伎が見たい」と言われるそうです。
また、業務とは直接関係がなくても上場企業の役員クラスには、歌舞伎に関心の高い人が多くいるため、役員面接や会食の席などでも歌舞伎の知識は役立ちそうです。
参考:http://www.kabukibito.biz/shochiku/kabuki_kentei/test02/index.html
[文・編集] サムライト編集部